こんにちは。ぶんちんです。
作品紹介第13弾は、
仲良し5人の元気な終活(?)が楽しいこの作品!!
基本情報
・シリーズ名
死ぬまでにやりたいことリスト
シリーズ
・著者
エリザベス・ペローナ
・訳者
子安亜弥
・出版社
原書房(コージーブックス)
・ぶんちん的カテゴリー
米国ミステリ、
シニア女子ミステリ
翻訳済みタイトル(2019年10月現在)
主人公
・主人公
〈サマーリッジ
・ブリッジクラブ〉
フランシーン・マクナマラ
シャーロット・ラインハルト
アリス・ジェフォード
メアリー・ルース・バロウズ
ジョイ・マックイーン
・年齢
平均年齢70歳超え
・仕事
フランシーン:元看護師
メアリー・ルース:ケータラー
ジョイ:のちにリポーターに
・家族構成 (※登場する人のみ)
フランシーン:夫(同居)
アリス:夫(同居)
メアリー・ルース:孫(居候)
・ペット
なし
・恋のお相手
フランシーン:ジョナサン(夫)
・知り合いの警察関係者
ブレント・ジャドソン刑事
ロイ・ストックトン刑事
舞台
・国
アメリカ
・地域
ブラウンズバーグ
(インディアナ州
インディアナポリス市)
ぶんちんのおすすめポイント
「死ぬまでにやりたいことリスト」
この物語といえばなんといっても「死ぬまでにやりたいことリスト」。
英語ではバケット・リスト(Bucket List)と呼ばれ、2007年の映画「最高の人生の見つけ方」(原題:The Bucket List)で一気に有名になりました。
物語に登場する〈ブリッジクラブ〉では、最年長のメンバーが還暦を迎えた際に、メンバーがそれぞれ60個ずつ、死ぬまでにやりたいことのリストを作成します。
そしてお互いのリストに載っている内容を実現するために、協力し合っています。
やりたいことを書き出すというのは、やったことがありますが、「死ぬまでに」がつくと一気に真剣味が増しますね。
だからこそ、友人の願いがどんなにバカバカしくても、協力しようと思えるのかもしれません。
個性的な5人の友情
〈ブリッジクラブ〉のメンバーは、実に個性的。
元看護士のフランシーンに、フランシーンの親友でミステリ大好きのシャーロット、お金持ちでおっとりしたアリス、現役でケータリング業を営むメアリー・ルース、クラブの会長でリポーター志望(のちにほんとにリポーターに)のジョイ。
5人それぞれの境遇やキャラクターに、読者が自分を見つけながら楽しめると思います。
性格も家族構成もライフスタイルもバラバラな5人ですが、お互いを思いあう気持ちは強く、とっても仲良し。
時にはお互いの欠点にイライラする場面もありますが、それはそれ。人間だもの。
互いの幸せな終活のために、リスト内容の実現を助け合う5人を見ていると、こんな友達がいるって幸せだなと、しみじみうらやましく思います。
元気な70代
この物語は悲壮感ゼロです。
登場人物の年齢相応の老いは感じますが、全然暗くない。
かえって若い世代が主人公の物語のほうがしっとりしているくらいです。
これも時代なのか、高齢世代がとても元気に描かれているんですよね。
これからその世代に向かっていく身としては、元気をもらえます。
年を重ねたからこその思い切りというか、吹っ切れた明るさが物語全体にあふれています。
年を重ねることが、楽しみになるような作品です。
おわりに
この作品は父娘によって書かれています。
エリザベス・ペローナは二人のペンネームなのです。
すごいな。仲いいな。
二人で書いている作家さんは他にもいますが、どうやって書くんだろうなといつも思います。
原作は3作出版されており、現時点で2作の翻訳版が出版されています。
最新作が2017年に出ているので、もしかしたらそろそろ読めるかも。
楽しみです♪
ぶんちん
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