出典:pixabay.com
こんにちは。ぶんちんです。
普段何気なく口にしている、食べ物や飲み物の歴史について考えることってありませんか?
コージーミステリを読んでいると、たくさん出てくるのが食べ物の描写です。
中には登場する食べ物や飲み物について、丁寧な解説がついているものもあります。
作品を読んでいるうちに、食べ物の歴史的な背景にもだんだんと興味が湧いてくるんだよね!
今回はそんなあなたにおすすめの歴史シリーズをご紹介します!!
原書房の『「食」の図書館』シリーズ
こちらのシリーズは、イギリスのReaktion Booksが刊行している「The Edible Series」を邦訳したもので、現在62巻までが発売されています。(2019年11月現在)
執筆者は研究者やフードライターなどさまざまで、1つの食材をテーマに歴史や地域、文化などあらゆる側面から検証し、解説しています。
歴史資料や写真も掲載されていて、どれも興味をそそられるものばかり!
学術書のような雰囲気ですが、難解な書かれ方ではなく、翻訳モノを読みなれていない人にも読みやすいと思います。
巻末には食材をおいしく食べるためのレシピも紹介されています。
気になる食材からぜひ読んでみてください!
邦訳版の既刊情報については原書房ホームページへ💡
スイーツに特化した『お菓子の図書館』シリーズ
コージーミステリといえば、外せないのがスイーツ。
原書房では、同じく「The Edible Series」から、スイーツを取り上げた作品を『お菓子の図書館シリーズ』として刊行しています。
こちらは7巻までが発売中。(2019年11月現在)
それぞれ特定のスイーツについて、歴史や文化を検証し、解説しています。
お好きなスイーツからぜひ手に取って読んでみてください。
意外なルーツや知らなかった味わい方も発見できるよ!
こちらも巻末にレシピ付き💡
このシリーズでは、表紙がおいしそうなイラストになっているのも特徴です。
おわりに
出典:pixabay.com
食文化に関する本は、国や時代別にまとめたものも数多く出版されています。
洋食や和食など、ジャンル別のものもおもしろいでしょう。
その中でもこちらのシリーズでは、一つの食材に絞って掘り下げるという、大胆な手法で食文化に切り込んでいきます。
海藻やロブスターなど、他に類を見ないテーマの幅広さで、読んでも読んでも飽きがこないんだよね!
わたしがこれまで読んだ中でもおススメなのは「ミルクの歴史」でしょうか。
昔は安全で新鮮なミルクを得ることはとても難しかったそうで、運搬や保存に四苦八苦したとのこと。
ミルクを売っている人がごまかしをしていたり、信用できなかった時代もあったようです。
こうした歴史を知ると、普段牛乳を飲むときの気持ちも変わります。
食材一つ一つに歴史があり、物語がある。
本当に味わい深いシリーズだよね。
このシリーズで、食文化の奥深さを学んで、コージーミステリの世界をもっともっと楽しみましょう!
ちなみに、邦訳版を出版している原書房さんは、コージーミステリの有名レーベルコージーブックスでもおなじみ。
わたしの大好きな出版社の一つです。
このシリーズ以外にも、数々の文化や歴史の本を出版しているよ💡
◇くわしくはコチラ↓
ぶんちん
あわせて読みたい!特別企画シリーズ!