あらすじ
学芸会で主役を好演したDJ。
ジェシーの勧めもあり、テレビのオーディションに挑戦したいと言い出します。
テレビの世界で働くダニーは心配顔。
しかし、やる気満々のDJはダニーから紹介されたCMのオーディションを受けることを決めます。
当日、ジェシーとステフに付き添われオーディションに臨むDJ。
しかしその会場でとんでもない大どんでん返しが!!!
使ってみようフルハウスEnglish!
It's up to you.
決めるのはお前だ。 (ジョーイ)
お風呂に入ろうとしない家族に、真顔で言ってあげよう。
独断チョイス!名シーン!名ゼリフ!
「嫌ってなんかいないよ。ちょっと怒っただけ。これからだって怒ることはあると思うよ。」(DJ)
まさかのオーディション結果のせいで、姉妹の戦争が勃発。
ジェシーやジョーイに話を聞いてもらい、自分の気持ちと向き合ったDJは、改めてステファニーと話をします。
このセリフからわかるのは、DJが自分自身の感情を客観的に見ることができるようになったということ。
すごく大きな成長が見て取れます。
姉妹って難しいんですよね。
お互いに対する感情について、本人がきちんと向き合えないと、こじれにこじれてしまいます。
今回の場合、ポイントは「怒り」か「嫌い」かということ。
ただ単に怒っただけなら、怒りの原因となった出来事が解決すればいい話ですが、嫌っているという話になると、そう簡単にいきません。
実際DJはステフを嫌っているのではなく、出来事に怒っているわけなので、その違いを自覚できるかどうかで、この姉妹の今後が大きく変わってくるのです。
ココもポイント!プラスワン!
今回の功労者はやはり、ジェシーとジョーイです。
ポイントは以下の点。
①DJと話した
②DJの感じていることを否定しなかった
③どうするかDJに選ばせた
一つずつ解説していきます。
①DJと話した
ステフとDJが揉めたとき、ジェシーとジョーイはDJとだけ話をします。
なぜか。
単にお姉さんだからでしょうか?わたしは違うと思います。
たぶんDJは自分の感情と向き合えるくらいには大人だから。
きちんと話をすれば、解決できるくらいに大人であると認めているのです。
②DJの感じていることを否定しなかった
今回の問題は、DJが歩み寄ることでしか解決できません。
でも「お姉さんなんだから歩み寄りなさい。」とただ言うだけでは、DJの心に妹への憎しみが育ちかねません。
「好きで姉になったわけじゃねえやい。」となってしまう。
「もう妹にウンザリなの。みんな妹たちばかり可愛いって。チョーむかつくわよ。」というDJの正直な気持ちを聞き、ジェシーとジョーイはそのままを受け止めます。
こういうとき大人がやりがちなのは「そんなことないんだよ」っていうやつ。
慰めのつもりなのかもしれないですが、あんまりよろしくありません。
事実としてそんなことないとしても、DJがそう感じているんだからそんなことあるんです。
「そんなことないんだよ」はDJがそう感じていることを無視することになってしまう。
そこはさすがジェシーとジョーイですね。
③どうするかDJに選ばせた
ジェシーとジョーイは、一番上であるDJの辛さを受け止めた後、一番上であることには良い点もあるよと話します。
その上で、最後にどうするかはDJに決断させます。
そして決断を尊重する。
これは大事な点ですね。
責められて、追い込まれて、無理やり譲歩させられるのは最悪であり、家族への不信感にもつながります。
自分自身と向き合って、自分でどうするか決めること。
大人でも子どもでもそれが非常に重要であることに気付かされますね。
このエピソードで、姉妹関係に改めてスポットが当たります。
DJとステフはいい相棒でもありますが、姉妹でもある。
今後も難しいことはいろいろあります。
ミシェルを含めた姉妹関係もフルハウスの大きな見どころですね。
私自身も姉なので、今回はちょっと力が入ってしまいました。(笑)
ぶんちん