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こんにちは。ぶんちんです。
あなたは「コージーミステリ」と聞いて、すぐにピンとくるでしょうか?
代表的な作家さんや作品はいくつ思い浮かびますか?
「本格ミステリ」とか「ハードボイルド」とかは書店でもよく見かけるし、イメージしやすいけどね。。。
コージーミステリをよく読む方でも、「コージーミステリ」がどんなジャンルなのか、どこまでがコージーでどこからがコージーではなくなるのか、はっきりと説明するのは難しいのではないでしょうか。
そこで今回あらためて、「コージーミステリの定義」を考えてみることにしました。
一般的な定義に加えて、ぶんちん流の定義を紹介していくよ💡
コージーミステリの定義
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まずは日本語版Wikipediaから引用してみます。
ハードボイルドのニヒルでクールなイメージに対し、「地域社会が親密である」「居心地が良い」といった意味を持つ「コージー(cozy)」を使用し、日常的な場面でのミステリーであることを示す。
特徴としては
・探偵役が警察官、私立探偵などの職業的捜査官ではなく素人であること
・容疑者が極めて狭い範囲のコミュニティに属している
・暴力表現を極力排除していること
などがあげられる。
なるほど。すごくわかりやすいね!
ではここからは、わたしの個人的な見解を書いていきます。
Wikipediaの内容とやや重なる部分もありますが、実際に作品を読んできて考えた定義を提案したいと思います。
ぶんちんの中のコージーミステリの定義
わたしの考える定義は下記のとおりです。
- 探偵役の主人公は素人
- 主人公の職場や暮らしている地域が主な舞台
- 主人公の恋愛模様も描かれている
- 犯人捜し以外の日常や仕事の描写がとにかく丁寧
- 登場する食べ物がとてもおいしそう
- 犯罪は殺人に限らない
1と2はWikipediaと重なってるね。
ただ、個人的に読みどころは、4と5だと思っています。
コージーミステリが好きな人は、このあたりの描き方が好きなのではないでしょうか。
こうした犯罪や謎解き以外の部分が、他のジャンルとの大きな違いだと思うのです。
では、一つずつ見ていきましょう。
1、探偵役の主人公は素人
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女性が多いですが男性もいます。
女性の場合だと30代以上で独身の設定が多いですね。
主人公たちは基本的にモテモテだよねw
お仕事系ミステリ以外では、個人事業主としてお店を経営していたりする場合が多いです。
主婦の場合もあります。
2、主人公の職場や暮らしている地域が主な舞台
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多い設定としては、アメリカなどの田舎の架空の町を舞台としているというのがあります。
都市部が舞台だと、実際に存在する地域がそのまま舞台となることも。
主人公の職場を中心に展開するものもあるよね。
3、主人公の恋愛模様も描かれている
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主人公の人生模様も読みどころの一つ。
主人公が独身の場合は、当然のように恋愛模様も描かれます。
事件の影響で、あまりうまくいかないこともあるんだよね。。。
お相手は結構イケメンである場合が多く、好きな俳優さんなんかを思い描きながら読むと楽しいかもしれません。
4、犯人捜し以外の日常や仕事の描写がとにかく丁寧
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小説の中でも、主人公の日常についてはさらっとしか描かないものもあると思いますが、コージーミステリの読みどころは、なんといってもこれでしょう。
主人公のライフスタイルが、読者が疑似体験できるレベルで描写されています。
翻訳小説では、こんなに細かく!?と驚くほど日常の描写を細かく書いているものがあります。
そういうところが「まどろっこしくて苦手」という人も、悲しいかな多いかも。。。
でもコージーミステリは、それこそが一つの読みどころです。
これがないと楽しみが半減も半減。
主人公たちのライフスタイルを一緒に楽しみましょう!
5、登場する食べ物がとてもおいしそう
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日常の描写が丁寧にされているということは、当然食事シーンもしっかり描かれます。
しかも調理の段階から描かれているのです。
飲食系のお店が舞台のシリーズだと、主人公が料理上手なことが多いので、調理シーンから楽しそうにおいしそうに描写されます。
食べるシーンも幸せそのもの。
お腹が空いているときに読むと本当に辛いから。気をつけてね。
できればお腹に何か入れてから読むことをおすすめします。
海外ミステリだと、見たことも聞いたこともないおいしそうな食べ物が登場するので、外国の料理への興味や憧れもかきたてられます。
巻中や巻末にレシピが掲載されている作品もあり、その気になれば、登場したメニューを自分の手で再現することもできます。
6、犯罪は殺人に限らない
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お仕事系のミステリの中には、殺人が絡まないものもあります。
ただ、海外ミステリでは「コージー」でも殺人が絡む場合がほとんどです。
最終的には犯人と主人公が命がけの直接対決をするなど、わりと激しい展開をするものも多いです。
なにぶんほぼみんな素人探偵だから、犯人にもなめられがち。
結構追い詰められるパターンもあるよね。
日本のコージーミステリはお仕事系がとても多く、殺人が絡まない作品も多いです。
仕事内容に絡んだ謎を解いていくという展開が多いと思います。
日本のコージーミステリについても、また別の機会にいろいろ考えたいと思います。
おわりに
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何かを定義するって難しいですね。
書いてみましたが、なかなか断言しづらいなと感じました。
ちなみに、引用した日本語版のWikipediaのコージーミステリのページも、注意マーク付きで、「もっと裏付けが必要」というようなことが書いてありました。
これから開拓する余地がありそう!ワクワク♪
英語版WikipediaのCozy mysteryのページは日本語版より少し詳しめなので、こちらももっとよく読むと参考になりそうです。
今後もコージーミステリを楽しみながら、定義を深堀りしていきたいと思います!!
ぶんちん
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