Buntin's Cozy Mystery Library

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【コージーミステリ図鑑〈12〉】おばあちゃん姉妹探偵シリーズ:アン・ジョージ

こんにちは。ぶんちんです。

 

作品紹介第12弾は、

仲良し姉妹探偵もの!

 

衝動買いは災いのもと (コージーブックス)

 

基本情報

・シリーズ名 

 おばあちゃん姉妹探偵シリーズ

・著者    

 アン・ジョージ

・訳者   

 寺尾まち子

・出版社  

 原書房(コージーブックス)

 ・ぶんちん的カテゴリー

 米国ミステリ、 

 シニア女子ミステリ

 

 

翻訳済みタイトル(2018年8月現在)

・衝動買いは災いのもと

・作者不明にはご用心 

・さわらぬ先祖にたたりなし 

 

 

主人公

・主人公  

 妹:パトリシア・アン

   ・ホロウェル

 姉:メアリー・アリス・テイト

   ・サリヴァン・ナックマン

   ・クレイン

・年齢   

 妹・60歳(第一作時点)

 姉・65歳(第一作時点)

・仕事   

 妹:元教師

 姉:資産家

・家族構成 

 妹:夫(同居)、子供3人、孫2人(別居)、

 姉:子供3人、孫2人(別居)

・ペット  

 妹:犬一匹(ウーファー)

 姉:猫一匹(バッバ)

・恋のお相手

 妹:フレッド(夫)

 姉:ビル・アダムス(恋人)

 ・知り合いの警察関係者

 ジェド・リユーズ保安官

 ボー・ミッチェル巡査

 

 

舞台

・国    

 アメリカ

・地域

 アラバマ州 

 

www.gousa.jp

 

 

ぶんちんのおすすめポイント

安定感のある暮らしぶり 

主人公は60代。

 

教師を引退した、いわばリタイア組で、夫と仲良く2人暮らしをしています。

 

経済的にも安定しており、生活の描写からは、豊かさや安定がにじみ出ています。

 

もう一人の主人公のメアリー・アリスは資産家。

 

夫に先立たれているとはいえ、生活を楽しむ余裕が十分ある様子。

 

もちろん、そこまで積み重ねてきたものや、苦労が様々あることも、文章から感じ取れます。

 

それでも、「こんな風に穏やかで余裕のある60代になりたいなぁ」とうらやましく思ってしまいます。

 

日本では世代間格差が叫ばれて久しいですが、アメリカにもやっぱりそういうのあるのかなぁ。

 

この作品を読んで、そんなことまで考えてしまいました。

 

わたしと同世代のアメリカ人の方の感想が地味に気になります。

 

夫との仲

姉のメアリー・アリスは夫3人と死別しており、現在はボーイフレンドがいたりいなかったりと華やかな男性遍歴の持ち主です。

 

妹のパトリシア・アンは、結婚40年になる夫のフレッドと仲睦まじく暮らしています。

 

この2人のお互いを思いやる姿勢やラブラブな様子が、見ていて微笑ましい。

 

2人で年を重ねてきたからこその愛情が感じられます。

 

わたしも旦那さんと、こんなふうに仲良く暮らしていけたらいいなと思います。

 

ちなみにフレッドとメアリー・アリスは義理の姉弟になりますが、この2人も気心の知れた仲。

 

くだけたやりとりが笑いを誘います。

 

こちらもいい関係です。

 

60代の仲良し姉妹

なんといっても「姉妹探偵」シリーズですから。

 

この姉妹のコンビネーションが一番の読みどころです。

 

おおらかで大胆でさっぱりとした考え方の姉と、慎重で細かな点にこだわり推理を進める妹。

 

この2人に共通するのが 、好奇心と行動力です。

 

観察し、調査し、推理していくミステリの展開の中で、この2人のキャラクターが存分に活かされていきます。 

 

2人は姉妹ながら性格だけでなく、見た目も大きく違います。

 

表紙を見れば一目瞭然ですが、姉は大柄、妹は小柄。

 

これだけタイプの異なる2人ですが、お互いの家をしょっちゅう行き来し、イベントごとの際には一緒に買い物に出かけるなど、とても仲良しです。

 

姉のペースに妹がのまれてる感はありますが、自らのまれに行っているようなところもあるように思え、とても微笑ましい。

 

想像ですが、2人には付き合いがそれほど密ではない、疎遠な時期もあったのではないでしょうか。

 

年を重ね、お互いに子育てや仕事がひと段落したとき、自然と接する機会が増え、仲が深まったのでは。

 

実は、わたし自身、5歳下の妹と今はあまり一緒に過ごせていないので、「年を重ねてからでも、仲良く付き合えるようになるといいな~。」などと願望を込めて想像してみました。

 

そのくらい、2人の仲の良さに憧れ、癒されています。

 

 

 おわりに

 この作品の 著者アン・ジョージは、2001年に亡くなっています。

 

訳者あとがきによれば、著者も主人公と同じ元教師で、姉のモデルは著者のいとことのこと。

 

そうした背景が、物語のリアルさと温かみにつながっているのかなと思います。

 

著者が亡くなって14年後に翻訳版が出版され、私たちは読むことができています。

 

素敵な作品を遺してくださり感謝です。

 

原作は8作出版されており、現時点で3作の翻訳版が出版されています。

 

この姉妹にもっと会いたいので、残り5作の翻訳版をぜひ!!

 

 

ぶんちん

 

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