Buntin's Cozy Mystery Library

コージーミステリが楽しめて、気軽に立ち寄れる図書館のようなブログにしたいです♪

【コージーミステリ図鑑〈8〉】クッキーと名探偵シリーズ:ヴァージニア・ローウェル

こんにちは。ぶんちんです。

 

作品紹介第八弾は、

日本ではあまり見かけない専門店が登場するこちらの作品!! 

 

フラワークッキーと春の秘密―クッキーと名推理〈1〉 (コージーブックス)

 

基本情報

・シリーズ名 

 クッキーと名探偵シリーズ

・著者    

 ヴァージニア・ローウェル

・訳者   

 上條ひろみ

・出版社  

 原書房(コージーブックス)

 ・ぶんちん的カテゴリー

 米国ミステリ、 

 スイーツミステリ、

 経営者系ミステリ、

 シングル女子ミステリ

 

 

翻訳済みタイトル(2018年7月現在)

・フラワークッキーと春の秘密

・野菜クッキーの意外な宿敵

・お菓子の家の大騒動

 

 

主人公

・主人公  

 オリヴィア(リヴィー)

 ・グレイソン

・年齢   

 31歳

・仕事   

 〈ジンジャーブレッドハウス〉の

 オーナー

・家族構成 

 母、継父、弟(いずれも別居)

・ペット  

 犬一匹(スパンキー)

・恋のお相手

 デルロイ(デル)・ジェンキンス(保安官)

 ・知り合いの警察関係者

 デル・ジェンキンス保安官

 

 

舞台

・国    

 アメリカ

・地域

 チャタレーハイツ

 (メリーランド州)

www.gousa.jp

 

 

ぶんちんのおすすめポイント

クッキーカッター専門店

この物語の主人公が経営するのはクッキーカッターショップ〈ジンジャーブレッドハウス〉。

 

そう、なんとクッキーカッターの専門店なのです。

 

クッキーカッター以外にも製菓用のさまざまな調理道具、料理本なども扱っていますが、主力商品はクッキーカッター。

 

経営者系のコージーミステリはたくさんありますが、ここまでニッチな商品を扱うという設定もあまりないと思います。

 

外国にはこういうお店がたくさんあるのでしょうか。

 

作品を読むとわかりますが、クッキーカッターの世界はなかなか奥深いもののようです。

 

ヴィンテージもののクッキーカッターが登場したりと、その歴史の深さに興味をそそられます。

 

訳者あとがきによると、海外にはコレクターも多く、アメリカにはクッキーカッターの博物館もあるとか。

 

作品を読んで、ついつい気になり、わたしも手持ちのクッキーカッターを見直したり、気に入った形のものがあると集めるようになってしまいました。

 

この作品を読めば、スイーツだけでなく、製菓道具まで興味の幅が広がっていくこと間違いなし!!

 

ちなみに日本でクッキーカッター専門店を検索してみましたが、見つかりませんでした。

 

ただ合羽橋にある「かっぱ橋道具街」に、製菓道具の専門店が存在し、かなりの品ぞろえとのことです。

 

「かっぱ橋道具街」の製菓道具専門店についてはこちらのブログで↓

marimocafe.blog.jp

 

楽しそうなイベントの数々

クッキーカッターのデモンストレーションのために、〈ジンジャーブレッドハウス〉ではたびたびイベントを開催しています。

 

春のお花のクッキーを取りそろえた春のイベント。

 

野菜をかたどったクッキーによる「収穫」のイベント。

 

カラフルなアイシングクッキーの描写は楽しげで、おいしそうで、こんなイベントをやっているお店が近所にあればいいのになと思います。

 

イベントのテーマに合わせて、様々なクッキー型を用意し、クッキーを焼く。

 

こうした楽しみや豊かさを、自分の生活に取り入れたいですね。

 

人生を切り開く主人公の姿

主人公のリヴィーは第一作目の時点で31歳。

 

1年ほど前に離婚したのを機に、故郷の町で自分のお店を構えます。

 

クッキーづくりの天才であり、共同経営者の親友マディーに助けられながら、お店を軌道に乗せてきました。

 

コージーミステリを読んでいると、自立した女性を主人公にした物語が多いと感じます。

 

彼女たちは、経済的に自立し、仕事を楽しみ、友人や家族ともお互い自立した個人として付き合いながら、自分のライフスタイルを大切にしています。

 

恋をしても、恋におぼれてしまうようなことはなく、頭のどこかでは冷静に人生を考えていて、そこが物語に現実感を与えています。

 

海外では「女性の自立」というものが、自然と小説に反映されるくらい、一般的なことなのかもしれないなと感じます。

 

ライフスタイルが重要な要素であるコージーミステリでは、余計にそういう傾向があるのかもしれません。

 

この物語の主人公もそうしたコージーミステリのヒロインの一人。

 

彼女の姿を見て、自身の人生について思いを巡らせてみてもいいかもしれません。

 

 

 おわりに

今回は製菓道具に焦点を当てたお店が舞台。

 

少し珍しい設定ですが、クッキーやグルメの描写もしっかりあり、コージーミステリ好きならしっかり楽しめる内容です。

 

 原作は5作出版されており、現段階では3作の翻訳版が出ています。

 

これまた続きの気になる作品です。

 

どなたか翻訳&出版を!何卒!何卒! 

  

ぶんちん

 

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