Buntin's Cozy Mystery Library

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【コージーミステリ図鑑〈16〉】スープ専門店シリーズ:コニー・アーチャー

こんにちは。ぶんちんです。

 

作品紹介第16弾は、スープ専門店が舞台のこちらの作品!

 

謎解きはスープが冷めるまえに (コージーブックス)

 

基本情報

・シリーズ名 

 スープ専門店シリーズ

・著者    

 コニー・アーチャー

・訳者   

 羽田詩津子

・出版社  

 原書房(コージーブックス)

 ・ぶんちん的カテゴリー

 米国ミステリ、 

 グルメミステリ

 経営者系ミステリ

 シングル女子ミステリ

 

 

翻訳済みタイトル(2018年10月現在)

・謎解きはスープが冷めるまえに

・招かれざる客には冷たいスープを

・かぼちゃスープと収穫祭の男

・春のスープと悩める花嫁

 

  

主人公

・主人公  

 ラッキー・ジェイミソン

・年齢   

 おそらく20代(調査中)

・仕事   

 スープ・レストランの店主

・家族構成

 祖父(主人公とは別居)

・ペット  

 なし

・恋のお相手

 イライアス・スコット(医師)

 ・知り合いの警察関係者

 ネイト・エジャートン署長

 

 

舞台

・国    

 アメリカ

・地域

 スノーフレーク

 (ヴァーモント州)

・2018年 バーモント州で絶対外さない観光スポット 10選 【定番から穴場まで!】 トリップアドバイザー

www.vtliving.com


 

ぶんちんのおすすめポイント

愛情深い主人公

この物語の主人公は、大学を卒業後も生まれ故郷を離れて暮らしていましたが、両親の突然の事故死により、故郷に帰ってきて暮らすことになりました。

 

血のつながった家族は祖父のみ。

 

突然の人生の大きな変化に直面し、戸惑いながらも、主人公は村での生活を構築していきます。

 

村の人の助けを借りて、住まいを見つけ、両親が経営していたスープ専門店を祖父とともに続けていくことを決めるのです。

 

これだけ辛い状況におかれている主人公は、コージーミステリの中でも珍しい。

 

物語とはいえ、よく心身のバランスを保っていられるな~と思ってしまいます。

 

そんな辛い状況にも関わらず、主人公の周囲への献身ぶりがすごい。

 

よっぽど根が愛情深くないと、ここまでできないのではないかと思わせられます。

 

そんな主人公の姿から、亡くなったご両親がどんな方だったのかが伝わってくるようです。

 

温かい人のつながり

祖父の人望もあり、村の人々は毎日のように主人公のお店を訪れ、シェフのスープを楽しみます。

 

そうして顔を合わせていくうちに、村人と主人公の間に段々とつながりが生まれていくのが、1巻から順に読んでいくとわかります。

 

主人公に住まいを見つけてくれた村の名士の女性は、母親のような存在となり、店のシェフや親友とは家族のような付き合いになっていきます。

 

恋人との様子も微笑ましいです。

 

最初は寂しげだった主人公の周囲が、いつのまにか温かい雰囲気になっていて、主人公が村の中で本当の居場所を見つけていく様子が、なんともうれしい。

 

村の人とのつながりが、素直に温かいものに感じられる作品です。

 

小さな村の移住者

この村人の中に、元大学教授の移住者が登場します。

 

彼は引退後に歴史の本を書くために、落ち着いて執筆にあたれる住まいを探していました。

 

主人公は彼に、亡くなった両親の家を貸し出します。

 

実は両親の家にはまだローンが残っており、手放すしかないと考えていたところだったのです。

 

移住者に家を貸し出すことで、主人公は、実家を手放すことなく、維持できることになったのでした。

 

この移住者の教授も、もちろん店の常連。

 

人当たりがよく、村の人にも溶け込んでいきます。

 

コージーミステリで「移住者」というと、アガサ・レーズンシリーズの主人公アガサが思い浮かびますが、彼女は摩擦をおこしつつ村に溶け込んでいくタイプですので、ちょっと違う感じですね。

 

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また他のシリーズだと、「移住者」は登場してすぐに犠牲者になってしまったりするので、最初は心配だったのですが、彼に関しては大丈夫かな?と思っています。

 

物語の中で彼の知識が役に立つ場面もあり、今後も活躍が楽しみな存在です。

 

 

 おわりに

物語の中心となるスープ専門店、スプーンフル。

 

お店の描写も温かく、シェフの作るメニューも魅力的で、本当に行ってみたくなります。

 

日本でスープ専門店というと、スープストック東京が思い浮かびます。

 

この物語を読んでいると、行きたくなります。

www.soup-stock-tokyo.com

 

これからの季節には、特に温かいスープが恋しくなりそうですね。

 

おいしいスープとともにこの作品をお楽しみください!

 

原作は5作出版されており、現時点で4作の翻訳版が出版されています。

 

とても面白いシリーズですので、ぜひこのまま順調に5作目も翻訳してほしいです!

 

 

ぶんちん

 

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