Buntin's Cozy Mystery Library

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【深読みフルハウス】シーズン1 第19話「ジェシー・カムバック!(前編)」

あらすじ

ジェシーを除くメンバーで、アニメランド(=ディズニーランド)への旅行に出かけるタナ―家。

 

久しぶりに誰もいない家で、ガールフレンドと二人だけで過ごせると、ジェシーは張り切ります。

 

しかし、濃霧のため飛行機が欠航。

 

みんなが帰ってきてしまい、ジェシーのロマンティックナイトは台無しになってしまいます。

 

自由のない暮らしを実感し、強い危機感を抱いたジェシーは。。。。

 


The Miracles - Love Machine

ジェシーがディナーの支度をしながら口ずさんでいた曲♪

 

 

使ってみようフルハウスEnglish!

I'll call soon.

いずれ電話します。 (ジェシー)

とりあえずこう言って逃げよう。

 

 

独断チョイス!名シーン!名ゼリフ!  

 「お前次第なんだよ。思いっきり悔しがるのもいいし、ちょっとの間落ち込むのも仕方ない。でも、すぐ立ち直って次の楽しさを見つけるんだ。お前ならそれができるはずだぞ?笑うのが大好きなんだもん。ね?」(ダニー)

「うん、大好き。」(ステフ) 

 

楽しみにしていたアニメランド(=ディズニーランド)に行けなくなり、激しく機嫌が悪くなってしまったステフ。

 

ダニーはみんなと協力して、ステフに機嫌をなおしてもらおうとがんばりますが、失敗に終わります。

 

そこで、少し時間をおいて、冷静に話すことにしたのでした。

 

ダニーはこの回で、ずっと機嫌の悪いステフに対して、決して声を荒げません

 

ステフのがっかりした気持ちや、やり場のない怒りを抑え込ませたりはせず、その感情を認めた上での気持ちの切り替え方をアドバイスしています。

 

高圧的に怒られて、その場の感情を抑え込まれたら、ただの嫌な思い出になってしまうところでしたが、ステフは今回の不運も、これからに活かすことができるでしょう。

 

それにしても、「こう考えなさい」ではなく、「お前ならできる」という言い方はすごくいいですよね。

 

こう言われたら、信頼されたと思えますし、本当にできるような気がしてきます

 

素直にアドバイスを受け入れて、次に向かおうと思えますよね。

 

 

ココもポイント!プラスワン! 

「ジョーイ。たまに考えることねぇか?「俺は何をしてんだ。」って。今まで俺は、一匹狼で、自由気ままで、がけっぷちの生活をしてたのが、今はどうだ?まるっきりマイホームパパだ。」(ジェシー)

(中略)

「人生はこんなもんじゃねぇ。まだやることがあるって気がするんだ。もっともっといろんな物を見たり、いろんなことを経験したり。でもここにいたら、足を引っ張られるっていうのかな。自分でもよくわかんねぇけど、なんとなく焦ってんだよな。」(ジェシー) 

 

家族中心となってしまった自身の現在の生活を振り返り、焦りを感じるジェシー。

 

この時24歳です。

 

ダニーや姪っ子たちの力になりたいという気持ちはあっても、自分の将来への期待もまだまだあります。

 

このジェシーのセリフは本当にリアル。

 

わたしは24歳のころに、実家で暮らしながら市役所でアルバイトをしていました。

 

落ち着いた生活ではありましたが、自分の可能性を信じたい気持ちが強く、いつもモヤモヤしていたように思います。

 

「何かもっとすごいことができるのではないか」と思いながら、「でも地に足の着いた生活をしなくちゃ」という気持ちもある。

 

家族と住んでいれば、「家族にもちゃんと貢献しなくちゃ」とも思いますし、一人でどんどん板挟みになっちゃうんですよね。

 

この時のジェシーもそんな感じがあるように思います。

 

このまま今の生活に染まって、自分がなくなっていって、気が付いたらおじいさんになっているんじゃないかという焦り。

 

大人になってみると、すごく共感できますね。

 

タナ―家は平均年齢が低いですし、わりと自由度高めのように思えますが、そんなことはなかったようです。

 

ジェシーはこの思いを、同じ立場のジョーイに相談しますが、ジョーイは全く違う感覚でいたため、ますます一人で閉塞感を抱えることになってしまったのでした。

 

 

今回のお話はシリーズ初の前後編になっています。

 

ジェシーはどのような決断をするのか、家族はどう受け止めるのか。

 

後編もお楽しみに!

 

ちなみに今回ジェシーが見る悪夢の中で、ミシェル役のオルセン姉妹が、初めて二人同時に出演するという演出があります。

 

ジェシーにとっては悪夢ですが、コミカルでかわいらしいシーンです。

 

ぶんちん