Buntin's Cozy Mystery Library

コージーミステリが楽しめて、気軽に立ち寄れる図書館のようなブログにしたいです♪

【コージーミステリ図鑑〈33〉】ミステリ作家シャンクスシリーズ:ロバート・ロプレスティ

こんにちは。ぶんちんです。

 

作品紹介第33弾は、ミステリ作家が身近にある謎を解いていく短編集!

 

日曜の午後はミステリ作家とお茶を (創元推理文庫)

 

 

基本情報

・シリーズ名 

 ミステリ作家シャンクスシリーズ

・著者    

 ロバート・ロプレスティ

・訳者   

 高山真由美

・出版社  

 創元推理文庫(東京創元社)

 ・ぶんちん的カテゴリー

 米国ミステリ

 専門職系ミステリ

 

 

翻訳済みタイトル(2019年10月現在)

・日曜の午後はミステリ作家とお茶を

 

 

 

主人公

・主人公 

 レオポルド・ロングシャンクス

 (通称シャンクス)

・年齢   

 50代

・仕事   

 ミステリ作家

・家族構成

 妻(コーラ)

・ペット  

 なし

・恋のお相手

 コーラ・ニール(妻・女性小説作家)

・知り合いの警察関係者

  特になし

 

 

舞台

・国    

 アメリカ

・地域

 モリス郡

(ニュージャージー州)

↓モリス郡の観光についてわかるHP(英語サイト)💡

www.morristourism.org

 

 

ぶんちんのおすすめポイント 

訳者発掘のコージーミステリ短編集 

この作品は、訳者持ち込みにより出版された作品。

 

つまり、訳者の高山真由美さんが、発掘し日本に紹介してくれた作品なのです。

 

このあたりについては、訳者あとがきや解説でも触れられていますが、こんな素敵な作品を日本に紹介してくださった高山さんには本当に感謝です。 

 

コージーミステリ作品には、自立した女性が主人公の長編が多い中、この作品は男性が主人公の短編集です。

 

長編はハードルが高いという方にはぴったりですし、女性が主人公の長編に慣れている方には、新鮮に映ると思います。

 

気軽に楽しめるコージーミステリの短編集というのは、ありそうでなかなかないので、「これからコージーを読んでみたいけど、長いのはな。。。」という方は、ぜひこの作品から始めてみてはいかがでしょうか。

 

扱われる事件は、窃盗、詐欺、殺人などさまざまですが、過度に劇的な感じはなく、からりとしたミステリを純粋に楽しめるのも魅力です。

 

ちなみに、ユーモアの効いたコージーミステリの短編集というと、P.G.ウッドハウスの「ジーヴスシリーズ」や、アイザック・アシモフの「黒後家蜘蛛の会シリーズ」は有名ですね。

 

 

 

シャンクスシリーズには、一話ごとに「著者よりひとこと」という形で、著者によるあとがきが入っているのですが、そういった点は黒後家蜘蛛シリーズに似ています。

 

シャンクスシリーズを楽しめた方は、ぜひ上記2作品も読んでみてください!

 

物語の根底に流れる生活感

「男性が主人公の短編」という点を強調したので、コージーミステリの最大の魅力である生活感は、あまりないのかなと思われた方もいるかもしれません。

 

たしかに、料理や掃除といった日常生活を細かく描写するという感じではありません。

 

しかし、それぞれのエピソードに登場する描写から、暮らしている場所、作家が集うパーティー、食事やお酒を楽しむ主人公たちの光景が浮かんできます。

 

主人公の人となりや、日常の様子が垣間見え、物語の世界をリアルに感じられるというコージーミステリの醍醐味もちゃんと味わえる作品です。

 

事件以外の部分の描写がきちんとされていることで、「日常の中の一事件」という点が強調されているように思います。

 

事件が起きて解決して、すごい!という読後感以外に、何か心に余裕が残るというか、ほっこりする感じ

 

心穏やかな読書タイムを楽しみたい方には、うってつけのミステリと言えるでしょう。

 

主人公のキャラクターとお仕事あるある

このシリーズの雰囲気を作っているのは、なんといっても主人公のレオポルド・ロングシャンクス(通称シャンクス)でしょう。

 

シャンクスは50代のミステリ作家で、女性小説作家の妻コーラと二人暮らし。

 

50代の男性が語り手ということもあり、スローテンポな落ち着いた空気感のある作品になっています。

 

かといってシャンクスは、何事にも淡泊キャラというわけでは決してなく、喜怒哀楽のはっきりした人間味のあるキャラクター。

 

本の売れ行きや書評に一喜一憂したり、年齢を気にしたり、そうしたシャンクスの人間臭い感情的な面がとても魅力的です。

 

わたしは読み進めていくうちに、だんだんとシャンクスが好きになり、読み終えるのがさびしいくらいでした。

 

ちなみにわたしは、シャンクスを50代~60代くらいの頃のロバート・レッドフォードをイメージしながら読んでいました。(描写の中では、シャンクスはちょっと髪の毛が薄くなってきているようなのですが。)

 

また、ミステリ作家が主人公ということで、作中には作家あるあるがたくさん登場します。

 

そのあたりもぜひ楽しんで読んでみてください。

 

 

おわりに

作者のロバート・ロプレスティさんは、図書館司書をする傍ら、さまざまなミステリマガジンで、60作を超える短編を発表してきたベテランの作家さん。

 

短編集としては、今回紹介した「日曜の午後はミステリ作家とお茶を」の原作を1冊発表しています。

 

 

ちなみに今回の短編集のラスト「シャンクス、悪党になる」は日本版に特別に加えられた一編です。(うれしい!) 

 

現時点(2019年10月時点)では、短編集第2弾、「休日はコーヒーショップで謎解きを」も出版されています。

 

こちらはシャンクスシリーズというわけではなく、ロプレスティさんの名作短編を集めた、日本オリジナルの短編集

 

未読ですが、これから読みます!とっても楽しみです!

 

ぶんちん 

 

 

 

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