あらすじ
とある休日。タナー家は大混乱に陥っていました。
洗い物はシンクに溢れ、洗濯物で洗濯機はパンパン、片付けや掃除もできていません。
ダニーが頭を抱える中、3姉妹の祖母であるダニーの母親が、急遽家を訪ねてくることに。
みんなで力を合わせてお掃除しようとがんばりますが、なかなかスムーズにいきません。ついにはジェシーとジョーイの母親もやってきて。。。
ダニー、ジェシー、ジョーイは立派に家を守れることを母たちに証明できるでしょうか?
使ってみようフルハウスEnglish!
Tape it.
録画しろ。(ダニー)
外出先で見たい番組を思い出して、家族に録画をお願いしたい時に使ってみよう!
(ケンカになるのでpleaseをつけて。)
独断チョイス!名シーン!名ゼリフ!
「どんな失敗をしても、みんなお前たちの味方なんだよ。」(ダニー)
「これからもなんかあったら、いつでもついてるからな。」(ジョーイ)
「そうさ。その代わりおじさん達が困ったときは、お前たちがついててくれるよな?」(ジェシー)
母たちにきちんと掃除をすると約束し、大掃除に取り掛かろうとしていたとき、ジェシーの大事な亀のバーバが子供部屋から脱走してしまいます。
責任を感じ弁償するとまで言うDJとステフに、パパ3人が語りかけます。
3人は、落ち込んでしまう気持ちをわかっていることと、失敗しても大丈夫だということを話します。
こういうことを子どもに伝えるのは大事な気がします。
失敗や困りごとを大人に正直に打ち明けても、否定されないことがわかり安心できますし、失敗してはいけないと思わなくなり、大人を素直に頼りにできるようになる。
結果的に大人側も、過剰に心配しなくて済むようになります。
大人同士でも、例えばパートナーとこういう関係を築けたら最高ですね。
また、困ったときには頼りにするよと話すことで、大人でも失敗はあること、子ども側も時には力になれる立場にあることが伝わります。
また、自分たちの失敗を受け止めてもらえたので、子どもたちも他の人の失敗に寛大になれるでしょう。
お掃除シーンでかかってる曲です♪
最終的に母たちは息子たちを信じることを決め、これからも自立してがんばっていくよう励まします。
自分たちがいつまでも世話をしてあげられるわけではないので、心配だけれど背中を押す。
これもまた、息子たちに引き継がれる考え方かもしれません。
母親たちの視点で見てもおもしろい回ですね。
ここもポイント!プラスワン!
この回で最も重要なテーマは「自立して暮らすとは?」ではないでしょうか。
特に、家庭を運営する上での家事の重要性が描かれています。
ダニーは29歳にして、スポーツキャスターとして活躍し、マイホームを買い、家族を養っています。
端から見ると大変立派に思えますが、ダニー自身は自分に自信が持てない様子。
それは家の中のことをしっかりやれていないからなんですね。
本来几帳面で、おそうじ大好きなダニーですが、この時期は忙しかったようで、きちんとできない自分自身にいらだっています。
一方ジェーシーやジョーイは、家事をきちんとやるのが家族のために大切なことだということが、この時点まではピンときていなかったように思います。
二人は独身でずっと一人で暮らし。
家事は自分のタイミングで行えば十分だったところがあり、家族のリズムに合わせて家事をするということが、まだ習慣づいていない感じです。
この回以降、家事運営は順調に回り出します。
パパ3人の間で、「家族の幸せのために、大事なことは何か」ということが共有できたようです。
家事は「時間があるからやること」ではなく、「生きるために必要なこと」です。
家の中の仕事、お金を稼ぐ仕事。
本当に自立し家族を守っていくためには、どちらも大事なことですね。
ぶんちん