あらすじ
ステフのバレエの発表会と子どもたちとのショッピングに、急な仕事で出かけられなかったダニー。
ミシェルがはじめて話した言葉をきっかけに、人生を揺るがす大問題に気が付きます。
焦ったダニーは仕事をやりくりし、「パパと娘の日」を実行しますが。。。
一方ジョーイは、ジェシーの破天荒な生き方に強いあこがれを抱き、ジェシーに弟子入りを志願します。ジョーイのイメチェンは成功するでしょうか?
この話から、2つのストーリーが並行して進むスタイルが登場します。
使ってみようフルハウスEnglish!
I rushed home.
急いで帰ってきたんだ。(ダニー)
急いで家に帰った時に使ってみよう!
独断チョイス!名シーン!名ゼリフ!
「俺やっとわかったよ。どんな格好しようと、何に乗ろうと、俺はずっと俺だ。変わりっこない。それでいいってね。」(ジョーイ)
「ああ、そうさ。それでいいんだ。外泊か・・・やったな。」(ジェシー)
ジョーイは革ジャンを着て、ジェシーのバイクに乗って出かけたまま帰ってきません。結局外泊して、翌日の夕方になって帰ってきます。
慣れないことをやってみて、改めて自分に気がつくジョーイでした。
これは「自分なんて」と諦めるのとは全く違います。わかりやすく言うと「自分らしさ」に気がついたということでしょうか。
別の人の真似をしてみても、なんか自分っぽくなる。それがその人の味なわけです。
いろんな経験をしたり、環境を変えてみたりしているうちに、ふと気がつくことですね。
いろいろなことに挑戦して、自分に出会う。それはいくつになっても楽しいことです。
ジョーイとジェシーは全く違うタイプの人間ですが、お互いの違いを認めていいコンビになっていきます。
「たぶん悲しいのは、パパと同じ理由だと思うよ。」(ダニー)
「パパも悲しかったの?」(DJ)
「ちょっとね。楽しければ楽しいだけ、それが終わると思うと辛くなる。」(ダニー)
〈中略〉
「ちょっと元気出てきた。」(DJ)
「ほんと?」(ダニー)
「うん。問題は解決してないけど、パパにしゃべったら楽になった。」(DJ)
「パパと娘の日」はとても楽しい日だったけど、だんだんと悲しくなってしまっていたという気持ちをDJが打ち明けます。
ダニーは正直に、自分も同じような気持ちを持っていると話します。
そして悲しいけれど、それはどうしようもないということも。
DJが抱いた気持ちって、普通によくあることです。
気づかないフリもできると思いますが、ダニーはそうしませんでした。
DJはおそらく、「言ってもどうしようもないしな。」と思っていたのだと思います。だから悲しい気持ちにフタをして、我慢していました。
でもDJ自身が言うように、問題が解決しなくても、話したことで楽になるということは実際にあります。
そういう気持ちの逃し方もあるとわかったことは、彼女にとってとても大きかったのではないでしょうか。
楽しい一日を過ごし、最終的にダニーの努力は報われます。
共に時間を過ごし、お互いに知り合う。
そうやって家族になっていくんだなと感じた回でした。
ぶんちん