Buntin's Cozy Mystery Library

コージーミステリが楽しめて、気軽に立ち寄れる図書館のようなブログにしたいです♪

【深読みフルハウス】シーズン1 第18話「ふくれっ面のD.J.」

あらすじ

3姉妹のいとこスティーブが、タナ―家に滞在することに。

 

DJは、兄妹のように仲の良かったスティーブとの再会を楽しみに、いろいろと計画を立てます。

 

しかし、2年ぶりに現れたスティーブはすっかり青年に成長しており、ダニー、ジェシー、ジョーイとスポーツに興じることに夢中。

 

がっかりしたDJは、男っぽくなろうと頑張りますが。。。

 

 

使ってみようフルハウスEnglish!

Here we go.

ほんじゃいくぞ。 (ジェシー)

みんなでトランプを始めるときに、かっこつけて言ってみよう。

 

 

独断チョイス!名シーン!名ゼリフ!  

「前みたいに一緒に遊べると思ってたのにさ。前はこんなじゃなかった。」(DJ)

「どうして?僕は前と同じだよ。」(スティーブ)

〈中略〉

「でも大人になっちゃったから。」(DJ)

「そりゃあ今は差があるかもしれないよ。17歳と11歳じゃね。でも僕が100歳でそっちが94歳になれば、違いなんてほとんどないぜ。」(スティーブ)

 

公園でタッチフットボールをしている最中に、スティーブにルール違反のタックルをしてしまうDJ。

 

DJとの間に問題が生じていたことに気が付いたスティーブは、DJの部屋に話をしに来ます。

 

そこで久しぶりにゆっくりと話す2人。

 

お互いに本音を話し、無事に仲直りしました。

 

一気に成長したスティーブとの距離を感じ、寂しい気持ちになっていたDJですが、スティーブ自身は滞在を楽しんでいたので、DJの気持ちには気が付いていませんでした。

 

これはドラマなので、気持ちをぶつけることで解決できていましたが、実際にはなかなか難しいだろうなと感じるシーンです。

 

実際にこういう状態になったら、まあ普通に距離ができて、これまでとは違った関係性になるのでしょう。

 

ただ、スティーブが言うように、お互い年を重ねていけば、違いなんてほとんどなくなるもの

 

人と人の関係は時間が解決してくれることも、多々あると思います。

 

特に兄弟姉妹やいとこなどで、年が近い関係の場合は、成長に伴って関係性に変化が出る可能性は高いです。

 

でもあまりがっかりせずに、時を待つぐらいの気持ちでいて大丈夫。

 

自分や相手を責めたりしなくてもいいと、今は思います。

 

 

ココもポイント!プラスワン! 

 「どうして女じゃいけないの?あたしだってスティーブと遊びたいよ。今までずっと仲良かったんだよ。どうしてこうなっちゃうの?」(DJ)

「どうしてか教えようか。スティーブはこの2年でうんと大人になったんだ。もう立派な青年だ。DJ寂しい気持ちはよくわかるけど、それで彼を責めちゃ筋違いだよ。」(ダニー)

「よくわかった。あたしはミシェルとステファニー連れて、うちで鬼ごっこでもしてればいいんでしょ?」(DJ)

 

このシーンは何度見ても泣きます。

 

DJの声を担当している坂本千夏さんが上手すぎる。

 

この疎外感。拗ねてしまう感じ。わかるわ~。

 

わたしは中学生のころ、女子のグループに入り損ね、男子のグループに混ぜてもらっていたのですが、中学2年の後半くらいから、急に混ぜてもらえなくなりました。

 

当時はわからなかったのですが、まあ、邪魔だよね、女子。

 

そのころよくこの話をリピートしていた気がします。

 

ダニーは、お父さんが出て行ってしまったスティーブへの配慮もあり、なるべく男同士で過ごす時間を持つようにしていたわけですが、娘への配慮は残念ながらできていませんでした

 

DJとも、事前にきちんと相談しておいてほしかったですね。

 

いとこと過ごすのを特に楽しみにしていたことは、ダニーもわかっていたはずなので。

 

このシーンでダニーは、DJに理解するように求めますが、ちょっと突き放しすぎのようにも思えます。

 

変化にうまく追いつけないDJに、もう少し寄り添ってあげてほしかったところです。

 

事実だけ突きつけられても、疎外感を感じている状態では、なかなか納得できません。

 

寂しい気持ちをまず理解してあげる。

 

そして、どうするかは本人に任せる。

 

または、DJの気持ちをそれとなくスティーブに伝えてあげる。

 

などなど、変化を受け入れていく過程をサポートしてあげると、よかったのではないかと思います。

 

 

 この回に登場するスティーブを演じているのは、カーク・キャメロン。

 

愉快なシーバー家でもおなじみですね。

 

フルハウスを教育テレビで見ていた当時、確か水曜日は愉快なシーバー家を放送していました。

 

今思うと、当時の教育テレビの海外ドラマ枠はすごかったなー。

 

カークはDJ役のキャンディス・キャメロンの実のお兄ちゃん。

 

この事実を初めて知ったとき、「兄妹で演技し合うとかすごいな。」とプロフェッショナルを感じたものでした。

 

そんな豪華な兄妹共演にも注目してご覧ください♪

 

 

ぶんちん

 

【深読みフルハウス】シーズン1 第17話「パパのロマンス」

あらすじ

 

パメラを亡くしておよそ1年。

 

ダニーに気になる女性が現れます。

 

それはステフの所属するミツバチクラブの世話をしている、バツイチのシングルマザー、リンダ。

 

ジェシーやジョーイの後押しもあり、ついにデートにこぎつけるダニー。

 

しかし、DJとステフの気持ちは複雑で。。。。 

 

 

使ってみようフルハウスEnglish!

Any ideas?

何かある? (ダニー)

夕飯の献立が思いつかないとき、誰かにこう聞いてみよう。

 

 

独断チョイス!名シーン!名ゼリフ!  

 「ママとはいろんなことをよく話し合った。ある晩も、もし2人に万一のことがあった場合、どうするかを話し合った。(中略)結論は、どちらかが1人になってしまったとき、残った人生を共にする人を探すことだった。」(ダニー)

「じゃあ、パパがデートしたらママ喜んでくれるの?」(DJ)

「パパはそう思ってるよ。たとえデートしてもママはちゃんとわかってくれる。パパは変わらない。ママのことも忘れないって。」(ダニー) 

 

ママ以外の人とパパがデートするということに、戸惑うDJとステフ。

 

いろんな理由をつけてダニーを引き留めようとします。

 

引き留めることに成功しても、気持ちはモヤモヤしたまま。

 

思い切ってダニーに正直な疑問をぶつけることにしたのでした。

 

タナ―家の子供たちは、突然の事故でママと死別しているためか、ママの気持ちをうまく想像できず、苦しみます

 

今回は、パパから、ママの考えやママへの思いを聞くことで、両親の絆は切れないことを理解し、パパの変化を受け入れることができたのでした。

 

この回を見ると、夫婦の間できちんと話をしておくことは大事だと、強く感じます。

 

ダニーの確信に満ちた態度は、子供たちを安心させるのに大きな役割を果たしています。

 

万一のことって考えたくはないですが、家族となった以上、きちんと向き合っておくべきことなのだろうと思います。

 

 

ココもポイント!プラスワン! 

 「そう、僕は6つのときに両親が離婚したんだけど、ママがデートを始めた時はすんごく嫌だった。(中略)だけど、僕はそれでいいと思った。それでママが寂しくなくなったんだからね。」(ジョーイ)

「じゃ、パパも寂しいの?」(DJ)

「だと思うよ。」(ジョーイ)

 

この回を見ると、「親子」という関係以外の第三者の存在って重要だなと思いますね。

 

何か問題が起こった時に、「親子」だけでは乗り越えられないことって多々ありますよ。やっぱり。

 

関係が近すぎて真意がつかめないってことがよくあるんですよね。

 

タナ―家にジョーイとジェシーがいるというのは、本当に心強いです。

 

特にジョーイは血縁ではないということで、娘たちにとっては親代わりであると同時に、友達のような存在です。

 

だから少し冷静に話をすることができる。

 

ジョーイが子供のころに、似たような感情を抱いたことがあるという点も大きいですよね。

 

冷静になったところで、DJとステフは「パパの寂しさ」に初めて思い至ります

 

高圧的ではなく、ジョーイが一つの意見として示唆してくれたことで、素直にパパの気持ちを考えることができたのでした。

 

こうやって陰でサポートしてくれる存在があるというのは、いいですね。

  

ぶんちん

 

【深読みフルハウス】シーズン1 第16話「決めてやる!今夜」

あらすじ

ジョーイのステージを大物スカウトマンが見に来ることになり、家族で応援に出かけるタナ―家。

 

ジョーイもコメディアンとしてのチャンスと張り切ります。

 

しかし当日、思わぬ珍客の乱入でジョーイのチャンスがふいに。

 

人生を考え直そうと、コメディアン以外の進路を模索し始めるジョーイですが、少々無理があるようで。。。

 

 


Bananarama -- Venus Video HQ

DJとキミーのユニット「ブレスレット」の練習曲♪

 

 

使ってみようフルハウスEnglish!

Time's up.

時間だ。 (ジェシー、ジョーイ)

「また無駄遣いしたでしょ!」と責められたときに、こう言って逃げよう!

 

 

独断チョイス!名シーン!名ゼリフ!  

「お前には合ってるんだよ。ステージで人を楽しませるのがね。」(ダニー)

「そうなんだね。ただチャンスもないし、ギャラも少ないし、ちょっと焦ってたのかな。」(ジョーイ)

「じゃあなんかやれよ。俺だって仕事してるぜ。ゴキブリの顔なんか見てると、結構いい曲が浮かんだりするんだ。」(ジェシー) 

 

 コメディアンをやめると宣言し、無理矢理別の道へ進もうとしたジョーイ。

 

それがジョーイの本意ではないとわかっていたダニーとジェシーは、ジョーイにコメディアンとしての喜びを思い出させる作戦を実行します。

 

2人の尽力でジョーイはコメディアンとして生きていくことを、あらためて決意するのでした。

 

今回取り上げたシーンは、帰宅後の深夜、キッチンで男3人が語らうという、わたしの大好きなシチュエーション。

 

温かい飲み物を飲みながら3人で一日を振り返ったり、人生について語り合うシーンは、大人の時間という感じで、見ていてゆったりとした気分になります。

 

今回のテーマは「働き方」。

 

今関心が高まっているテーマですよね。

 

この時点での3人の仕事と家庭での役割をざっと整理すると。。。

 

・ダニー

夢をかなえ、テレビ局でスポーツキャスターとして働いている。生活費を稼ぎ、休日は家族サービスというThe父親という役割。

 

・ジェシー

音楽を仕事にすべくバンド活動中。お金は父親の経営する害虫駆除会社で働くことで稼いでいる。それ以外の時間は主夫業。

 

・ジョーイ 

コメディアンとして食べていけるよう奮闘中。それ以外の時間は主夫業。

 

この時は、おそらくジョーイが主夫業をやる割合が多くなっていた時期だったのではないでしょうか。

 

ジョーイはダニーと同級生なので、30歳。

 

年齢的に仕事面で焦りを感じていたと思われます。

 

焦っているときって、なんか急に方向転換したり、余計なことを始めちゃったりしがちなんですよね。。。。わかる~。。。

 

でも気持ちが変わったのではないのなら、ジェシーのように目標はそのままで、別のこともするというのがベストな気がします。

 

このシリーズは30年くらい前に作られたものですが、なんかジェシーやジョーイの働き方って、今の我々にも参考になりますね。

 

特に自宅で働くことって、インターネットが当たり前の現在では現実的に思えますが、当時からそういう選択肢が普通にあったんですねー。

 

お互いの生き方、働き方を応援しあっているパパ3人のいい関係も垣間見え、本当にいいシーンだと思います。

 

 

ココもポイント!プラスワン! 

 

この回からDJが、親友のキミーとともに「ブレスレット」という音楽ユニットを結成し、音楽活動を始めます

 

DJはボーカル兼ギターを担当しており、バンドマンのおじジェシーにコーチを頼みます。

 

しかしギターとは相性が悪かったのか、なかなか上達せず、特技のキーボードを華麗に操るキミーにバカにされてしまっています。

 

第1シーズンではギターのレッスンをしている様子が何度か出てきますが、のちのシーズンでDJはドラムに目覚めます。 

 

こちらのほうは人前で披露できるほどの腕前になっているので、相性がよかったようです。

 

楽器に苦手意識がある人も、実は相性のいい楽器があるかもしれないので、DJのようにいろいろやってみるといいかもしれないですね。

 

タナ―家の姉妹は、ジェシーの影響か、それぞれに音楽の演奏に興味を持つようになります。

 

だいぶ後のシーズンですが、ステフはギターを演奏するようになり、バンドも組みます。

 

ステフは続編のフラーハウスで、音楽関係の仕事に就いているので、音楽の分野で才能を発揮していったようです。

 

すごいな~。

 

ぶんちん

 

【深読みフルハウス】シーズン1 第15話「タナ―家 本日休業」

あらすじ

ステファニーが水ぼうそうにかかります。

 

ミシェル以外は水ぼうそうがうつる心配がないということで、みんなでステフを世話することに。

 

しかし翌日、なんとジェシーとジョーイも水ぼうそうになってしまいます。

 

この日ダニーは生中継の仕事が入っており、DJもパジャマパーティーの予定が。 

 

ミシェルの世話を頼む人を必死に探すダニーですが。。。。

 

 


Todd Rundgren - Hodja (Lyrics Below) (HQ)

冒頭でジェシーが仲間たちと披露した曲♪

 

 

使ってみようフルハウスEnglish!

I feel yucky.

なんかすごくだるい。 (ステフ)

ごみを捨てに行きたくないときに、だる~い感じで言ってみよう。

 

 

独断チョイス!名シーン!名ゼリフ!  

「パパのためにパーティーをあきらめてくれたんだ?ああDJ、ありがとう!ありがとう!ありがとう!ありがとう!」(ダニー)

「パーティーならまたあるから。パパ大事な人だもん。一回でいいから役に立ちたかったの。こういうのが家族の絆って言うんでしょ?」(DJ)

「今の言葉聞いた??大人になったんだね。」(ダニー)

 結局ベビーシッターが見つからず、夢だった試合中継の仕事をキャンセルするしかないと、途方に暮れるダニー。

 

と、そこに!パジャマパーティーに行ったはずのDJが帰宅します。

 

パパの窮地にベビーシッターを買って出てくれたDJのおかげで、事態は丸く収まったのでした。

 

このシーンは、「DJえらい!」というだけのシーンではありません。

 

DJに対するダニーの態度がすごくいいと思うのです。

 

ダニーは自分よりも家族を優先したDJに対して、ただの一度も「ごめん。」と言いません

 

これはすごく重要で、ダニーがここで謝ったら台無しなのです。

 

このときDJは、ダニーに頼まれたわけではなく、自分自身の判断で帰宅します。

 

自分は今こそ家族の力になるべきだと、自分で考えて決めているのです。

 

そこでダニーが謝って、申し訳なさそうに仕事へ行ったらどうでしょうか。

 

DJは貢献できたと素直に感じることができず、「自己犠牲」の印象が強くなってしまいます。

 

ダニーが素直に感謝して、自分の成長を喜んでくれる姿に、DJは自分の判断に自信を持ち、貢献感を感じることができたのです。

 

ジョーイやジェシーもDJの成長に感心していることを示し、その姿を妹であるステフが目にしている。

 

DJの成長がまた一歩家族を成長させる一助となりました。

 

 

ココもポイント!プラスワン! 

今回ダニーは最後まで、自分からDJに助けを求めません。

 

途中、DJに電話しようかと迷う場面もありますが、結局しませんでした。

 

これは日本人の感覚なのかもしれませんが、この場合普通に、「パパの仕事が優先でしょ!パーティーは遊びなんだからあきらめなさい !」という流れなってしまいそうな気がします。

 

でもたとえ相手が子供でも、キャンセル可能な予定であっても、子供にとって大切なイベントなのだからと、大事に考えている

 

そのことにとても感動しました。

 

子供を一人の人間として扱う、フルハウスの真髄が垣間見える一面だと思います。

 

 

今回はタナ―家の半分が病に倒れるという回でした。

 

病気で学校を休むのは、体は辛いのですが、いつもと違う一日に、少しワクワクした覚えがあります。

 

タナ―家だったらより楽しそう♪

 

自分の休業日にゆっくり楽しみたい回です。

 


Sam Cooke - Chain Gang (High Quality)

水ぼうそうトリオで奏でていた曲♪

 

ぶんちん

 

【深読みフルハウス】シーズン1 第14話「あせりは禁物!」

あらすじ

 

始まりはダニーの働くテレビ局のスタジオ。

 

ジェシーはレポーターのオーディションに来ていた、知的美人のロビンに一目ぼれ。

 

早速、連れてきていたミシェルをうまく利用して、翌日にデートをする約束を取り付けます。

 

そしてその夜、なんとロビンはタナ―家に現れます。

 

実はロビンはダニーの昔なじみ。

 

ダニーがタナー家に泊まるよう、声をかけていたのです。

 

ところがちょうどその日、ジェシーのデート相手もタナ―家にやってきてしまいます。

 

2人に挟まれ冷や汗をかくジェシー。

 

ジェシーの女性関係に不安を覚えたロビンは、急遽デートを断ります。

 

付き合う前にフラれるという前代未聞の事態に、ジェシーは。。。

 

 

使ってみようフルハウスEnglish!

You're excused. 

どうぞごゆっくり。(ステフ)

「すみません。ちょっとお手洗いに。。。」と言われたら、こう言って送り出そう。

 

 

独断チョイス!名シーン!名ゼリフ! 

「なあロビン、俺も無理矢理どうにかなろうなんて気はねぇんだ。わかるだろ?だから、友達って感じで行こうよ。」(ジェシー)

〈中略〉

「だけどもし、友達以上になりたいときは、先に行動を起こすのはそっちだ。俺は待ってる。」(ジェシー)

 

ジェシーのようなタイプの男性に傷つけられた過去を持つロビン。

 

傷つくことが怖いと、デートを拒みます。

 

付き合う前にフラれるという、あまり経験したことのない事態に陥ったジェシー。

 

しかし、姪っ子たちに慕われる姿や、自身のオーディションを気にかけてくれるジェシーの態度に、ロビンのジェシーへの思いに変化が起こります。

 

そしてジェシーが、「無理矢理付き合って傷つけるつもりはない」ということを話し、焦らず待つことを表明。

 

二人は友達から始めることにしたのでした。

 

ジェシーの価値観では「友達は別れてからなるもの」ということだったので、この関係は革命ですね。

 

のちにジェシーは生涯の伴侶となるベッキーと出会いますが、そのときにも似たような関係になります。

 

まじめな女性にはすんなり受け入れてもらえないジェシー。

 

イケメンがやきもきしている感じは、見ていてちょっとかわいいです。

 

 

ここもポイント!プラスワン!

タナ―家にはたびたびお客さんが来て泊っていきます。

 

予告なく急に来る場合でもOKなので、オープンだな~と思います。

 

今回は若くてきれいな女性でした。

 

こういう女性は、DJとステフにとってはあこがれのお姉さん的存在

 

ロビンが身支度をするシーンでは、ネイルやブラッシングを手伝わせてもらうなど、興味津々。

 

女の子らしい表情を見せています。

 

母パメラを亡くしている姉妹にとって、20代、30代ぐらいの女性と接する機会は貴重なもの

 

のちに叔母になるベッキーなどは、お手本にしたり、女の子ならではの相談にのってもらったりと、姉妹の成長にとって大切な存在になっていきます。

 

オープンな雰囲気のタナ―家で、姉妹は様々な女性に出会い、時には助けを借りながら思春期を乗り切っていくことになるのです。

 

ぶんちん

 

【深読みフルハウス】シーズン1 第13話「姉さんはつらいヨ!」

あらすじ

学芸会で主役を好演したDJ。

 

ジェシーの勧めもあり、テレビのオーディションに挑戦したいと言い出します。

 

テレビの世界で働くダニーは心配顔。

 

しかし、やる気満々のDJはダニーから紹介されたCMのオーディションを受けることを決めます。

 

当日、ジェシーとステフに付き添われオーディションに臨むDJ。

 

しかしその会場でとんでもない大どんでん返しが!!!

 

 

使ってみようフルハウスEnglish!

It's up to you.  

決めるのはお前だ。 (ジョーイ)

お風呂に入ろうとしない家族に、真顔で言ってあげよう。

 

 

独断チョイス!名シーン!名ゼリフ!   

「嫌ってなんかいないよ。ちょっと怒っただけ。これからだって怒ることはあると思うよ。」(DJ)

 

まさかのオーディション結果のせいで、姉妹の戦争が勃発。

 

ジェシーやジョーイに話を聞いてもらい、自分の気持ちと向き合ったDJは、改めてステファニーと話をします。

 

このセリフからわかるのは、DJが自分自身の感情を客観的に見ることができるようになったということ。

 

すごく大きな成長が見て取れます。

 

姉妹って難しいんですよね。

 

お互いに対する感情について、本人がきちんと向き合えないと、こじれにこじれてしまいます。

 

今回の場合、ポイントは「怒り」か「嫌い」かということ。

 

ただ単に怒っただけなら、怒りの原因となった出来事が解決すればいい話ですが、嫌っているという話になると、そう簡単にいきません。

 

実際DJはステフを嫌っているのではなく、出来事に怒っているわけなので、その違いを自覚できるかどうかで、この姉妹の今後が大きく変わってくるのです。

 

 

ココもポイント!プラスワン!

今回の功労者はやはり、ジェシーとジョーイです。

 

ポイントは以下の点。

①DJと話した

②DJの感じていることを否定しなかった

③どうするかDJに選ばせた

 

一つずつ解説していきます。

 

①DJと話した

ステフとDJが揉めたとき、ジェシーとジョーイはDJとだけ話をします。

 

なぜか。

 

単にお姉さんだからでしょうか?わたしは違うと思います。

 

たぶんDJは自分の感情と向き合えるくらいには大人だから

 

きちんと話をすれば、解決できるくらいに大人であると認めているのです。

 

②DJの感じていることを否定しなかった

今回の問題は、DJが歩み寄ることでしか解決できません。

 

でも「お姉さんなんだから歩み寄りなさい。」とただ言うだけでは、DJの心に妹への憎しみが育ちかねません。

 

「好きで姉になったわけじゃねえやい。」となってしまう。

 

「もう妹にウンザリなの。みんな妹たちばかり可愛いって。チョーむかつくわよ。」というDJの正直な気持ちを聞き、ジェシーとジョーイはそのままを受け止めます

 

こういうとき大人がやりがちなのは「そんなことないんだよ」っていうやつ。

 

慰めのつもりなのかもしれないですが、あんまりよろしくありません。

 

事実としてそんなことないとしても、DJがそう感じているんだからそんなことあるんです。

 

「そんなことないんだよ」はDJがそう感じていることを無視することになってしまう

 

そこはさすがジェシーとジョーイですね。

 

③どうするかDJに選ばせた

ジェシーとジョーイは、一番上であるDJの辛さを受け止めた後、一番上であることには良い点もあるよと話します。

 

その上で、最後にどうするかはDJに決断させます。

 

そして決断を尊重する。

 

これは大事な点ですね。

 

責められて、追い込まれて、無理やり譲歩させられるのは最悪であり、家族への不信感にもつながります。

 

自分自身と向き合って、自分でどうするか決めること

 

大人でも子どもでもそれが非常に重要であることに気付かされますね。

 

 

このエピソードで、姉妹関係に改めてスポットが当たります。

 

DJとステフはいい相棒でもありますが、姉妹でもある。

 

今後も難しいことはいろいろあります。

 

ミシェルを含めた姉妹関係もフルハウスの大きな見どころですね。

 

私自身も姉なので、今回はちょっと力が入ってしまいました。(笑)

 

ぶんちん

 

【深読みフルハウス】シーズン1 第12話 テレビ局がやってきた

あらすじ

ダニーの勤めるテレビ局で、局のイメージアップ番組を作ることになり、タナー家に取材が入ることが決まります。

 

テレビに出れるとあってウキウキのタナー家♪

 

しかし担当ディレクターの過剰な演出で、なんだかちょっとおかしなことに。。。

 

 

使ってみようフルハウスEnglish!

Take it off. 

やっぱ外そう。(ジェシー)

変なカチューシャをして来てしまったことに気がついたとき使おう!

 

 

独断チョイス!名シーン!名ゼリフ!  

「じゃあ他でやってくれ!僕はこの家族が好きなんだ。地のままのタナー一家を伝えるんじゃないのなら、この演出は僕が自分でやる。」(ダニー)

担当ディレクターの行き過ぎた演出に、怒りをあらわにするダニー。

 

タナー家のひとりひとりが胸を張って、「この家族であること」ができるようになるきっかけになるセリフです。

 

ここまで、あまり家族そのものに触れるエピソードはありませんでしたが、ここで改めて、少し変わった家族構成であるタナー家にスポットが当たります。

 

ジェシーとジョーイを迎えて、新しくなった家族。

 

その家族をテレビを通して堂々と紹介することで、タナー家の全員が家族としての自信を持ち、絆を深めることとなりました。


Matt Monro - Born Free

無事に”モンスター”を捕獲したジェシーとジョーイが歌っている曲♪

 

ぶんちん

 

【深読みフルハウス】シーズン1 第11話「最高の誕生日」

あらすじ

今日はダニーの30歳の誕生日。

 

30代の扉を開けるダニーはどこか憂鬱そう。

 

ジョーイとジェシーは、送迎のリムジンやサプライズパーティー、そしてプレゼントと、ダニーのためにいろいろ計画します。

 

しかし、ダニーの10年来の愛車「ブレット」にとんでもない悲劇が。。。

 

 

使ってみようフルハウスEnglish!

I could cry. 

涙出そう。(ダニー)

電車が運休で仕事に行けない時に、喜びを表すために使ってみよう!

 

 

独断チョイス!名シーン!名ゼリフ!  

 「だけど一番の友達からもらえるなら、それが最高のプレゼントだよ。誕生日の良し悪しは一緒に過ごす相手で決まる。おかげで最高の誕生日だったよ。」(ダニー)

(中略)

「なぜか今、いいなぁって思い始めたんだ。30歳がね。」(ダニー)

「あら〜!言えたよ〜!!」(ジェシー)

 

 誕生日当日、思わぬ事故でダニーの愛車ブレッドが廃車になってしまいます。

 

30代に突入したと同時に、20代をともに過ごした愛車を亡くし、すっかり打ちのめされるダニー。

 

ジェシーとジョーイは、カーディーラーでブレッドとそっくりの車を見つけ出し、ダニーにプレゼントします。

 

ダニーは30代に突入したことをどこか受け入れられず、なかなか自ら「30歳」と宣言できずにいました。

 

しかし、自分を思い、必死に動いてくれたジェシーとジョーイの存在に、「自分の人生、そんなに悪くないじゃないか。」と思うことができたのかもしれません。

 

親友2人とともに、ブレットの悲劇を乗り越えることで、自分の人生の新しい章の幕開けを受け入れ、ついに「30歳」と宣言することができたのでした。

 

節目のタイミングというのは人によります。

 

ダニーにとっては30歳の誕生日がそれでした。

 

この回以降、デートを始めるなど、ダニーは家族のためだけでなく、自分自身の人生も大切にするようになっていきます。

 

ちなみにわたしは、このエピソードを見て、はじめてサプライズパーティのスタイルを知りました。

 

さすがアメリカだな〜と。

 

今は日本でも当たり前みたいですね。

 

経験はないですが。。。。( ;∀;)

 

 


Paul McCartney - Drive My Car

最後のドライブのシーンのBGM♪

 

ぶんちん

 

【深読みフルハウス】シーズン1 第10話「ジョーイの笑って許して」

あらすじ

ホットな新進のコメディアンの一人として、大学をまわるツアーに出ることになったジョーイ。

 

家族はジョーイの夢への前進を喜び、応援します。

 

タナー家の中で唯一自室を持たないジョーイは、ツアーに向けて、寒いガレージで稽古をすることに。

 

それを見て家族はジョーイの部屋を確保するため話し合います。

 

しかし、自分抜きでコソコソ相談する家族を見て、自分はタナー家に必要とされていないのではないかと、ジョーイは誤解してしまうのでした。。。

 


「ツァラトゥストラはかく語りき」 'Also Sprach Zarathustra' Einleitung

ジョーイのアイロンがけソング♪

 

 

使ってみようフルハウスEnglish!

Are you sure? 

本当?(ジョーイ)

「今日の飲み会は一次会で帰ってくるよ」と宣言された時に使ってみよう!

 

 

独断チョイス!名シーン!名ゼリフ! 

 

 「ジョーイ。君は大事な友達だ。子どもたちを育てるのに、君がどれほど助けになってるか。これは僕達の感謝のしるしだよ。」(ダニー)

「こんなこと今まで誰にもしてもらったことがなかった。でもそれよりも、みんなに必要とされてるってことが最高にうれしいよ!」(ジョーイ)

「何言ってるんだ!君は家族の一員だよ!タナー家の一人だ!」(ダニー)

 

タナー家の中でジョーイは血縁関係ではない、ちょっと特別な存在です。

 

親友ダニーのために、自分から子育てへの協力を買って出ました。

 

今回家を空けるにあたり、自分よりもジェシーのほうが家事が意外と得意だということが判明したり、みんなが自分抜きで話し合いをしているのを見て、自信がなくなってしまいます。

 

端から見ていると、ジョーイがいるからタナー家は成り立っているというのは、明らかなのですが。

 

ジョーイは普段明るいムードメーカですが、「家族」という存在に対してはちょっと涙もろい過去があり、タナー家という居場所を失うことを非常に恐れています。

 

常に家族の様子に気を配り、みんなの役に立とうとがんばってきました。

 

でもそういった面を抜きにしても、みんなジョーイが大好きなのです。

 

タナー家全員にとって、家族であり、友達でもあるジョーイの存在は、他に変わりのないもの。

 

タナー家のアイデンティティと言っても過言ではありません。

 

ダニーが言ってくれた「家族の一員」という言葉は、きっとジョーイの宝物でしょう。

 

自分が言われた気になって見ると、泣いちゃいます。

 

 

ここもポイント!プラスワン!

今回地下のガレージをリフォームし、ジョーイに自室をプレゼントしたタナー家。

 

タナー家の部屋割りは、シーズンが進むにつれて、どんどん変わっていきます。

 

その変遷をまとめてみましょう。

 

【地下室】

ガレージ⇒ジョーイの部屋兼オフィス⇒音楽スタジオ

 

【屋根裏】

スタジオ兼物置⇒ジェシー夫妻の部屋

 

【子供部屋1】

DJとステフの部屋⇒ステフとミシェルの部屋

 

【子供部屋2】

ステフの部屋⇒ジェシーの部屋⇒一瞬ステフの部屋⇒ジョーイの部屋

 

【子供部屋3】

ミシェルの部屋⇒DJの部屋

 

こんな感じでしょうか。

 

家族の成長や構成の変化にしたがって、部屋の役割を変化させ、上手に使っているのがわかります。

 

娘達の部屋割りについては、当然たびたび揉めるのですが、成長するに従い、娘達自らがうまく解決していくようになります。

 

改装については、業者に依頼したり、ジェシーが自らDIYしたりといろいろです。

 

DIYは外国では一般的なことですが、家の改装を自分でやるってことに、はじめはびっくりしましたね。

 

家を購入し、直しながら大切に使っていくって素敵だなと思います。

 

憧れますね〜。

  

ぶんちん

 

【深読みフルハウス】シーズン1 第9話「七面鳥とパイの悲劇」

あらすじ

今日は感謝祭。

 

タナー家の母・パメラが亡くなってからはじめての感謝祭ということで、ダニーは特別素晴らしい日にしようと気合を入れます。

 

しかし、3姉妹の祖母が天候悪化で来られなくなってしまいます。

 

料理は無理かと大人たちがあきらめモードの中、DJが「感謝祭は絶対にうちでやりたい」と料理担当を買って出ます。

 

ごちゃまぜ一家はじめての感謝祭。

 

感謝祭の奇跡は起きるでしょうか。。。

 

 

使ってみようフルハウスEnglish!

That's easy. 

そりゃあ簡単だ。(ダニー)

「今日のディナーはたまごかけご飯だよ」という場面で、明るく使ってみよう!

 

 


The Temptations - Get Ready

料理が仕上がるシーンでかかっている音楽♪

 

 

独断チョイス!名シーン!名ゼリフ! 

「この痛みいつ終わるんだ?いつかは消えるって思ってるんだけど、だめだ。写真を見たりして思い出しちゃうと。もうたまんなくて、寂しくて。。。」(ジェシー)

「よくわかるよジェシー。たぶんその痛みは永久に消えないと思う。和らぐ時もあるけど、今日みたいな日は応えるよね。でも、一人で耐えることはないんだぞ?」(ダニー)

 

DJとステフが料理の失敗に落ちこんでしまい、それぞれを励ますダニーとジェシー。

 

ステフを励ますために、ジェシーは昔のアルバムを引っ張りだし、過去の失敗を語ります。

 

しかしそれをきっかけに、姉・パメラとの楽しかった日々を思い出し、悲しくなってしまったのでした。

 

楽しい家族のイベントである感謝祭。

 

それは失ってしまった大切な人を思い出す日でもありました。

 

DJは料理が失敗した際に

「ママもがっかりしてるよね」

 と言っていますし、ステフも

「ママが作ったのとおんなじパンプキンパイ、ダメにしちゃった」 

と落ち込んでいます。

 

そもそも自分たちの手で感謝祭の支度をしようとしたのも、ママがいつも自分で感謝祭のごちそうを作っていたから

 

タナー家の感謝祭は母・パメラへの思いを形にする日でもあったのです。

 

ジェシーは話の冒頭から、「姉のいない感謝祭」を強く意識しているのがわかります。

 

しかし、そうした態度を悟られないようにがんばります。

 

ダニーに感づかれた時にも、つい意地を張りますが、ダニーの優しい態度に本音を吐き出したのでした。

 

ダニーはジェシーに「思い出を話すことで姉さんは生き続ける」と、パメラへの思いを無理に抑えこまなくていいと話します。

 

楽しかった日々の思い出をタナー家みんなで分かち合い、笑い合うことで、パメラは生き続ける。

 

それはタナー家みんなの願いなのかもしれません。

 

 

ここもポイント!プラスワン!

ジェシーに優しい言葉をかけるダニーですが、ダニー自身は大丈夫なの?と少し心配になります。

 

しかし、妻・パメラについて語る時のダニーは、いつもより堂々としている印象があります。

 

3人の娘のために、メソメソしてはいられないっていうのもあるでしょう。

 

でもそれだけではないはず。

 

おそらく生前のパメラと、人生におけるいろいろなことをしっかり話していたのだと思います。(のちの話でちらっとそのことが出てきます)

 

お互いへの思い、娘達への思い、などなど。

 

だからパメラが何を望んでいるか、パメラがいたらなんて言うか、ダニーにはちゃんとわかっているんですね。

 

こうしたダニーの姿から、パメラがいかに素晴らしい女性だったのかが、わかるような気がします。

 

妻として、母として、姉として、娘として。

 

パメラの存在が全シーズンを通して、家族を支え、娘達の成長の一助にもなります。

 

亡くなった方が力になり、支えてくれる。それは確かにあるのです。

 

ぶんちん

 

【深読みフルハウス】シーズン1 第8話「恋のライバル」

あらすじ

とある深夜。

 

ジョーイの叫び声でみんなが目を覚まします。

 

ジェシーに殴られそうになったと訴えるジョーイ。

 

実は2人は、最近知り合ったコリーナという女性を巡って、気まずい雰囲気になっていたのです。

 

2人の言い分をみんなで聞いてあげることになりますが。。。

 


Can't Help Falling In Love

ジェシーがコリーナのレッスン時に唄った口説きソング♪

 

 

使ってみようフルハウスEnglish!

Fix it. 

早く直して!(ステファニー)

自転車のライトが点かなくなったときに使ってみよう!

 

 

独断チョイス!名シーン!名ゼリフ!

「自分じゃ惚れてるつもりだけど、これが本命だって思いたかったのかもしれねぇな。人生一緒にやっていけるような相手が欲しいから、ついそうなるんだ。」(ジェシー)

「ジェシー。みんなそうさ。でも焦ることなんかないんだよ。そういう相手が近くに来れば、必ずわかるって。」(ダニー)

「コリーナがそれだと思ったんだけどな。俺もちょっと先走ってたかもね。舞い上がっちゃったんだよ。好きだって告白されたもんだからさ。」(ジョーイ)

 

 

3人で唯一結婚の経験があるダニーが、冷静になるように2人を諭すシーン。

 

痛いところをつかれたジェシーとジョーイはそれぞれに気持ちを見つめなおします。

 

意外だったのはジェシーが本命を求めているということ。

 

シーズン1では特にとっかえひっかえなイメージが強いので、驚きました。

 

たびたび訪れてきたタナー家で、姉とダニーの様子を見ていて憧れていたのかもしれませんね。

 

ジョーイは男としての自分にイマイチ自身が持てない様子ですが、友人たちに励まされ、恋にも前向きになっていきます。

  

 

ここもポイント!プラスワン!

この回ではDJとステフが、ジェシーとジョーイのキスシーンを覗き見る場面が出てきます。

 

ダニーはやきもきしますが、これは意外と大事なことかもしれません。

 

大人たちの恋愛を見ているうちに、恋をすることを、自然なこととして受け入れていけるのではないでしょうか。

 

日本ではあまりこういったことはありませんよね。家族どころか、友達でもあまりありません。

 

でも、恋愛って別に悪いことではないわけで。

 

好きになって、手を繋いで、キスをして。イチャイチャしたり、ケンカをしたり。

 

そんな大人たちの恋愛を間近に見て、成長していくタナー家の姉妹。

 

シーズンが進む中で、それぞれに好きな人ができて、デートをして、キスをしてと、恋のステップを自然に堂々と登っていきます

 

大人たちの恋愛を見てきたことで、自分の中のそうした変化を自然に受け入れていけるわけです。

 

だって人を好きになるって、普通にいいことですもんね♪

 

ぶんちん

 

【深読みフルハウス】シーズン1 第7話「パパの強烈パンチ」

あらすじ

今夜はダニーにとって大事な夜。

 

ボクシング世界ヘビー級タイトルマッチのキャスターという大役を任され、やる気満々です。

 

しかし試合前の元チャンピオン・サンドマンへのインタビューで、うっかり失言をしてしまい。。。。

 

一方ダニーの活躍をテレビで見守るタナー家では、ミシェルの具合が悪くなってしまいます。

 

子どもの病気に慣れていない、ジェシーとジョーイが大騒ぎで看病することになりますが。。。

 

 

 この回で初めて、ジェシーの見せ場の一つである、ワンシーン・ワンカットが登場します。

 

ダニーの番組を見るためにおやつを見繕って行くシーンです。

器用におやつを運ぶジェシーにも注目です♪

 

 

使ってみようフルハウスEnglish!

Got it. 

持ったぞ。(ジェシー)

出かけるときに「スマホは持った?」としつこく聞かれたら使ってみよう!

 

 

独断チョイス!名シーン!名ゼリフ!

「次のチャンスは必ずくるさ。」(ジョーイ)

「いつよ?言って、何日の何時?」(ダニー)

「すぐだよ。君にはその力がある。なぜならば、君は得点や勝ち負けより人間そのものを、大事にするからだ。そうだよね?」(ジョーイ)

「ああ!まぁな。」(ジェシー)

 

なんとか事なきを得たものの、散々な仕事を終えて帰宅したダニー。

 

夜中に一息つきながら、ダニー、ジェシー、ジョーイで語らいます。

 

子育ての努力を互いにねぎらったり、落ち込むダニーを励ましたり。

 

この3人の会話の中に、仕事に育児に悩む、若者の姿が垣間見えます。

 

大人になってから見ると共感できる部分もありますね。

 

 

この3人の時間、流れる雰囲気がとても素敵です。

 

どんな一日を過ごしても、こうしてホッとできる時間があれば、なんとか楽しくやっていける気がします。

 

3人のチーム感が日増しに強くなっていくのがわかるシーンです。

 

 

ぶんちん

 

【深読みフルハウス】シーズン1 第6話「今日はパパの日」

あらすじ

ステフのバレエの発表会と子どもたちとのショッピングに、急な仕事で出かけられなかったダニー。

 

ミシェルがはじめて話した言葉をきっかけに、人生を揺るがす大問題に気が付きます。

 

焦ったダニーは仕事をやりくりし、「パパと娘の日」を実行しますが。。。

 

一方ジョーイは、ジェシーの破天荒な生き方に強いあこがれを抱き、ジェシーに弟子入りを志願します。ジョーイのイメチェンは成功するでしょうか?

 

この話から、2つのストーリーが並行して進むスタイルが登場します。

 

 

使ってみようフルハウスEnglish!

I rushed home. 

急いで帰ってきたんだ。(ダニー)

急いで家に帰った時に使ってみよう!

 

 

独断チョイス!名シーン!名ゼリフ!

「俺やっとわかったよ。どんな格好しようと、何に乗ろうと、俺はずっと俺だ。変わりっこない。それでいいってね。」(ジョーイ)

「ああ、そうさ。それでいいんだ。外泊か・・・やったな。」(ジェシー)

 

ジョーイは革ジャンを着て、ジェシーのバイクに乗って出かけたまま帰ってきません。結局外泊して、翌日の夕方になって帰ってきます。

 

慣れないことをやってみて、改めて自分に気がつくジョーイでした。

 

これは「自分なんて」と諦めるのとは全く違います。わかりやすく言うと「自分らしさ」に気がついたということでしょうか。

 

別の人の真似をしてみても、なんか自分っぽくなる。それがその人の味なわけです。

 

いろんな経験をしたり、環境を変えてみたりしているうちに、ふと気がつくことですね。

 

いろいろなことに挑戦して、自分に出会う。それはいくつになっても楽しいことです。

 

ジョーイとジェシーは全く違うタイプの人間ですが、お互いの違いを認めていいコンビになっていきます。

 

「たぶん悲しいのは、パパと同じ理由だと思うよ。」(ダニー)

「パパも悲しかったの?」(DJ)

「ちょっとね。楽しければ楽しいだけ、それが終わると思うと辛くなる。」(ダニー)

〈中略〉

「ちょっと元気出てきた。」(DJ)

「ほんと?」(ダニー)

「うん。問題は解決してないけど、パパにしゃべったら楽になった。」(DJ)

 

「パパと娘の日」はとても楽しい日だったけど、だんだんと悲しくなってしまっていたという気持ちをDJが打ち明けます。

 

ダニーは正直に、自分も同じような気持ちを持っていると話します。

 

そして悲しいけれど、それはどうしようもないということも。

 

DJが抱いた気持ちって、普通によくあることです。

 

気づかないフリもできると思いますが、ダニーはそうしませんでした。

 

DJはおそらく、「言ってもどうしようもないしな。」と思っていたのだと思います。だから悲しい気持ちにフタをして、我慢していました。

 

でもDJ自身が言うように、問題が解決しなくても、話したことで楽になるということは実際にあります。

 

そういう気持ちの逃し方もあるとわかったことは、彼女にとってとても大きかったのではないでしょうか。

 

楽しい一日を過ごし、最終的にダニーの努力は報われます。

 

共に時間を過ごし、お互いに知り合う。

そうやって家族になっていくんだなと感じた回でした。

 

 

ぶんちん

 

【深読みフルハウス】シーズン1 第5話「海は恋の予感」

あらすじ

ある夜。

 

3人娘は祖母の家に泊まりに行き、タナー家にはダニー、ジェシー、ジョーイの3人だけが残ります。

 

実は大人だけで過ごすのはこの夜がはじめて。ダニーは男同士の絆を深めたいと夜釣りを計画します。

 

しかし、釣船の船長が女性に代替わりしていたり、ジェシーの元恋人ロクサーナと彼女のバンドのメンバーも飛び入りしたりと、ダニーの希望通りにはいきません。

 

果たして、3人の絆を深める夜になるのでしょうか?

 

ちなみにこの回から末っ子のミシェルが歩き始めます。これ以降どんどん活躍し始めますよ♪

 

 

使ってみようフルハウスEnglish!

Not now. 

後にしろ。(ジェシー)

フルハウスを見ている時に話しかけられたら使ってみよう!

 

 

 

独断チョイス!名シーン!名ゼリフ!

「そりゃたしかにきついよね。でも人間ていつもそうやってあがいてるんだ。だけどその辛さを救ってくれるのはそばにいる人達だよ。〈中略〉なぜ拒むんだ?仕事がうまくいかない腹いせか?過去にこだわってるからか?そんなんじゃ、せっかくの友情も育たない。」(ジョーイ)

 

この回のキーマンはなんといってもジョーイです。

 

音楽で先に成功した元恋人ロクサーナに嫉妬するジェシー。

 

妻を亡くしたショックから立ち直れず、いい雰囲気になった釣船の船長キャロラインと距離を置こうとするダニー。

 

そんな二人を見ていられなくなったジョーイが、それぞれに真意を問いただします。

 

そして自身の人生観を語り、そっと背中を押すのです。

 

ジェシーとダニーはジョーイに励まされ、それぞれに相手に正直な気持ちを話し、無事に和解します。

 

3人はこの出来事をきっかけに、親という役目だけでなく同世代の男同士としても、心を開き、絆を深めていくことになります。

 

ジョーイが二人を励ますシーンは、吹き替え版でも英語版でもカッコいいです。

 

この回は、パパ業から解放された大人3人がメインなので、それまでの内容よりも少し大人っぽいですね。

 

20代の男性として、それぞれの岐路で悩んでいる姿が描かれています。

 

親にもそれぞれの人生があるというのは、当たり前のことなのですが、それが描かれ始める回と言えるでしょう。

 

全シーズン通して、パパ3人の恋愛や仕事の悩みなども盛り込まれていくので、大人になってから見ても、また違った視点で楽しめますね。

 


Rockin' Robin-Bobby Day-original song-1957

釣り船でみんなで歌ってる曲♪

 

 

ぶんちん

 

【深読みフルハウス】シーズン1 第4話「パパたちのおそうじ大作戦」

あらすじ

とある休日。タナー家は大混乱に陥っていました。

 

洗い物はシンクに溢れ、洗濯物で洗濯機はパンパン、片付けや掃除もできていません。

 

ダニーが頭を抱える中、3姉妹の祖母であるダニーの母親が、急遽家を訪ねてくることに。

 

みんなで力を合わせてお掃除しようとがんばりますが、なかなかスムーズにいきません。ついにはジェシーとジョーイの母親もやってきて。。。

 

ダニー、ジェシー、ジョーイは立派に家を守れることを母たちに証明できるでしょうか?

 

 

使ってみようフルハウスEnglish!

Tape it. 

録画しろ。(ダニー)

外出先で見たい番組を思い出して、家族に録画をお願いしたい時に使ってみよう!

(ケンカになるのでpleaseをつけて。)

 

 

独断チョイス!名シーン!名ゼリフ!

「どんな失敗をしても、みんなお前たちの味方なんだよ。」(ダニー)

「これからもなんかあったら、いつでもついてるからな。」(ジョーイ)

「そうさ。その代わりおじさん達が困ったときは、お前たちがついててくれるよな?」(ジェシー)

 

母たちにきちんと掃除をすると約束し、大掃除に取り掛かろうとしていたとき、ジェシーの大事な亀のバーバが子供部屋から脱走してしまいます。

 

責任を感じ弁償するとまで言うDJとステフに、パパ3人が語りかけます。

 

3人は、落ち込んでしまう気持ちをわかっていることと、失敗しても大丈夫だということを話します。

 

こういうことを子どもに伝えるのは大事な気がします。

 

失敗や困りごとを大人に正直に打ち明けても、否定されないことがわかり安心できますし、失敗してはいけないと思わなくなり、大人を素直に頼りにできるようになる

 

結果的に大人側も、過剰に心配しなくて済むようになります。

 

大人同士でも、例えばパートナーとこういう関係を築けたら最高ですね。

 

また、困ったときには頼りにするよと話すことで、大人でも失敗はあること、子ども側も時には力になれる立場にあることが伝わります。

 

また、自分たちの失敗を受け止めてもらえたので、子どもたちも他の人の失敗に寛大になれるでしょう。

 


James Brown - I Feel Good

お掃除シーンでかかってる曲です♪

 

最終的に母たちは息子たちを信じることを決め、これからも自立してがんばっていくよう励まします。

 

自分たちがいつまでも世話をしてあげられるわけではないので、心配だけれど背中を押す。

 

これもまた、息子たちに引き継がれる考え方かもしれません。

 

母親たちの視点で見てもおもしろい回ですね。



ここもポイント!プラスワン!

この回で最も重要なテーマは「自立して暮らすとは?」ではないでしょうか。

 

特に、家庭を運営する上での家事の重要性が描かれています。

 

ダニーは29歳にして、スポーツキャスターとして活躍し、マイホームを買い、家族を養っています。

 

端から見ると大変立派に思えますが、ダニー自身は自分に自信が持てない様子。

 

それは家の中のことをしっかりやれていないからなんですね。

 

本来几帳面で、おそうじ大好きなダニーですが、この時期は忙しかったようで、きちんとできない自分自身にいらだっています

 

一方ジェーシーやジョーイは、家事をきちんとやるのが家族のために大切なことだということが、この時点まではピンときていなかったように思います。

 

二人は独身でずっと一人で暮らし。

 

家事は自分のタイミングで行えば十分だったところがあり、家族のリズムに合わせて家事をするということが、まだ習慣づいていない感じです。

 

この回以降、家事運営は順調に回り出します。

 

パパ3人の間で、「家族の幸せのために、大事なことは何か」ということが共有できたようです。

 

家事は「時間があるからやること」ではなく、「生きるために必要なこと」です。

 

家の中の仕事、お金を稼ぐ仕事。

 

本当に自立し家族を守っていくためには、どちらも大事なことですね。

 

ぶんちん