Buntin's Cozy Mystery Library

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【深読みフルハウス】シーズン1 第22話「D.J.のずる休み」

あらすじ

ダニーが出張に出かけることになり、ジェシーとジョーイが留守を託されます。

 

DJは大好きなシンガーのサイン会に行くために、出がけのダニーに学校を休ませてほしいと頼みますが、あえなく撃沈。

 

ジョーイとジェシーを攻略し、なんとかサイン会に行こうと作戦を考えます。

 

さてさて、DJの作戦は成功するのでしょうか?

 


Stacey Q - Don't Make A Fool Of Yourself (1988)

DJが部屋でノリノリで歌っている曲🎵

 

 

使ってみようフルハウスEnglish!

No speeding.

気をつけてね。 (ジョーイ)

遅刻しそうで焦っている人に言ってあげよう✨

 

 

独断チョイス!名シーン!名ゼリフ!  

「お前の利己主義だ。お前は自分のことしか考えなかった。ほしいものを手に入れるためには、どんなことも平気でやる。ウソをつくことも。人を傷つけることもだ。」(ダニー)

「そんなつもりじゃなかった。人を傷つけるつもりなんかなかったよ。」(DJ)

「パパもそう思う。お前は心の優しい子だからね。」(ダニー)

 

ジェシーから学校をサボる裏ワザを聞き出し、ジョーイを見事にだまして、サイン会に行くことに成功したDJ。

 

しかし会場でジョーイに会ってしまい、ウソがばれてしまいます。

 

出張から帰ったダニーは事実を知ると、DJの部屋でじっくりと話をします。

 

フルハウスの真骨頂、「パパのお説教タイム」です。

 

このお説教のポイントは「利己主義」でしょう。

 

子供に使う言葉としては、かなり固いというか、強めの言葉ですよね。

 

セリフにもあるとおり、ダニーはDJを悪い人間だと思っているわけではありません

 

けれどDJに、自分がとった行動がどういったものなのかを、客観的にとらえさせることが必要でした。

 

そのためにあえてはっきりと伝わる表現を使ったのだと思います。

 

DJは父の言葉を受け、自分のとった行動が他人の目にどう映るものなのかを自覚

 

だからこそ、素直に謝ることができたのでしょう。

 

ただこのお説教は、親子の間に信頼関係が築けていないと、効果がないばかりか、子供を傷つけてしまうという難しいものだと思います。

 

このお説教から、二人の信頼関係が見て取れますね。

 

 

ココもポイント!プラスワン! 

「子どもたちに何があったか親として知る権利はあるだろ?失敗してもいいよ!せめて正直に話してもらいたいんだ!」(ダニー)

〈中略〉 

「子育ての資格がないって思われたくなかったんだ。」(ジョーイ)

「心配でもう家を空けられねぇなんてことになったら、辛いもんがあるしさ。」(ジェシー) 

 

この回で、まんまとDJに出し抜かれてしまうジョーイとジェシー。

 

ダニーの留守中に起きたトラブルということもあり、隠ぺいを図ります。

 

しかし結局明るみに。

 

ダニーの側からすれば、信頼したいからこそごまかさないでほしい

 

ジェシーとジョーイからすれば、信頼されたいからこそミスは隠したい

 

関係が近いからこそのジレンマですね。

 

ただ、自分の留守中に何か起こっても教えてもらえないとなると、それこそジェシーの危惧する通りに、任せられないということになってしまいます。

 

自分たちのミスを認め、きちんと報告することは、一緒に子育てや仕事をしていくうえで、大切なことなんだと気づかされますね。

 

 

明らかに悪いことをした上での「パパのお説教タイム」は、この回が初めてになると思います。

 

「利己主義」という言葉を、この回を見て初めて知りました。

 

これまでの人生で、ダニーにお説教されそうなことはたくさんあったな~。

 

自分の中にも、この回のDJやジェシーやジョーイがいるなぁと感じます。

 

だから、「まあまあ大目に見てあげてよ。」とか思ってしまいましたw

 

あと一つ、今回最も傷ついていたステフのケアを誰かしてあげてほしい。。。

 

ぶんちん