Buntin's Cozy Mystery Library

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【シャロン・フィファー】アンティーク雑貨探偵シリーズの順番・おすすめポイント!【コージーミステリ図鑑〈10〉】

こんにちは。ぶんちんです。

 

作品紹介第十弾は、

アンティークの世界への扉を開く、この作品!

 

掘り出し物には理由がある―アンティーク雑貨探偵〈1〉 (コージーブックス)

 

基本情報

・シリーズ名 

 アンティーク雑貨探偵シリーズ

・著者    

 シャロン・フィファー

・訳者   

 川副智子

・出版社  

 原書房(コージーブックス)

 ・ぶんちん的カテゴリー

 米国ミステリ、 

 専門職系ミステリ、

 ベテラン女子ミステリ

 

 

翻訳済みタイトル(2019年10月現在)

・掘り出し物には理由がある

・ガラス瓶のなかの依頼人

・まったなしの偽物鑑定

・月夜のかかしと宝探し 

 

 

 

主人公

・主人公  

 ジェーン・ウィール

・年齢   

 40歳(第一作時点)

・仕事   

 アンティーク雑貨蒐集家、

 拾い屋(ピッカー)

 私立探偵(第4作目より正式に)

・家族構成 

 夫(別居中)

 息子(同居)

 父、母(故郷の町に居住)

・ペット  

 犬一匹(リタ、第一作で出会う)

・恋のお相手

 チャーリー(別居中の夫)

 ・知り合いの警察関係者

 ブルース・オー刑事

 (第二作目より探偵に転向)

 

 

舞台

・国    

 アメリカ

・地域

 エヴァンストン、カンカキー

 (イリノイ州)

・エヴァンストンのホームページ↓

www.cityofevanston.org

・エヴァンストンについて書かれた記事↓

www.usshimbun.com

 ・カンカキーについてのウィキペディアページ↓

ja.wikipedia.org

 

 

ぶんちんのおすすめポイント

アンティーク雑貨に関する基礎知識

本作を読んでしまったら、アンティーク雑貨に興味が湧くこと間違いなしです。

 

とにかく主人公のアンティーク雑貨愛が止まらず、作中にはアンティーク雑貨の知識が敷き詰められています。

 

どんなものに価値を認めるかは人それぞれですが、古いものに対するあこがれや尊敬の気持ちが、文章から感じられます。

 

それもそのはずで、著者はアンティーク雑貨のコレクターなのです。

 

ちなみに、実家の設定なども著者自身を投影したものになっています。

 

日本語版では、イラスト共にアイテムについて解説されているページもあり、このページがとてもかわいい♪

 

専門用語の解説ページもついています。

 

アンティークに興味のある人にとっても、まだそうではない人にとっても、勉強になる小説ではないでしょうか。

 

ちなみにわたしは作中にたびたび出てくる、マッコイベークライトが気になっています。

 

アンティーク関連の職業・イベント

この作品で、初めて知るアンティーク関連のお仕事やイベントがたくさんありました。

 

お仕事は、かなり幅広くあるようなのですが、日本ではかなり変わり者の部類に入ってしまいそうな感じで、めちゃくちゃおもしろそうです。

 

ピッカー、スカウト、ショッパー、コレクター、ディーラー。

 

これ全部なんのことかわかるでしょうか。

 

イベントの描写も数多く登場しますが、どれも行ってみたいものばかり。

 

日本ではなかなかお目にかかれないものばかりなんですよね。。。。

 

セール当日は早朝から入場整理券が配られたりと、イベントの盛り上がりが感じられます。

 

エステート・セール、サルベージ・セール、ラメッジ・セール。

 

これはどんなセールでしょうか。

 

この作品を読めば、全部わかります。

 

ちなみにわたしが気になっている職業は、通称ブックピープル

 

本の買い付け人です。

 

家族との関係に悩む主人公の姿

 主人公は40歳。10代の息子と2人暮らしです。

 

夫とは別居中で、家庭は難しい局面を迎えています。

 

仕事では、広告の仕事を解雇され、趣味だったアンティーク雑貨を仕事にするべく努力中。

 

仕事に夢中になりすぎて、息子との約束を守れなかったり、家の中がアンティーク雑貨の倉庫状態になってしまったりして、夫から注意を受けることも。

 

ただ、夫も息子も基本的には主人公を応援しています。

 

大切な2人のために、親友でディーラーのティムの助けを借りながら、仕事と家庭のバランスを取ろうと頑張る主人公の姿に、読んでいるこちらも励まされます。

 

完璧な人間なんていない!

 

 

 おわりに

 アンティーク雑貨や古道具の世界は、なんとも魅力的です。

 

アイテム一つ一つに物語があり、同じものは2つと手に入りません。

 

わたしも空き家に暮らし始めて、貴重な建具とともに暮らすようになり、物の持つ歴史やその製品が作られた時代背景などについて、日々興味が尽きません。

 

ごみとして捨ててしまえばそれまでですが、古いものは捨てたら本当に消えてなくなってしまいます。

 

物が大量にある時代だからこそ、古いものについて学び、大切にしていきたいですね。

 

そんな気持ちを後押しするとともに、ワクワクさせてくれる作品です。

 

原作は8作出版されており、4作の翻訳版が出版されています。

 

主人公の仕事やプライベートのこれからが、まだまだ気になりますし、アンティーク雑貨のあれこれももっと知りたい!!

 

ぜひとも続編の出版を~!!!

 

ぶんちん

 

 

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