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こんにちは。ぶんちんです。
書店やネットでコージーミステリ作品を探していると、「こんなにあるんだ!でもどれから読んでいったらいいの?」と迷ってしまいますよね。
実はコージーミステリに出会ったころ、わたしもそんな感じでした。
そんなコージーミステリ初心者にぜひおすすめしたいのが、今回紹介する「アガサ・レーズンシリーズ」!!
作品概要・シリーズの順番・おすすめポイントなどをまとめて紹介していきます。
舞台となっている地域の情報や作者情報にもアクセスできますので、作品の世界をより深く知りたい方にも楽しんでいただけると思います。
- 基本情報
- 翻訳済みタイトル(2024年6月現在)
- 主人公
- 舞台
- ぶんちんのおすすめポイント
- おわりに
- ◇Audible(コージーミステリ作品の洋書を聴こう!)
- ◇作者についてもっと知ろう!:英語サイトのご紹介
基本情報
・シリーズ名
英国ちいさな村の謎シリーズ
(アガサ・レーズンシリーズ)
・著者
M・C・ビートン
・訳者
羽田詩津子
・出版社
原書房(コージーブックス)
・ぶんちん的カテゴリー
英国ミステリ
ベテラン女子ミステリ
「アガサ・レーズンシリーズ」として有名だけど、実は「英国ちいさな村の謎シリーズ」なのね💡
翻訳済みタイトル(2024年6月現在)
- アガサ・レーズンの困った料理
- アガサ・レーズンと猫泥棒
- アガサ・レーズンの完璧な裏庭
- アガサ・レーズンと貴族館の死
- アガサ・レーズンの結婚式
- アガサ・レーズンの幻の新婚旅行
- アガサ・レーズンと死を呼ぶ泉
- アガサ・レーズンとカリスマ美容師
- アガサ・レーズンと禁断の惚れ薬
- アガサ・レーズンの不運な原稿
- アガサ・レーズンは奥さま落第
- アガサ・レーズンと七人の嫌な女
- アガサ・レーズンとイケメン牧師
- アガサ・レーズンの幽霊退治
- アガサ・レーズンの探偵事務所
- アガサ・レーズンと完璧すぎる主婦
- アガサ・レーズンの復縁旅行
- アガサ・レーズンの奇妙なクリスマス
- アガサ・レーズンと毒入りジャム
- アガサ・レーズンとけむたい花嫁
- アガサ・レーズンと告げ口男の死
シリーズが20作以上も翻訳されている人気作品の一つ!!
〈最新刊はコチラ!〉
主人公
・主人公
アガサ・レーズン
・年齢
53歳(第一作当時)
・仕事
元PR会社経営者
・家族構成
天涯孤独?
・ペット
猫2匹(ホッジとボズウェル)
・恋のお相手
ジェームズ・レイシー?
(アガサの隣人、作家)
・知り合いの警察関係者
ビル・ウォン
喜怒哀楽のはっきりした、本当に魅力的な主人公 ♪
舞台
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・国
イギリス
・地域
カースリー村
(コッツウォルズ地方の架空の村)
素敵な雰囲気のコッツウォルズ!一度は訪れてみたいね♪
ぶんちんのおすすめポイント
コンパクト
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この作品は原書房コージーブックスの作品の中で比べると、本が薄くてコンパクトです。
ほかの作品は350~400ページくらいのものがほとんどなのですが、この作品は300ページ前後。
この分量なら気軽に読み始められると思います。
鞄に入れていてもかさばりません。
【補足】
10作目の「アガサ・レーズンの不運な原稿 」から、分厚くなり、400ページ近くになりました。
でもここまでシリーズを読み進めていれば、もう気にならないはず!
スピード感
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場面展開が早く、話がどんどん進んでいくので、リズムに乗るようにどんどん読み進めていけます。
かといって描写が雑ということでは全くなく、きちんと場面ごとに画が浮かびます。
「これまで翻訳小説があまり得意ではなかった」という人にもおすすめ!!
主人公の魅力
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主人公のアガサは50代の元キャリアウーマン。
早期引退をして、あこがれのコッツウォルズ地方に移住します。
自分のスタイルをはっきりと持っている都会人なので、「田舎に移り住んでうまくやっていけるの?」と最初は心配になりますが、町の行事や婦人会にも参加し、それなりに溶け込んでいきます。
物おじせず、意見もはっきり言うので、村の人も付き合いやすいのかもね。
恋をすると一転して、心揺れる乙女になってしまうというかわいい一面も見せてくれます。
何につけとにかく行動派の彼女が、ひとたび事件の捜査を始めると、どんどんと話が展開していきます。
前述のとおり、そのスピード感も本書の魅力です。
お金の使い方が気持ちいいところもいいよねw
イギリスの暮らし
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イギリスが舞台のコージーミステリなので、イギリスの暮らしの様子が垣間見れるのも魅力の一つ。
当然ながらパブも随所に登場します。
牧師館とかコテージとか、イギリスの田舎の風景を感じられる描写もたくさんあって、あこがれを掻き立てられるね~!
ちなみに、この物語の主人公アガサはコージー作品の中では珍しく料理が苦手。
なので、コージー作品にはなかなか登場しない冷凍食品も登場します。
イギリスのリアルな生活感が垣間見えるので、そこも好きです。
◇イギリスを舞台にしたコージーミステリはほかにも🎵
www.buntin-cozylife.comwww.buntin-cozylife.com
おわりに
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2019年末に惜しまれつつも亡くなった作者のM・C・ビートンさん。
邦訳されている「メイフェアシリーズ」など、ヒストリカル・ロマンスの書き手としても多くのファンに愛されてきました。
彼女の死後、完結してしまうかに思われたアガサの物語。
ですが大変うれしいことに、R.W.グリーンさんという作家さんによって作品は書き継がれ、シリーズの原作はすでに30作以上になっています!
まだまだこれからもアガサの新しい物語が読めるんだね!
ぜひ全作品翻訳されてほしいですね!!
今回の記事を読んで、少しでも作品に興味を持って、手に取っていただけたらうれしいです。
ぶんちん
◇Audible(コージーミステリ作品の洋書を聴こう!)
今話題のオーディブル🎵
コージーミステリの作家名を英語で検索すると、洋書版のオーディオブックが!!
英語が苦手でも、 一度日本語で読んだ作品なら、英語で聴いても大体の流れはわかります✨
コージーミステリを英語で楽しみながら勉強にもなるよ🎵
M.C.ビートンさんの作品ももちろんあります!詳しくはこちら↓
◇作者についてもっと知ろう!:英語サイトのご紹介
Amazon.com内の作者ページ