Buntin's Cozy Mystery Library

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【深読みフルハウス】シーズン1 第4話「パパたちのおそうじ大作戦」

あらすじ

とある休日。タナー家は大混乱に陥っていました。

 

洗い物はシンクに溢れ、洗濯物で洗濯機はパンパン、片付けや掃除もできていません。

 

ダニーが頭を抱える中、3姉妹の祖母であるダニーの母親が、急遽家を訪ねてくることに。

 

みんなで力を合わせてお掃除しようとがんばりますが、なかなかスムーズにいきません。ついにはジェシーとジョーイの母親もやってきて。。。

 

ダニー、ジェシー、ジョーイは立派に家を守れることを母たちに証明できるでしょうか?

 

 

使ってみようフルハウスEnglish!

Tape it. 

録画しろ。(ダニー)

外出先で見たい番組を思い出して、家族に録画をお願いしたい時に使ってみよう!

(ケンカになるのでpleaseをつけて。)

 

 

独断チョイス!名シーン!名ゼリフ!

「どんな失敗をしても、みんなお前たちの味方なんだよ。」(ダニー)

「これからもなんかあったら、いつでもついてるからな。」(ジョーイ)

「そうさ。その代わりおじさん達が困ったときは、お前たちがついててくれるよな?」(ジェシー)

 

母たちにきちんと掃除をすると約束し、大掃除に取り掛かろうとしていたとき、ジェシーの大事な亀のバーバが子供部屋から脱走してしまいます。

 

責任を感じ弁償するとまで言うDJとステフに、パパ3人が語りかけます。

 

3人は、落ち込んでしまう気持ちをわかっていることと、失敗しても大丈夫だということを話します。

 

こういうことを子どもに伝えるのは大事な気がします。

 

失敗や困りごとを大人に正直に打ち明けても、否定されないことがわかり安心できますし、失敗してはいけないと思わなくなり、大人を素直に頼りにできるようになる

 

結果的に大人側も、過剰に心配しなくて済むようになります。

 

大人同士でも、例えばパートナーとこういう関係を築けたら最高ですね。

 

また、困ったときには頼りにするよと話すことで、大人でも失敗はあること、子ども側も時には力になれる立場にあることが伝わります。

 

また、自分たちの失敗を受け止めてもらえたので、子どもたちも他の人の失敗に寛大になれるでしょう。

 


James Brown - I Feel Good

お掃除シーンでかかってる曲です♪

 

最終的に母たちは息子たちを信じることを決め、これからも自立してがんばっていくよう励まします。

 

自分たちがいつまでも世話をしてあげられるわけではないので、心配だけれど背中を押す。

 

これもまた、息子たちに引き継がれる考え方かもしれません。

 

母親たちの視点で見てもおもしろい回ですね。



ここもポイント!プラスワン!

この回で最も重要なテーマは「自立して暮らすとは?」ではないでしょうか。

 

特に、家庭を運営する上での家事の重要性が描かれています。

 

ダニーは29歳にして、スポーツキャスターとして活躍し、マイホームを買い、家族を養っています。

 

端から見ると大変立派に思えますが、ダニー自身は自分に自信が持てない様子。

 

それは家の中のことをしっかりやれていないからなんですね。

 

本来几帳面で、おそうじ大好きなダニーですが、この時期は忙しかったようで、きちんとできない自分自身にいらだっています

 

一方ジェーシーやジョーイは、家事をきちんとやるのが家族のために大切なことだということが、この時点まではピンときていなかったように思います。

 

二人は独身でずっと一人で暮らし。

 

家事は自分のタイミングで行えば十分だったところがあり、家族のリズムに合わせて家事をするということが、まだ習慣づいていない感じです。

 

この回以降、家事運営は順調に回り出します。

 

パパ3人の間で、「家族の幸せのために、大事なことは何か」ということが共有できたようです。

 

家事は「時間があるからやること」ではなく、「生きるために必要なこと」です。

 

家の中の仕事、お金を稼ぐ仕事。

 

本当に自立し家族を守っていくためには、どちらも大事なことですね。

 

ぶんちん