Buntin's Cozy Mystery Library

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【コージーミステリ図鑑〈9〉】本の町の殺人シリーズ:ローナ・バレット

こんにちは。ぶんちんです。

 

作品紹介第九弾は、

本好きにはたまらない設定のこの作品です。

舞台となる町のモデルが、あの本好き憧れの町!

 

本の町の殺人 (創元推理文庫)

 

基本情報

・シリーズ名 

 本の町の殺人シリーズ

・著者    

 ローナ・バレット

・訳者   

 大友香奈子

・出版社  

 東京創元社(創元推理文庫)

 ・ぶんちん的カテゴリー

 米国ミステリ、 

 ビブリオミステリ、

 経営者系ミステリ、

 ベテラン女子ミステリ

 

 

翻訳済みタイトル(2019年9月現在) 

・本の町の殺人

・サイン会の死

・本を隠すなら本の中に

 

 

 

主人公

・主人公  

 トリシア・マイルズ

・年齢   

 41歳(第2作目の時点で)

・仕事   

 ミステリ専門書店〈ハブント・ゴット・ア・クルー〉の店主

・家族構成 

 母、

 姉(同じ町に転居してくる)

・ペット  

 猫一匹(ミス・マープル)

・恋のお相手

 ラス・スミス(地元紙の発行人)

 グラント・ベイカー

 (保安官事務所の地区隊長)

 ・知り合いの警察関係者

 ウェンディ・アダムス保安官

 (主人公と敵対)

 

 

舞台

・国    

 アメリカ

・地域

 ストーナム

 (ニューハンプシャー州)

www.gousa.jp

 

 

ぶんちんのおすすめポイント

本好きあこがれの本の町

物語の舞台はストーナムという架空の町。

 

古書店や専門書店を集め、「本の町」として町おこしをしています。

 

実はこの町にはモデルとなった実在の町が。

 

本好きのあこがれの町、英国ウェールズのヘイ・オン・ワイです。

 

・モデルとなった町『ヘイ・オン・ワイ』のホームページ

www.hay-on-wye.co.uk

・ヘイ・オン・ワイ観光ガイド

http://www.hayonwyebooksellers.co.uk/

 

ヘイ・オン・ワイは60年代から、古書店街を中心に町おこしをしてきている、古書好きなら一度は行ってみたい町。 

 

そこがモデルとなっている本作で、主人公はミステリ専門の書店を経営しています。

 

新刊本も古書も扱うという、専門店ならではの形式で、これはミステリ好きにはたまらないお店なのではないでしょうか。

 

住居兼店舗の建物は、あのベイカー街の建物にそっくりとのこと。

 

本当にあったらいいのにな~と思ってしまいます。

 

建物はもちろん、街並みや本に関する描写もちりばめられています。

 

憧れの本の町に出かけた気分で読んでみてください。

 

地方活性化など社会派な内容も

前項で少し触れていますが、ストーナムは町おこしの真っ最中。

 

地方の町を盛り上げようと町全体でがんばっている姿は、日本の地方と重なります。

 

どこでも町おこしはいろいろと大変なんですね。

 

ストーナムのように「本の町」など、シンプルなテーマが一つあるといいのかな、なんて、この作品を読みながら、地方活性化について思いを巡らせたりしてました。

 

殺人事件をきっかけに、町おこしの裏側や隠された事実が明るみに出たりすることも。

 

「町」という大きな単位で見てみると、ミステリとはまた違った面白さが味わえます。

 

姉妹の複雑な関係

主人公には5歳年上の姉アンジェリカがいます。

 

第一作目で4度目の離婚をしたアンジェリカが、ストーナムに引っ越してきます。

 

自身も離婚を経験し、心機一転、家族のいない土地で、のびのびと夢に向かって歩んでいた主人公は、姉の登場に動揺を隠せません。

 

姉は自身でも自覚しているほど、周囲に可愛がられて育ち、主人公はいつも影。

 

複雑な思いと、どろどろした嫉妬を胸に抱きながら成長してきました。

 

忘れかけていたその感覚が再燃し、40代にして、再び姉との関係に悩むことになる主人公。

 

その気持ちの描写を読んでいると、読んでいる側の苦い思い出までよみがえってきてしまいます。

 

ただ、自分の感情に正直に向き合う主人公を見ているうちに、知らず知らず自分の気持ちも楽になっていきます。

 

苦い思い出や嫉妬心がゼロの人なんていない、という安心感かもしれません。

 

自分の中の感情にふたをせず、向き合って消化していく。

 

苦い思い出や悲しい気持ちがよみがえってきたら、自分の中でその都度認めてあげることが、一番いいのかなと思えてきます。

 

 作中では、度重なる事件を乗り越えるたびに、少しずつ姉妹はお互いのいる生活に馴染んでいきます。

 

何もなかったかのように仲良くなるなんて、嘘くさい展開ではありません。

 

大人になって、再び一緒に過ごす時間が増えからこそ、互いを冷静に見て付き合えるようになったという感じです。

 

これまであまり兄弟姉妹と親しく付き合えてこなかったとしても、時がたってから落ち着いて付き合えるようになることもあるのかなと、希望を感じます。

 

ちなみにアンジェリカは料理好きの料理上手。

 

主人公のお店の隣の料理書の専門店を引き継いで、書店主にもなってしまいます。

 

主人公は料理が苦手という設定なので、なんだかんだ言いながら姉の作る手料理に助けられることもしばしばで、そこはとっても微笑ましいです。

 

 

 おわりに

本を扱うお店を舞台にした本作。

 

本屋さんが舞台の作品は、国内外問わずたくさんありますが、そうした作品が好きな方には、これも本棚にぜひ加えてほしいです。

 

なんといっても本の町の中にある本屋さんのお話ですから。

 

町の情景を思い浮かべるだけでウキウキです♪

 

古書店と専門書店だらけの町なんて、夢のよう。

 

主人公のミステリ専門書店にも、アンジェリカの料理専門書店にも、行ってみたい!!

 

 原作は13作出版されていますが、現段階では翻訳版は3作のみ。

 

どうすればいいのか。

  

続きを出版してくださ~い。。。。

  

ぶんちん

 

 

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