Buntin's Cozy Mystery Library

コージーミステリが楽しめて、気軽に立ち寄れる図書館のようなブログにしたいです♪

【深読みフルハウス】シーズン2 第7話「タナー家の家族会議」

あらすじ

 

ジョーイは優しい性格のためか、ダニーやジェシーと比べ、DJやステフにややバカにされがち。

 

子守を担当した日に、子どもたちの頼みを断り切れず、夜更かしを許してしまいます。

 

気を引き締めて厳しい保護者になろうと誓うジョーイ。

 

しかし、無断で帰りが遅くなったDJに厳しいお仕置きを言い渡したことで、ジョーイとDJの間に溝が生まれてしまいます。

 

DJの抗議を受けて、タナー家で家族会議が開かれることになるのですが。。。。

 


Tiffany - I Think We're Alone Now (Official Video)

DJ、ステフ、ジョーイが深夜に歌って踊っていた曲🎵 

 

使ってみようフルハウスEnglish!

Gather around.

全員集合!(ジェシー)

みんなに話がある時にこう言って集めよう!

 


Devil with a Blue Dress On/ Good Golly Miss Molly

「Devil with a Blue Dress On」はジェシーのバンドがデモ演奏した一曲🎵

 

独断チョイス!名シーン!名ゼリフ!  

「DJ、君とは仲良しだったし、一緒に住んでからはもっと仲良くなった。でも親代わりになると違ってくるんだね。」(ジョーイ)

「うん。おしおきなんて想像もしなかった。」(DJ)

  

大人がみんなジョーイを支持するという、なんとも不利な家族会議を経ておしおきを受け入れることにしたDJ。

 

問題は何一つ解決されず、ジョーイはDJと改めて二人で話すことにします。

 

DJはダニーが大学に在学中に授かった子ども。

 

大学も一緒だったジョーイはその誕生時にも病院に駆けつけたりと、その誕生からDJをずっと見守ってきました。

 

年の離れた友だち同士としてはうまくいっていた二人ですが、「保護者と子ども」となると話は別。

 

その関係の変化に二人とも戸惑いを感じていたようです。

 

親であるダニーやおじであるジェシーは、子どもたちから見ても「保護者」として認識しやすいですが、ジョーイは少し違います。

 

友だち感覚で甘えられる、付き合いやすい存在なのです。

 

「保護者」という子どもを監督する立場になったとき、そのことが弊害となってしまっていました。

 

ジョーイはダニーからのアドバイスで、大人として子どもたちに厳しい態度で接することにしましたが、その路線は失敗。

 

ジョーイはDJに「保護者」としてではなく「対等な家族の一員」として、この新しい関係についての複雑な気持ちと、DJを大切に思っていることを伝えます。

 

ジョーイも自分と同じ戸惑いを感じていることを知り、冷静になったDJはジョーイに自分の態度を謝罪。

 

二人は新しい関係への一歩を踏み出すことになりました。

 

ココもポイント!プラスワン! 

「愛情も、笑いも、教育の責任も、厳しさも、みんな必要なものだ。どれが欠けても家族は成り立たない。君は間違ってない。DJは罰を受けて当然だよ。」(ダニー)

 

紛糾する家族会議を見て、「家族のケンカは見ていられない。自分が間違っていた。」と話すジョーイ。

 

そんなジョーイに、ダニーは「家族は楽しいだけじゃ成り立たないものだ」と諭します。

 

たしかに家族関係には楽しいだけじゃない難しさがありますよね。

 

そうした面も受け入れられる関係が「家族」なんだと思います。

 

ダニーのこのセリフから、タナー家の家族運営の根底にある信念を感じられますね。

 


Creedence Clearwater Revival - Rolling on the River

生放送でダニーが熱いパフォーマンスを披露した楽曲🎵

 

 

今回の話では、家族会議というのが出てきましたが、子どものころはこの会議に密かに憧れていました。

 

自分がやり玉にあがるのは嫌ですが、「家族みんなで一つのことを話し合って決める」という関係性がなんかいいなと。

 

子どもたちにも家族の一員としての意識が芽生えそうですよね。

 

今は日本でもこういう家族会議って一般的なのでしょうか?

 

そうだといいなと思います。

 

ぶんちん

 

【Netflixおすすめ番組紹介】こんまりさんの「KONMARI~人生がときめく片づけの魔法~」

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出典:pixabay.com

 

こんにちは。ぶんちんです。

 

おうちのお片づけって、、、いくらやってもリバウンドしちゃいませんか?

 

たくさん物を処分してきたけど、結局また物だらけになるんだよね。。。

 

そんなことが続くと、「もう、家を片づけるのなんて無理かも…」ってなりますよね。。。

 

そんな悩みに答えてくれるNetflixオリジナル番組があります!! 

 

今回は世界的に有名な片づけコンサルタント近藤麻理恵さんの番組をご紹介します!

 

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出典:netflix.com

 

番組名は「KONMARI~人生がときめく片づけの魔法~」

 

英語版は「TIDYING UP」。かっこいい。

 

 

海外でも話題の「こんまりメソッド」とは?

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出典:pixabay.com

 

「こんまりメソッド」とは、世界的に活躍する片づけコンサルタント、近藤麻理恵さんが提唱されている、リバウンドしない片づけの方法論です。

 

「片づけは場所別ではなく物別で」「ときめきを基準に物を選別する」など、その独自性が注目を集めてるよね。

 

こんまりさんは長年片づけコンサルタントとして、一般家庭や企業でお片づけのアドバイスを行っていて、いまやそのメソッドを習得したお弟子さんたちも、各地で活躍されています。

 

こんまりさんといえば著書の「人生がときめく片づけの魔法」で有名ですよね。

 

2019年に改訂版も出版。こんまりメソッドの根底にある理念が学べます💡

 

この本が40か国以上で翻訳出版され、世界的に大ヒット!

 

2015年にはアメリカの「TIME」誌が選出する、「世界でもっとも影響力のある100人」にも選ばれ、活躍の場を世界に広げることとなりました。

 

続編では片づけの作業について、イラストなども交え、より具体的なノウハウを解説💡 

 

本を読む時間がない方や、片づけのイメージをマンガでつかみたい方はこちらも💡

 

現在、多くの国で受け入れられているこの「こんまりメソッド」を、実際の依頼者宅の片づけを通して学べるのが、今回紹介する番組です。

 

 

出演者

メインで出演しているのはこちらの二人のまりえさん!

 

  

出典:konmari.jp

 

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出典:marieiida.com

 

近藤麻理恵さんと通訳の飯田真理恵さんです。

 

お二人ともとってもキュート♪

 

番組では、こんまりさんが依頼者としっかりコミュニケーションを取りながら、片づけをサポートしていく過程を見ることができます。

 

ここで注目なのが飯田さんの通訳。

 

当然ながら直訳ではなく、こんまりさんが言いたいことをきちんと伝える、その英語表現はとっても勉強になります。

 

飯田さんの通訳からは、こんまりさんのメソッドその根底にある信念をきちんと理解しているのが伝わってくるね。

 

こんまりさんだけでなく、飯田さんからも仕事に対する誠実さが感じられ、番組そのものに対する信頼が深まっている気がします。

 

お二人のお仕事についてもっと知りたい方は下記のサイトをどうぞ!

 

konmari.jp

 

marieiida.com

 

 

番組の流れ

番組のおおまかな流れ💡

1、こんまりさんが依頼者宅を訪問

2、依頼者の家庭の状況説明(インタビューなど)

3、依頼者宅の現状を各部屋をまわって確認

4、こんまりさんが「家」にあいさつ

5、片付け(依頼者のインタビューや片付けポイントの説明を交えながら)

  5-1 衣類

  5-2 本

  5-3 書類

  5-4 小物

  5-5 思い出品

6、片付け後の部屋の最終確認

7、総括

 

番組には、さまざまな動機で片づけを習得したいという、熱意のある依頼者が登場します。

 

こんまりさんは、それぞれの家庭の状況(家族構成、片づけに対する思い、家の状態)をしっかり確認し、依頼者に寄り添ったアドバイスをしていきます。

 

基本的に、片づけは依頼者自身の手で進めます。

 

こんまりさんはあくまでもサポート役!

 

自分の持ち物と向き合い、自分の手で片づけていくことで、依頼者の皆さんは自身の人生と向き合います。

 

「片づけられない」という思い込みから脱却し、変わっていく依頼者の皆さんの姿は毎回感動的です。

  

 

おすすめポイント

こんまりさんが解説してくれるお片づけノウハウ

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出典:pixabay.com

 

依頼者が片づけをしていくドキュメンタリー部分のほかに、スタジオでこんまりさんが片づけの具体的なノウハウを解説するコーナーも設けられています。

 

服のたたみ方や小物の収納法など、つまずきやすいポイントなどにも配慮しながら解説してくれます。

 

こんまりさんが実際にやって見せてくれるから、本で読むよりもわかりやすいし、真似しやすいね!

 

「これいいな!」と思ったら、すぐに取り入れられる方法ばかりです。

 

ちなみにわたしはこのコーナーのスタジオの雰囲気も大好きです。

 

映像を見ているだけでも、気持ちが穏やかに落ち着いてきます。

 

さまざまな形の家族が登場

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出典:pixabay.com 

 

番組に登場する家族はさまざま。

 

小さい子がいたり、大きい子がいたり、夫婦二人だったり、一人だったり。

 

日本の番組ではあまり見ないですが、ゲイのカップルやレズビアンの夫婦も当たり前に登場します。

 

家族の形態によって、増える物もさまざまで、それぞれに片づけでつまずくポイントも違います

 

自分の状態に近い家庭のエピソードを見ると、共感できて刺激を受けるかも!

 

各エピソードで共通しているのは、依頼者の「変わりたい」という決意

 

片づけを通して、それぞれが自分たちの状況を認識し、家庭内での意見の違いをうまく乗り越えていきます。

 

番組の最初と最後で、依頼者の皆さんの表情がまるで違っていて、片づけの効果に本当に驚かされます。

 

◇ぶんちんお気に入りのエピソード

第4エピソード「哀しみからときめきへ」

亡くなった旦那さんの遺品整理も兼ねたお片づけ。

第二の人生に一歩踏み出すための、依頼者さんのがんばりが本当にすごいです。

 

片づけが進む過程でみるみる表情が変わっていくのが印象的!

 

第5エピソード「社会人らしい空間作り」

若いゲイのカップルが登場。

「大学生みたいな部屋から、社会人らしい家にしたい」と一念発起。

二人で支えあいながら片づけを進めます。

 

両親に大人として認めてもらえるようにと、もがく姿に共感!

 

こんまりさんのポリシーを感じる場面

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出典:pixabay.com 

 

こんまりさんのお片づけはノウハウだけではありません。

 

重要なのはその根底にある考え方だね!

 

くわしくはこんまりさんの著書で解説されていますので、ここでは番組内に登場する象徴的な場面などを取り上げます。

 

「家」にあいさつ

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出典:pixabay.com 

 

片づけに入る前に、こんまりさんが必ず行う儀式。

 

それが、「家」にあいさつをする、というものです。

 

こんまりさんが家の中でちょうどよい場所を選んで、正座し、目を閉じ、心の中で家に語りかけます。

 

依頼者の方は静かにその様子を見守ったり、時には一緒に儀式を行うパターンも。

 

こんまりさんのオリエンタルな雰囲気とその動作に、依頼者の皆さんは新鮮な印象を持つようで、この儀式を通して自分の「家」というものを、改めて強く意識されるようです

 

番組内では、スピリチュアルな雰囲気のBGMで、さらに神秘的な雰囲気に・・・✨

 

正直、初めて番組で観た時には、番組のためのパフォーマンスかと思ってしまいましたが、違いました。

 

著書にも詳しく解説がありますが、これはいつも片づけを始める前に行っていることだそう。

 

片づけを進める上で「家」そのものをしっかり意識することで、片づけが進みやすくなるんだとか。

 

実際に片づけの前にやってみたけど、片づけに取りかかるスイッチが入るよね。

 

片づけはきちんとした服装で

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番組を観て「あれ?」と思われる方もいるかもしれませんが、こんまりさんはジャージなど、いわゆる動きやすい服装ではありません

 

すごくきちんとしてて、食事会なんかにもすぐに行けそうな服装だね。

 

日本のお片づけ番組だと、ジャージやつなぎが一般的なので、わたしはちょっと違和感を覚えました。

 

こうした服装で片づけを行う理由についても著書で少し触れられています。

 

それはズバリ「家に敬意を表するため」

 

「家へのあいさつ」にも共通する考え方だね。

 

片づけとは、そもそも「家」をここちよくするための行為。

 

「家」に敬意を持って片づけを進めることで、片づけがよりスムーズになるのだそうです。

 

わたしはこの考え方を知って、自宅で過ごす際の服装に少し気を使うようになりました。

 

家での時間が前よりもここちよくなったような気がしています。

 

依頼者の方を信頼する

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これは完全に、番組を視聴していてわたしが抱いた印象です。

 

依頼者の多くは、物を選別し処分することに対して、抵抗があります

 

だから、明らかに物が多すぎてごちゃごちゃしている家ばかり。

 

みんな片づけられない自分にうんざりして、自信を失ってるんだよね。

 

しかし、こんまりさんは自信たっぷりに「片づきますよ」と言い切ります。

 

こんまりさんのその言葉に、皆さん本当にほっとした表情に。

 

こんまりさんはその長年の経験から、必ず片づくとわかっている。

 

それに加えて、「依頼者の皆さんは必ずやり遂げられる」という信頼がなぜかあるのだと思います。

 

信頼されていると感じたら、その信頼に応えたくなるよね!

 

信頼してくれるこんまりさんの存在に勇気をもらって、依頼者の皆さんは片づけに向き合えるのではないかと感じます。

 

 

ぶんちん流「こんまりメソッド」の学び方

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出典:pixabay.com

 

こんまりさんの提唱する片付けの方法を学ぶには、もちろんこんまり流片づけコンサルタントに依頼したり、公開講座を受講したりして、実際に手ほどきを受けることが一番です。

 

でも、それは実際ちょっとハードルが高い。。。

 

そんな方にもおすすめなのが、Netflixこんまりさんの著書の合わせ技です!

 

1.「KONMARI~人生がときめく片づけの魔法~」を視聴

番組は1エピソード40分ほど。1シーズン8エピソードなので、1日1話ずつでも1週間ほどで観終わります。まずは構えずにひたすら観てみましょう。

 

2.著書「人生がときめく片づけの魔法 」を読む

読んでいる途中でついつい片づけを始めたくなってしまいますが、そこはぐっと我慢して最後まで一通り読みましょう。

 

3.実践&「人生がときめく片づけの魔法2 」を読む

こんまりさんの片づけメソッドにのっとって片づけを進めます。並行して「2」を読み進めましょう。「2」はより具体的なノウハウが解説されていますので、手を動かしながらのほうが理解しやすいと思います。

 

以上はわたしが現在実践中の方法です。

 

「本から読もう」という方も多いと思いますが、せっかく番組があるのだから、番組から入ったほうが断然いい

 

番組を観て、こんまりさん流の片づけのイメージをしっかり持ってから著書を読むと、その理論がすんなりと頭に入ってきます。

 

番組を観て疑問に感じた部分も、本を読めば解消されるから、より納得して片づけに取り組めるよ!

 

 

おわりに

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出典:pixabay.com

 

こんまりさんの最初の著書が出版されたのは、10年近く前のことですが、「よくある片づけ本でしょ」と当時はきちんと読みもしませんでした。

 

後悔しかないね。。。

 

今年に入り、Netflixでオリジナル番組が配信されたことで、わたしの中で一気に関心が高まり、一気に視聴し、本も読ませていただき、とても感銘を受けました。

 

実はわたしも子供のころから片づけが大好き。

 

こんまりさんの著書の中で、「家族の物を片づけてひんしゅくを買う」というエピソードが披露されていますが、わたしもそんな感じでしたw

 

こんまりさんほど研究熱心ではなかったものの、「自分の過ごす空間をいかにここちよくするか」というのは常に考えていました。

 

この「KONMARI~人生がときめく片づけの魔法~」を視聴して、そんな気持ちを思い出し、改めて今の生活を見つめなおしているところです

 

いいきっかけになったんだね。

 

「片づけができない」「片づけ好きだけど片づかない」「なんか家がここちよくない」そんな思いを抱いている方も多いと思います。

 

ぜひぜひこの番組を視聴して、一歩を踏み出してみてください。 

 

ぶんちん

 

www.netflix.com


◇Audible(こんまりメソッドをオーディオブックで学ぼう🎵)

 

仕事や家事で日々忙しく、こんまりさんの著書を読む時間がないという方も多いと思います。

 

そんなみんなにぴったりなのが、今話題のオーディオブック🎵

 

移動時間や家事をしながらでも、こんまりメソッドを学べちゃいます!!

 

気になる方はこちらをぜひチェックしてみてください↓↓↓

www.audible.co.jp

英語版もあります💡

www.audible.co.jp

 

 

【深読みフルハウス】シーズン2 第6話「ビーチ・ボーイズがやってきた!」

あらすじ

大スターの ビーチ・ボーイズが、ダニーが司会を務める「おはようサンフランシスコ」に出演することになり、朝からアロハシャツで浮かれるダニー。

 

収録を見学できることになった、ジェシーとジョーイも大興奮です。

 

しかし、霧のためビーチ・ボーイズの乗った飛行機が着陸できず、残念ながら出演は中止に。。。。

 

後日、パパたちと同じくビーチ・ボーイズのファンのDJは、ビーチ・ボーイズのコンサートチケットを当てるという幸運をつかみますが。。。。

 

本物のビーチ・ボーイズがゲスト出演する豪華回!

 


Surfin' Safari

ダニーとジョーイとジェシーがノリノリで熱唱した曲🎵

 

 

使ってみようフルハウスEnglish!

Hold it.

ちょい待ち。(ステフ)

家族や友達に「ちょっと待ったぁ!」と言いたいときに便利!

 


The Beach Boys - Good Vibrations

ビーチボーイズの代わりにダニーが番組で演奏した曲🎵

 

 

独断チョイス!名シーン!名ゼリフ!  

「ちょっとなんだよ?俺のことやきもち妬いてんのか?やきもち妬いてるとしたら俺のほうだぜ。」(ジェシー)

「なんでお前が妬くんだ?」(ダニー)

「だって親子だもん。こっちはとてもかなわねぇよ。」(ジェシー)

〈中略〉

「そうだろ?やきもち妬く理由は、それだけで3つもあるんだぜ。俺もおたくみたいに、子どもたちに愛される親父になりたいと思うよ。」(ジェシー)

  

コンサートの同伴者に、ダニーではなくジェシーを選んだDJ。

 

当然自分と行きたがると思い込んでいたダニーは、ショックを隠し切れません。

 

そんな父の思いに気づいたDJは、「自分はいいからパパとおじさんでコンサートに行ってくれ」と言うのでした。

 

DJの言葉に疑問を抱いたジェシーがダニーと話します。

 

そして、「3人の娘の愛されるパパ」であるということが、どれだけ素晴らしいことかをダニーに思い出させるのでした。

 

ショックなことがあったり、嫌な気持ちになったりすると、自分の幸せを感じることができなくなってしまうことがあります。

 

自分がいかに恵まれているかというのは、当たり前すぎて見えていなかったり、日々の暮らしの中でついつい忘れがち。

 

そんな時に妬んでいる相手から「俺はお前がうらやましいよ」なんて言われると、目が覚める思いがしますよね。

 

自分の見ている景色と周囲の人の見ている景色は違うもの。

 

ジェシーの言葉でダニーは自信を取り戻したのでした。

 

 


Beach Boys Help Me Rhonda

ラジオのクイズで出題されていたのはこちらの曲🎵

 

 

ココもポイント!プラスワン! 

「DJ、今日は誰と行くんだ?」(カール)

「ああ、それが。。。」(DJ)

「おい!ミーティングだ!」(アル)

〈中略〉

「話し合いの結果、全員招待することに決定!」(ブルース)

 

ビーチ・ボーイズを前にして、ますますコンサートの同伴者を決めきれなくなるDJ。

 

ビーチ・ボーイズの粋な計らいで、タナー家全員がコンサートに行けることになりました!

 


The Beach Boys - Kokomo [Official Music Video]

タナー家のリビングでみんなで歌っていた「ココモ」🎵

ミュージックビデオにはジェシー役のジョン・ステイモスが出演💡

 

ここからこの回のスペシャルな演出が!!

 

なんとタナー家が実際のビーチ・ボーイズのコンサートに飛び入り参加するという、超貴重な映像が流れるのです。

 

初めてこの回を見たときは、興奮しましたね~。

 

当時のビーチ・ボーイズの人気とフルハウスの人気が感じられて、とても感激しました。

 

またこちらの映像は、教育テレビ(現Eテレ)での放送時にも吹き替えなしの字幕放送で、それもまたかっこよかった。

 

マイク・ラヴのMCで「They are the Tanner family.」とタナー家を紹介する場面があるのですが、その言い方がもうほんとかっこいい。

 

「英語ってかっこいい!」と感じた瞬間でした。

 

 


Beach Boys - Barbara Ann

コンサートでタナー家とコラボした曲🎵

 

今回はゲスト回、しかもゲストはビーチ・ボーイズということで、楽曲紹介の多い紹介記事となりました。

 

他の回の紹介でも言えることですが、ドラマの中の音楽については、子供のころに「すごく気になる!でも調べ方がわからない!!」というかなしい思いをした経験があり、自分のためにも、できるだけ調べて動画を載せるようにしています。

 

現代はNetflixの英語字幕で歌詞も出るんですよね。

 

すごくいい時代!生きててよかった!

 

さて、ビーチ・ボーイズは今後のシーズンでも折に触れ登場し、特にジェシーの人生には大きな影響を与えることとなります。

 

ちなみに、ジェシー役のジョン・ステイモスは、彼らのコンサートツアーにパーカッショニストとして参加したり、のちの楽曲ではボーカル参加も果たすなど、ドラマの外でも親交を深めていきます。

 


The Beach Boys - Fun Fun Fun (Live!)

この回のエンディングで流れていた曲🎵

 

ぶんちん

 

【深読みフルハウス】シーズン2 第5話「パパは3人!」

あらすじ

新しいCMソングの依頼を受け、ジョーイの笑いのセンスを取り入れることにしたジェシー。

 

2人でコンビを組んで、CMソングの作成を開始します。

 

曲はなんとか無事に完成しますが、ジェシーとジョーイはクライアントへのプレゼンのスタイルで対立することに。

 

これまで家族として暮らしてきた2人は、仕事仲間としてもうまくいくのでしょうか?

 

 

使ってみようフルハウスEnglish!

Never walk away angry.

怒ったままで終わらない。(DJ&ステフ)

タナー家のケンカしたときのルールです。いいルールですね。

 

 

独断チョイス!名シーン!名ゼリフ!  

「こわいんだ。」(ジェシー)

「こわい?」(ステフ)

「こわいって何が?」(ジョーイ)

「失敗するのがさ。そしたら一生自立できねぇし、また親父の仕事に逆戻りだ。床を、這いずり回って親父のいいなりだよ。負けに甘んじるんだ。その心配が消えねぇんだ。」(ジェシー)

  

子供のころはピンとくる内容ではなかったのか、実はあまり印象に残っていなかったエピソード。。。

 

今回ブログ執筆のために改めてこの回を視聴して、「これ、こんな話だったんだ。」と感じました。

 

ジェシーが抱える不安。

 

今見るとめちゃめちゃわかります!!!

 

自分の信じる道で生きていこうと決意し、親から独立したジェシー。

 

でも、もしもこの道で食べていけなかったら。。。

 

また親に頭を下げて、やりたくない仕事を続けなくてはいけない

 

食いっぱぐれる心配がないだけマシじゃない?と思う人もいるかもしれませんが、やりたいことがはっきりしている人間にとっては、マジで究極の選択です。

 

ジェシーは、自分の好きなことを仕事にしたいというビジョンがはっきりあるため、そこでうまくいかなかったらどうしようという不安が常にある

 

それ以外の人生なんてゾッとするぐらいの気持ちでしょう。

 

今回のプレゼンでのトラブルで、その不安を強く実感することになりました。

 

そんなジェシーの不安を聞いて、励まず家族。

 

ジェシーの能力を信じていることを伝えます。

 

この場所でなら、自分らしく夢に向かっていけると、ジェシーも感じたのではないでしょうか。

 

 

ココもポイント!プラスワン! 

「まぁ、こっちだって兄弟のようなもんさ。」(ジェシー)

「ほんと?ぼくのことそう思ってんの?」(ジョーイ)

「兄弟みてぇにイライラさせんだろ?」(ジェシー)

「うれしいな。その言葉感激だよ。」(ジョーイ)

 

 きつめの言葉で言い争っている場面を子どもたちに見せてしまった、ジェシーとジョーイ。

 

二人がケンカ別れしてしまうのではないかと不安になったDJとステフは、仲直りさせようと画策します。

 

そんな二人に「ただの売り言葉に買い言葉だ」ということを説明するこの場面。

 

いつもはあまりジョーイに対する愛情を示さないジェシーですが、たまにほんとにグッとくることを言います。

 

「兄弟同然」なんて言われたら、ジョーイじゃなくても感激しちゃいますよね。

 

特に一人っ子で、さびしい少年時代を過ごしてきたジョーイにとって、本当に宝物のような言葉になったと思います。

 

フルハウスの素敵な部分て、こういう、家族になっていくという過程を描いているところ。

 

家族の本質を考えさせられるドラマなんです。

 

 

今回サイドストーリーとして、ミシェルのトイレ訓練が描かれています。

 

ミシェルのトイレ訓練に張り切るダニーの様子も微笑ましい。

 

もしかしたら、上の二人の時は忙しくて見逃してしまった部分なのかも。

 

みんなに見守られながら成長するミシェルと、その成長に寄り添う家族の姿もますます楽しみになる回でもありました。

 

ぶんちん

 

【深読みフルハウス】シーズン2 第4話「DJが馬主に?」

あらすじ

「おはようサンフランシスコ」の撮影見学に訪れた農場で、ロケットという馬に一目ぼれしたDJ。

 

馬を飼うことを父に許してもらうため、内緒でロケットを飼い、世話できることを証明しようと考えます。

 

2週間の小屋代100ドルは、親友キミーと折半。

 

夢のような2週間を過ごすDJの計画はうまくいくでしょうか??

 


Good Day Sunshine - The Beatles

DJがロケットと過ごしているシーンで流れていた曲🎵

 

 

使ってみようフルハウスEnglish!

Act naturally.

さりげなく。(ジョーイ)

なにかをごまかさなくてはいけないときに使ってみよう!

 

 

独断チョイス!名シーン!名ゼリフ!  

 「これじゃあこの先お前をどう信じればいいんだ?」(ダニー)

「わからない。ごめんなさい。あたし馬を飼うことしか頭になかったの。でもパパには信じてほしい。どうすればいい?」(DJ)

「さあ、パパにもわからない。でもたとえ、お前がルール違反しても、パパはお前を愛してる。何か方法を考えよう。」(ダニー)

  

キミーの裏切りにより、小屋代を払えなかったDJは、とにかくロケットを手放したくない一心で、なんと自宅に連れて帰ります。

 

当然ながらすべてがダニーの知るところとなり、話し合うことに。

 

長女として信頼を置いていたDJの行動に、大きなショックを受けるダニー。

 

DJはそんな父の姿に、「信頼を裏切る」ということが与える影響を実感します。

 

DJが十分に反省していることを見て取ったダニーは、自分が味方であるということも伝え、寄り添うのでした。

 

ここですごいなと思うのは、最初にダニーが自分の率直な気持ちを話していること。

 

この部分を隠して話をすると、一見理解があるように見えますが、偽善になってしまいます。

 

親が本当はどのように感じているのかがわからないと、子供の心の中に不安が残ってしまう。

 

のちのちの親子関係にも影響する恐れがあるのです。

 

自分を偽らない勇気、ごまかさない勇気が親子間でも必要なんですね~。

 

 

ココもポイント!プラスワン! 

「ベッキー、ロケットを飼うの?!」(ダニー)

「パパから話を聞いてね。あたし農場で育ったから動物が好きなのよ。特に馬は大好き。というわけ。」(ベッキー)

 

ダニーの粋な計らいで、ベッキーがロケットの飼い主になります。

 

これならDJもロケットと離れずに済みますね。

 

DJの勝手な行動を受けて、「ロケットを飼う」という選択肢は取れない中、なんとか願いをかなえてあげたいというダニーの親心。

 

DJも、責められるだけでなく、思いをくみ取ってもらえるという経験をすることで、今回の出来事を、肯定的に受け止めることができたのではないでしょうか。

 

それにしても、いくら田舎育ちとはいえ、ベッキーの対応すごいなと思いますね。

 

 

今回DJの計画は失敗してしまいましたが、個人的には「まずやってみる」という姿勢は素晴らしいなと思います。

 

既成事実をもとに説得するという戦略も、かなりレベルが高い。

 

ダニーが最後に粋な計らいをしてくれたのは、DJのチャレンジ精神を認めてくれたということもあるのかもしれませんね。

 

ぶんちん

 

【Netflixおすすめ番組紹介】タイニーハウス~大きなアメリカの極端に小さな家~

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出典:pixabay.com

 

こんにちは。ぶんちんです。

 

これからの自分の生き方、暮らし方について考えることってありませんか?

 

大きな家に住んで、たくさんの物に囲まれる、物質的に豊かな暮らしを目指すのか。

 

はたまた生活をコンパクトにして、物では得られない豊かさを追求するのか。

 

ずーっと同じ場所で暮らすのか、いろんな場所で暮らすのか。

 

「住まい方」一つとってみても、人生のあり方を考えることにつながるんだね。。

 

今回は生き方を考えるすべての人のヒントになるNetflixの番組を紹介します💻✨

 

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 出典:netflix.com

 

番組名は「タイニーハウス~大きなアメリカの極端に小さな家~」です!

 

 

タイニーハウスとは?

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出典:fayettevilleflyer.com

 

「タイニーハウス」とは文字通り小さな家のこと。

 

キャンプ場などにあるログハウスなんかをイメージしてもらうと、わかりやすいと思います。

 

低コストで建設できるし、狭い空間の中に、必要な設備はすべて備えているんだよね💡

 

番組に登場するのは移動が可能なタイプが多く、旅をしながら暮らしたい人など、土地に縛られない生き方を目指す人に支持されているようです。

 

 

 出演者

 

メインで出演しているのはこちらのお二人!

 

Zack Giffin and John Weisbarth of Tiny House Nation

出典:tinyhousecommunity.com

 

左が大工のザック・ギフィンで、右が俳優のジョン・ウェイスバースです。

 

ざっくりと役割を説明すると、番組の全体の進行をジョンが担い、ザックは建設現場の責任者として建築業者とともに作業を進めます。

 

BS日テレで放送していたバージョンでは、比較的この役割がはっきり分かれていましたが、Netflix版では二人が一緒に行動するシーンが多く見られます。

 

ザックが依頼者と接する時間が増えていて、よりダイレクトに希望が伝わっている感じだよね!

 

 

番組の流れ

番組のおおまかな流れ💡

1、依頼者の状況を確認

2、建設の進捗を確認⇒作業へ

※進捗は他のコーナーの間にも登場

3、依頼者に小さな家での暮らしをイメージしてもらう

4、新たな要望とのすり合わせ

5、タイニーハウスの仕上げ

7、依頼者にお披露目

8、引っ越し後の暮らし

 

番組には、様々な理由からタイニーハウスに住み替えを考えている依頼者が登場。

 

新婚夫婦子供が巣立った家庭独り立ちしたい若者など、タイニーハウスへの思いはさまざま。

 

自分の状況に近い依頼者の回を見ると、いろいろと考えさせられるよね。

 

番組ではまずこの依頼者が置かれている状況を確認。

 

いつまでに家が必要なのかどのような暮らしをしていきたいのかなどを聞いていきます。 

 

現場での作業はザックが建築業者と進めるのが基本ですが、Netflix版ではジョンが作業に関わるシーンも多くなっています

 

メインの二人がそろっているシーンが多いのが、ちょっとうれしい🎵

 

問題の解決法を考える中で、二人がケンカっぽくなってしまう場面なんかも登場します。

 

でも、ケンカのあとの感じがなんともよかったよねw

 

またNetflix版では、意識の高い依頼者が多いためなのか、BS日テレ版ほどには物を減らすプロセスはあまり強調されません。

 

小さく暮らすということが、番組を通して浸透してきた証かもしれません。

 

 

おすすめポイント

ザックの作るオリジナル家具

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出典:pixabay.com

 

小さな家で暮らすことで、暮らしの満足度を上げたいという思いを持っているザック。

 

満足度の低い、妥協した暮らしをよしとしません。

 

だから、依頼者がどんなに無理めの要求をしてもNOとは言わないんだね。

 

「マジかよ」って顔をしながらも、その要求をどうすれば叶えてあげられるかを考えます。

 

そんなザックの作り出す、オリジナルの家具や建具はみどころ!

 

Netflix版では、ザックのアイディアをアニメーションで見せてくれるので、視聴者も完成図をイメージしやすくなっています。

 

メインの二人が出ずっぱり

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 出典:pixabay.com

 

もう何度も書いていますが、メインの二人、ジョンとザックが行動を共にするシーンが多いNetflix版。

 

依頼者と話すシーンも、現場での作業シーンも二人が出ずっぱり!!

 

シーンが切り替わる際には、メインの二人のインタビューが挟まれていて、そこでの二人の掛け合いも見どころ

 

二人のチームワークを感じられる構成になっています。

 

依頼者の人生模様

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 出典:pixabay.com

 

番組に登場する依頼者はみんな、新たな人生のステージに踏み出そうとしている人たち

 

背景も年齢も家族構成もさまざまです。

 

もちろんタイニーハウスに住むことに対する思いもそれぞれ。

 

ジョンとザックは、単にタイニーハウスを完成させるだけでなく、依頼者の人生に寄り添いながら建設を進めていきます。

 

暮らし方や生き方について、深く考えさせられる番組です。

 

 

日本人こそタイニーハウス!

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出典:tinybase.co.jp

日本でもタイニーハウスへの関心は高まっています。

 

気になる方は、こちらのサイトなどで調べてみては。

yadokari.net

 

こちらもおすすめです📚(現在「小屋入門3」まで刊行されています)

 

YouTubeのカズチャンネルさんでもタイニーハウス作ってましたね💡


【DIY】遂に完成!カズのタイニーハウス!#14

 

日本で一般的なアパートやマンションは、アメリカ人から見るとタイニーハウスなんだなというのが、番組を観ているとわかります。

 

完成したタイニーハウスを見て、「全然タイニーじゃないじゃん!」と感じることも。

 

階段やスツールを利用した収納などは、日本ではあまり珍しくないアイディアですが、新しい発想として紹介されていたりします。

 

限られた空間に様々な機能を持たせて有効に使うということが、日本人の場合、自然に身についているのではないかと思います。

 

 

おわりに

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出典:outrageousmarble.com

 

実はこの番組、以前ブログで紹介しています💡

 

www.buntin-cozylife.com

 

このときには、BS日テレの番組としての紹介でした。

 

年度が変わったあたりから、BS日テレで見かけなくなってしまい、残念に思っていました。。。

 

しかし!なんとある日!

 

Netflixのおすすめ番組にこの番組が!!!

 

BS日テレ版とは違ったエピソードを見ることができて、すごくうれしかったです✨

 

メインの二人はそのままで、番組の構成が若干違っているというのもよかった!

 

どんどんシリーズを重ねていってほしい番組の一つです。

 

ちなみにNetflix版は字幕版のみ。

 

建築関連の英語を学びたい人にもおすすめです💡

 

ぶんちん

 

www.netflix.com

 

www.fyi.tv

 

【深読みフルハウス】シーズン2 第3話「父の夢 息子の夢」

あらすじ

 

ジェシーは代理店にCMソングを売り込むことに成功。

 

音楽を仕事にできる自信がついたことで、父の経営する害虫駆除業者での仕事を辞めることを決意します。

 

しかし、ジェシーに後を継がせることを夢見ていた父ニックには、絶縁を言い渡されてしまい。。。

 

自分の目指す生き方と父の思いの間で、葛藤するジェシー。

 

ジェシーが人生の大きな転機を迎える重要なエピソードです。

 

サイドストーリーはステフの初めての虫歯治療。

 

 

使ってみようフルハウスEnglish!

Try this.

食べてみて。(ジョーイ)

料理の味見を頼むときに使ってみよう!

 

 

独断チョイス!名シーン!名ゼリフ!  

「頼むよ、父さん、俺だってずっと悩んだんだよ。親父をがっかりさせても自分の道を通すべきかどうかって。」(ジェシー)

〈中略〉

「俺は他人に譲るためにここまでがんばってきたのか?お前は夢をつぶしたんだぞ!」(ニック)

「・・・じゃあ俺の夢はどうなるの?幸せになってほしいでしょ?」(ジェシー)

〈中略〉

「俺はミュージシャンだし、そのことも誇りにしてほしいんだ。味方になってほしいんだよ!」(ジェシー)

  

ダニーの助言を受け、改めて父と話し合うことにしたジェシー。

 

これまで悩んできたことや応援してほしいという気持ちを面と向かって伝えます。

 

親子でも違う人間。

 

運よく夢が重なるケースもあるでしょうが、それぞれに目指す仕事や生き方が違うこともあります

 

そういう場合、おそらくですが、子の側が罪悪感に苦しむことになることが多いと思います。

 

ジェシーも自分の夢が父の夢とは違っていることで、父を傷つけてしまうと悩みました。

 

でも自分も真剣に音楽の仕事をしているし、父もまた真剣に害虫駆除の会社を経営している。

 

中途半端に結論を先延ばしにすることは、自分にも父にも不誠実になると考え、きちんと話しあうことにしたのではないでしょうか。

 

直視するのは難しい問題だと思いますが、早い段階で話をしたジェシーの覚悟に胸を打たれました。

 

自分がどんな道を歩んでいても、親には理屈抜きで味方でいてほしい。

 

ジェシーのセリフにもありますが、子はそう思うものだと思います。

 

なんというか、ほかの人がみんな反対しているときでも、親が味方でいて理解していてくれれば、それが大きな力になるものです。

 

それは本当にそうだと思います。

 

親の皆さん、反対するときもどうかそれを忘れずに。

 

 

ココもポイント!プラスワン! 

 「親父怒るかな?」(ジェシー)

「そりゃお父さんはあんたが後を継いでくれるのを、昔から楽しみにしてたからね。けどあんたも、自分の夢を追う権利はあるんだし。話してみたら?ただしじっくり、心を込めて。いい?」(アイリーン)

 

このお話で絶妙な立ち回りを見せるのが、ジェシーの母であり、ニックの妻であるアイリーン。

 

このお母さんがいなかったら、話がいい感じにまとまることはなかったでしょう。

 

ジェシーは自分の思いを、まず母アイリーンに打ち明け、背中を押してもらいます。

 

ジェシーには家業を継ぐ気がないということに、ずっと前から気づいていたアイリーン。

 

ジェシーの告白も、慌てることなく冷静に受け止めてくれます

 

まず母に認めてもらえたことで、ジェシーも父と向き合う勇気が持てたのだと思います。

 

どちらにも反対されていたり、理解してもらえなかったら、家族はバラバラになってしまう可能性がありました。

 

2回目の話し合いの時も、「許してあげて」とニックをとりなしてくれるなど、アイリーンが冷静に間に入ってくれたことが功を奏しました。

 

対立する二つの意見があったら、誰かが冷静にならなければいけません。

 

家族での話し合いでもそれは大切なことなのですね。

 

 

今回のお話は、子供のころはあまりピンとこない話でした。

 

大人になってから見ると、全然感じ方が違いますね。

 

知らず知らず、自分と親の関係を考えながら見ている自分がいました。

 

親と子でも違う人間であることは、考えてみれば当然ですが、そう簡単に割り切れないこともあります。

 

でも、違いを認め合うことで、それぞれが自分の道を気持ちよく歩いていけるのではないかな~と思います。

 

ぶんちん

 

【深読みフルハウス】シーズン2 第2話「DJの隣人戦争」

あらすじ

親友キミーの誕生日パーティを計画するDJ。

 

当日までに念入りに計画し、準備を整えます。

 

しかし、妹たちによる思わぬ妨害や中学生の登場で、せっかくのパーティは残念な結末になっていまい、キミーとの仲にもヒビが。。。

 

シーズン中初めて、DJとキミーの友情に焦点を当てたエピソード。

 

ダニーの新しい仕事や、ベッキーの初登場など見どころも満載です。

 

 

使ってみようフルハウスEnglish!

I'll be right there.

すぐ行きます。(ダニー)

「すぐ来て」と言われたらこう言っておこう!

 

 

独断チョイス!名シーン!名ゼリフ!  

 「DJほんとにごめんね。あんな中学生連れてきたりしてあたしが悪かった。ばかだねあたしって。〈中略〉それからくそマジ人間なんて言いふらしてごめん。嫌な奴だね。。」(キミー)

「あたしの親友をそんな風に言わないで。」(DJ)

 

パーティの一件から、キミーは学校でDJの悪口を言いふらし、DJは学校で孤立してしまいます。

 

絶交を考えるDJですが、ジョーイの言葉でキミーと向き合うことを決意。

 

勇気を出してキミーに、自分をどう思っているのかをたずねます。

 

そんなDJの態度に、意地を張っていたキミーも素直な気持ちを話し、無事に仲直りとなりました。

 

このシーンで印象的なのは、自分を卑下するキミーにDJがかける一言。

 

自分のことを悪く言うことって、わたし自身もよくやってしまいますが、友人や家族から見ればそれは悲しいことなんですよね。

 

自分の大事な人が、その人自身を悪く言っているのを見ると、「そんなこと言わないでほしい」って本当に思います。

 

自分で自分を認められず、自分を責めてしまうときには、家族や友人、大好きなペットなどを思い出して、その人の気持ちになると、少し気分が和らぐかもしれませんね。

 

 

ココもポイント!プラスワン! 

「DJ、もしおじさんを許してなかったら、そのあとの楽しいことも経験できなかったわけだ。これからの楽しいこともね。この意味わかる?」(ジョーイ)

「キミーにチャンスを与えろってこと?」(DJ)

「そうさ。友情はまず相手を許すことから始まるんだ。」(ジョーイ)

 

キミーとの付き合いをやめると言うDJに、ジェシーとジョーイは考え直すように説得します。

 

一時の怒りで長年の友情を捨てたら後悔すると、二人はわかっているんですね。

 

ジェシーとジョーイも人生の中で、そうした苦い思い出が少なからずあるのかもしれません。

 

この部分から読み取れるこの回のテーマは「許す」でしょう。

 

怒りをひきずって相手を憎み続けたら、一緒に楽しめたはずの時間も、悲しい時間になってしまいます。

 

これはほんとに身につまされる話だな~。

 

ここでのジョーイの話を聞いて、ジェシーが感激していますが、大人には特に刺さる話だと思いますね。

 

関係の近い相手ほど気持ちを切り替えるのが難しく、「許す」という気持ちに踏み出すことができなくなってしまいます。

 

でも「許す」と決めることで、相手に対する自分の態度もその後の時間も変えることができます。

 

時間がかかってしまってもいい、誰かに対してモヤモヤとした気分を抱えていたら、相手を「許す」と決めてみてはどうでしょうか。

 

 

今回サイドストーリーとして、ダニーの新しい仕事が始まります。

 

そう、みなさんお待ちかねの「おはようサンフランシスコ」です!

 

そしてこの回からレベッカ・ドナルドソン、つまりベッキーが登場します。

 

初登場からかわいかったですね~!ほんとベッキー大好きです。

 

ジェシーとベッキーの出会いはほんとにさりげなくて、いつものようにすんなり口説けないことで、ジェシーはベッキーを強く意識するようになります。

 

 結果をわかってみていてもなんかドキドキしますね~!

 

ぶんちん

 

【深読みフルハウス】シーズン2 第1話「ジェシーの断髪式」

あらすじ

最近美容院ごっこに凝っているステフ。

 

ジェシーとジョーイをお客さん役に楽しんでいます。

 

しかしステフがカットの真似で、本物のハサミを使ったことから、ジェシーの髪の毛にアクシデントが!!

 

ふいにジェシーに訪れた大きな変化。

 

ジェシーが自分と向き合うお話からシーズン2がスタートです。

 

 


The Beatles - Help!

 みんなに助けられつつ生活するジェシーの暮らしのBGM🎵

 

 

使ってみようフルハウスEnglish!

Observe this.

よーく見てろ。 (ジェシー)

奇跡を起こす前にこうして注意を促そう!

 

 

独断チョイス!名シーン!名ゼリフ!  

 自分自身が情けなくて、わがままを言った。お前を責めてたんじゃねぇんだ。悪かったな。」(ジェシー)

「じゃあわたしのこと怒ってないのね。」(ステフ)

「当たり前だよ。あんなもんはちっぽけなミスだ。誰でもミスはするさ。」(ジェシー) 

 

ステフのミスで髪の毛を切られてしまい、あわてて美容院に出かけるジェシー。

 

帰り道にバイク事故を起こし、両腕を骨折して帰宅します。

 

さすがのジェシーも両腕骨折では家族の助けを借りるしかありません

 

24時間トイレもお風呂も家族の手を借り、ギターも弾けない生活にフラストレーションがたまり、イライラを態度に出しまくるジェシー

 

そんな姿を見て、「自分が髪を切ったから・・・」とステフは自分を責め、ジェシーにはすっかり嫌われたと思い込みます。

 

ダニーからなんとかしろと言われたジェシーは、事故以来初めてステフとゆっくり話をします。

 

自分をおびえた目で見るステフを見て、初めて問題を直視したジェシーは、自分の態度の理由を話し、謝罪しました。

 

自分の態度に問題があれば、子供相手でもしっかりと謝る。

 

これはできそうでできない話なのではないかと思います。

 

相手は子供だし、家族だし、ちょっと適当ににごしてもいいやって思っちゃいますよね。

 

でもそうやってごまかすと、今後の関係がどんどん悪くなっていってしまう。

 

こういったシーンを見ると、大人がミスを認めて謝ることって、家族の中でとても重要なことだと感じます。

 

また、ジェシーは「誰だってミスはするもの」と、ステフのミスで起きたヘアカットと、自分のミスで起きたバイク事故を例に説明します。

 

「ミスしてもいい」ということを、ミスしたときに言ってあげられるってすごく大事ですね。

 

 

ココもポイント!プラスワン! 

 「ミシェル、おじさん考えたんだ。何か事が起こるときってのは、必ずそれなりの理由があるもんなんだよな。つまり、今度のことはそろそろ生き方を変えろってことかもしれねぇんだ。〈中略〉これからは積極的に変わるぞ!一人前の大人として行動する。」(ジェシー)

 

ミシェルとおいたんの語らいタイム。

 

まだ話をよく理解できないミシェル相手にだからこそ出せる、ジェシーの本音が語られます。

 

16歳からずっとロングヘアーだったジェシー。

 

みんなにとっては「ただ髪を切っただけ」ですが、ジェシーにとってはアクシデントがなければあり得ない事態だったわけです。

 

こうしてわかりやすい変化が起こったことで、自分の人生を変えるタイミングが来たのではないかと、この出来事に意味を見出すジェシーの姿からは、人生に起こることをどう生かすかは自分次第なんだということを感じます。

 

出来事は単なる出来事ですが、それをどう受け止めるかで、自分の人生を動かしていくことができるんですね。

  

 

今回からシーズン2の深読みに入ります。

 

子どもたちの成長や、家族の絆の深まりを感じるシーズンです。

 

3人のパパもそれぞれに、仕事や恋愛など、人生が動き始めます。

 

改めて深読みをすることでどんな発見があるか楽しみです。

 

ちなみにシーズン2から、オープニングの前に短い「ミシェル劇場」が付き始めます

 

週に一度、教育テレビ(現在のEテレ)で番組を観ていたとき、このミシェル劇場が始まると、「フルハウスの時間だ~!」とワクワクしたのを思い出します。

 

ではシーズン2の深読みをどうぞお楽しみに!

 

ぶんちん

 

【深読みフルハウス】シーズン1の振り返り&お気に入りエピソード

はじめに

フルハウスの各エピソードについて、好き勝手書いていくシリーズ【深読みフルハウス】

 

のろのろ更新でしたが、シーズン1の全エピソードを深読みしてきました。

 

今回は区切りとして、番外編をお届けしたいと思います🐷💡

 

  

深読みしての感想

「自分の好きなことを発信することが仕事になる」と、いろいろな場面で耳にすることが多くなりました。

 

私の場合、自分の好きなことでパッと思いついたのが、コージーミステリフルハウスでした。

 

フルハウスは子供のころから、各エピソードのテーマや登場人物の気持ちを、自分に引き寄せて観ていたこともあり、今回自分の好きなように解説できて、とても楽しかったです✨✨

 

一つ一つのストーリーを改めて見ていくと、子供のころとは違う視点に立っていたり、面白いと感じるストーリーが違ったり

 

自分自身の変化も大いに感じることができました。

 

今回深読みをしていくことで、一つ一つのエピソードやセリフが、改めて自分の中に深く刻まれ、ますます大事な作品になったなと思います💗

 

 

ぶんちんのお気に入りエピソードTOP7✨✨

全22話中、特にお気に入りのエピソードを紹介します💡

 TOP5の予定でしたが、絞り切れずwww

 

第7位 「タナー家 本日休業」

www.buntin-cozylife.com

病気とはいえ、家にみんなでいるという、独特の「お休み感」が好きです💗

 

第6位 「パパたちのおそうじ大作戦」

www.buntin-cozylife.com

おそうじだけでもこんなに楽しいなんて!この家に住みたい!!

 

第5位 「姉さんはつらいヨ!」

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「姉さん」という立場で見ると、いろいろ共感する話です✨

 

第4位 「ジョーイの笑って許して」

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ジョーイには本当に「自信もって!」と言いたくなります。

 

第3位 「七面鳥とパイの悲劇」

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それぞれの思いを秘めた感謝祭。涙なしには見られないお話です。

 

第2位 「ふくれっ面のD.J.」

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空回りするD.J.の疎外感に、何度見ても共感してしまいます。

 

第1位 「ごちゃまぜ一家誕生」

www.buntin-cozylife.com

なんと言ってもこのエピソード!「みんな家族」!! 

 

意外とおすすめ!DVDでの鑑賞

今回はたまたま手元にDVDがあったので、全話DVDで視聴して深読みしました。

 

今は動画なんですよね。。。なんていい時代。。。。

 

DVDでの視聴では、なんといっても映像特典音声特典があるのが魅力✨✨

 

◇シーズン1の映像特典

・第1話未公開パイロット版(ダニー役の俳優さんが別の方!!)

・エピソード・トリビア「七面鳥とパイの悲劇」

 

◇シーズン1の音声特典

・製作総指揮ジェフ・フランクリンによる音声解説(第1話と第21話)

 

わたしは製作秘話が大好きなので、こういう特典はあれば必ずチェックします。

 

フルハウス好き、制作秘話好きなら、ぜひDVDで観てみてください🎵

 

シーズン2以降は購入していないのですが、やはり購入したいなぁ。。。

 

 

 おわりに

シーズン1の深読みを振り返って、一つ一つの記事の更新がとても楽しかったなと改めて思いました。

 

本当に個人的な思いだけで書いているつたない記事を、これまで読んでくださった方、本当にありがとうございます🐷✨✨

 

シーズン2についても、少しずつではありますが、深読みしていきたいなと考えています💡

 

これからも楽しんでいただけたらうれしいです✨✨

 

それではまた~🎵

 

ぶんちん

 

【深読みフルハウス】シーズン1 第22話「D.J.のずる休み」

あらすじ

ダニーが出張に出かけることになり、ジェシーとジョーイが留守を託されます。

 

DJは大好きなシンガーのサイン会に行くために、出がけのダニーに学校を休ませてほしいと頼みますが、あえなく撃沈。

 

ジョーイとジェシーを攻略し、なんとかサイン会に行こうと作戦を考えます。

 

さてさて、DJの作戦は成功するのでしょうか?

 


Stacey Q - Don't Make A Fool Of Yourself (1988)

DJが部屋でノリノリで歌っている曲🎵

 

 

使ってみようフルハウスEnglish!

No speeding.

気をつけてね。 (ジョーイ)

遅刻しそうで焦っている人に言ってあげよう✨

 

 

独断チョイス!名シーン!名ゼリフ!  

「お前の利己主義だ。お前は自分のことしか考えなかった。ほしいものを手に入れるためには、どんなことも平気でやる。ウソをつくことも。人を傷つけることもだ。」(ダニー)

「そんなつもりじゃなかった。人を傷つけるつもりなんかなかったよ。」(DJ)

「パパもそう思う。お前は心の優しい子だからね。」(ダニー)

 

ジェシーから学校をサボる裏ワザを聞き出し、ジョーイを見事にだまして、サイン会に行くことに成功したDJ。

 

しかし会場でジョーイに会ってしまい、ウソがばれてしまいます。

 

出張から帰ったダニーは事実を知ると、DJの部屋でじっくりと話をします。

 

フルハウスの真骨頂、「パパのお説教タイム」です。

 

このお説教のポイントは「利己主義」でしょう。

 

子供に使う言葉としては、かなり固いというか、強めの言葉ですよね。

 

セリフにもあるとおり、ダニーはDJを悪い人間だと思っているわけではありません

 

けれどDJに、自分がとった行動がどういったものなのかを、客観的にとらえさせることが必要でした。

 

そのためにあえてはっきりと伝わる表現を使ったのだと思います。

 

DJは父の言葉を受け、自分のとった行動が他人の目にどう映るものなのかを自覚

 

だからこそ、素直に謝ることができたのでしょう。

 

ただこのお説教は、親子の間に信頼関係が築けていないと、効果がないばかりか、子供を傷つけてしまうという難しいものだと思います。

 

このお説教から、二人の信頼関係が見て取れますね。

 

 

ココもポイント!プラスワン! 

「子どもたちに何があったか親として知る権利はあるだろ?失敗してもいいよ!せめて正直に話してもらいたいんだ!」(ダニー)

〈中略〉 

「子育ての資格がないって思われたくなかったんだ。」(ジョーイ)

「心配でもう家を空けられねぇなんてことになったら、辛いもんがあるしさ。」(ジェシー) 

 

この回で、まんまとDJに出し抜かれてしまうジョーイとジェシー。

 

ダニーの留守中に起きたトラブルということもあり、隠ぺいを図ります。

 

しかし結局明るみに。

 

ダニーの側からすれば、信頼したいからこそごまかさないでほしい

 

ジェシーとジョーイからすれば、信頼されたいからこそミスは隠したい

 

関係が近いからこそのジレンマですね。

 

ただ、自分の留守中に何か起こっても教えてもらえないとなると、それこそジェシーの危惧する通りに、任せられないということになってしまいます。

 

自分たちのミスを認め、きちんと報告することは、一緒に子育てや仕事をしていくうえで、大切なことなんだと気づかされますね。

 

 

明らかに悪いことをした上での「パパのお説教タイム」は、この回が初めてになると思います。

 

「利己主義」という言葉を、この回を見て初めて知りました。

 

これまでの人生で、ダニーにお説教されそうなことはたくさんあったな~。

 

自分の中にも、この回のDJやジェシーやジョーイがいるなぁと感じます。

 

だから、「まあまあ大目に見てあげてよ。」とか思ってしまいましたw

 

あと一つ、今回最も傷ついていたステフのケアを誰かしてあげてほしい。。。

 

ぶんちん

 

【深読みフルハウス】シーズン1 第21話「我が家のプレスリー!」

あらすじ

最近、ジェシーが大きな荷物を持ってこっそり出かけていることを、気にかける家族。

 

ジェシーが音楽活動の資金のために、モノマネのショーに出演していることが判明します。

 

家族はみんなでショーを見に出かけ、ジェシーを応援します。

 

しかしジェシーには気がかりなことがあるようで。。。

 

 


Elvis Presley - Suspicious Minds (Live 1973)

 ジェシーがショーのラストで披露したプレスリーナンバー♪

 

 

使ってみようフルハウスEnglish!

Don't go away.

そこで待ってて。 (ジョーイ)

忘れ物を取りに戻るときに使ってみよう!

 

 

独断チョイス!名シーン!名ゼリフ!  

「ちょいと迷ってんだ。プレスリーの仕事やるべきかどうかってさ。自分の歌に力入れたほうがいいと思わねぇか?」(ジェシー)

「プレスリーをやるべきだ。テープ作んのにお金がいるんだろ?」(ダニー)

〈中略〉

「君の大好きなプレスリーが、思いっきり歌えるんだし、最高にノッてたろ?やるべきだと思うよ。愉しみでね。」(ジョーイ)

 

ショーで完成度の高いプレスリーのステージを見せたジェシー。

 

継続してモノマネの仕事の打診を受けますが、どうすべきか決めきれずに、人生の先輩であるダニーとジョーイに相談します。

 

「お金のために」という現実的なダニーの意見と、「愉しみで」というジョーイの意見。

 

両方の意見に後押しされ、ジェシーは夢の実現の一つのステップとして、仕事を続けることを決めるのでした。

 

ジェシーの迷いは、夢や目標を持って歩んでいく中で、誰もがぶつかる悩みのように思います。

 

夢の実現に直結するものに集中すべきなのではないか、でもお金のための仕事も大事だし。。。

 

これについては自分の中で、きちんと答えを出して行動を決めていったほうがいいと思います。

 

どっちを選ぶにしろ、自分で自分を納得させないまま歩むことは、モヤモヤを常に抱えていくことになるからです。

 

それでは、夢に向かっていても楽しめない。

 

ジェシーのように信頼できる人に相談してもいいですし、本を読んだりして幅広い意見に触れてもいいと思います。

 

最後には自分で決めること。

 

ジェシーの晴れやかな顔を見て、改めてそう思いました。

 

 

ココもポイント!プラスワン! 

「ああ。いいコンビだよ、俺たち。」(ジョーイ)

「だから友達でいられたんだな。19年4か月と3日。僕のほうはちょっと固すぎるし。」(ダニー)

「俺はズッコケだしね。」(ジョーイ)

「つまり、2人で一人前ってわけだ。」(ダニー)

 

この回ではサイドストーリーとして、ダニーとジョーイの争いが描かれています。

 

きっかけはジョーイの臨時収入。

 

お金がなく家族に何も物をあげることができていなかったジョーイは、大金を使って家族みんなにプレゼントをします。

 

ダニーは「11年前の借金の返済をしようとしてくれる」と思っていたのですが、大ハズレ。

 

ジョーイのお金の使い方や普段の生活態度について、不満が爆発してしまいます。

 

なにかと細かいダニーに対して、ジョーイもイライラ。

 

しかし、最終的には互いの違いを認め合い、仲直りするのでした。

 

ジョーイはフルハウス全シーズンを通して、ダニーの頼れる女房役を務めます。

 

正反対だからこそ、意見も偏らず、結果的にバランスのいい二人。

 

ダニーは様々な女性と恋をし、かなり仲が深まる女性にも出会いますが、ジョーイ以上に息の合う相手はいないんじゃないかなと思いますw

 

友人、兄弟姉妹、恋人、夫婦、親子。

 

いろいろな人間関係の中で、相手との違いを感じることは多いです。

 

でも違うってことはマイナスではない

 

お互いの受け止め方次第で、プラスにしていけるものなんだと思います。

 

 

今回のお話、子供のころはあまり好きな話ではありませんでした。

 

なんというか、ちょっと良さがわからなかった。

 

でも大人になってから観ると、夢に向かうジェシーの葛藤もよくわかりますし、タイプの違いを受け入れていく大切さもわかります。

 

大人になったからこそわかる味わいがありますね~。

 

ぶんちん

 

【おすすめ海外番組】タイニーハウス~大きなアメリカの極端に小さな家~(BS日テレ)

こんにちは。ぶんちんです。

 

今回は初めて海外のテレビ番組を紹介します📺✨

 

第1弾はこちらの番組!

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「Tiny House Nation」です💡

 

邦訳版の番組名は「タイニーハウス~大きなアメリカの極端に小さな家~」

 

BS日テレにて、不定期ですが、放送されています。

 

タイニーハウスとは?

「タイニーハウス」とはその名の通り、小さい家です🏠

 

小屋やトレーラーハウスをイメージしてもらうと、わかりやすいと思います。

 

低コストで建設でき、狭い空間ながら、必要最低限の設備を備えています。

 

移動が可能なタイプも多く、シンプルで自由な暮らし方を求める人々に注目されているようです。

 

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※写真はイメージです

 

出演者

メインで出演しているのはこちらのお二人!

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左が俳優のジョン・ウェイスバース、右が大工のザック・ギフィンです。

 

番組の進行はジョンが担当し、依頼者の家財道具のお片付けや建築現場側とのすり合わせを担います。

 

ザックはもちろん建設担当。タイニーハウスのレイアウトや家具製作、現場の中心としてとにかく建設を進めていきます。

 

 

番組の流れ

おおまかな流れは以下の通り💡

1、依頼者の希望を聞く

2、依頼者の荷物のお片付け

3、建設の進捗を確認 

※進捗は他のコーナーの間にも登場

4、依頼者に引っ越し後の暮らしをイメージしてもらう

5、新たな要望とのすり合わせ

6、アメリカ国内の素敵なタイニーハウスの紹介

7、タイニーハウスの仕上げ

8、依頼者にお披露目

9、引っ越し後の暮らし

 

番組には、毎回大きな家からタイニーハウスに住み替えを考えている依頼者が登場。

 

もちろん家族構成も様々です。

 

タイニーハウスに住み替える理由も、「住居にかけるコストを抑えたい」「働き方に合わせた住まい方をしたい」など、依頼者によっていろいろで、とても興味深いところです。

 

番組はまずこの依頼者が、タイニーハウスでどんな暮らしをしたいのかを聞くところからスタートします。 

 

その要望を限られた空間でかなえるべく、試行錯誤する建設現場。

 

一方で依頼者は、タイニーハウスには多すぎる持ち物を断捨離するという、辛い作業に取りかかります。

 

その過程で新たな要望が発覚すれば、ジョンがそれを現場のザックに伝えます。

 

最後に、完成したタイニーハウスをお披露目し、数ヶ月後に住み心地を聞くというところまで放送します。

 

おすすめポイント

ザックの工夫の数々

依頼者は「これだけはどうしても叶えたい!」と、毎回無理めの要求をしてきます。

 

それをなんとか叶えるのが、現場のザック💡

 

アイディア満載のオリジナル家具を手作りするなど、狭い空間を余すところなく利用していきます。

 

どんなアイディアで解決していくのかは、番組最大の見どころです✨✨

 

もめる断捨離

タイニーハウスは依頼者がそれまで住んでいた家の10分の1ほどの狭さになることが多く、当然持ち物を大幅に断捨離しなくてはいけません。

 

依頼者それぞれに持ち物にはこだわりもあり、ここで結構もめています。

 

笑顔でごり押しするサポート役のジョンと、依頼者の駆け引きをお楽しみに!!

 

さっさとカスタマイズ 

番組の最後には、タイニーハウスに暮らして数ヶ月経った依頼者の暮らしぶりが紹介されます。

 

驚きなのは、依頼者たちがさっさとカスタマイズしてしまっているところ。

 

服を収納する場所を増やして、結局物でいっぱいになってしまっていたりします。

 

わたしだったら、建設してくれた人や番組に遠慮して、数ヶ月はカスタマイズは我慢してしまいそうですが、そこをサクッとやってしまうというのがおもしろい!

 

まあそもそも依頼者の家ですからね。

 

どんなふうにカスタマイズしてくるかも、見どころの1つと言えます✨

 

 

日本はタイニーハウス向き???

この番組を見ていて思うのは、タイニーハウスって日本向きなのではないかということ。

 

アメリカでは「狭い!」と言われてしまう広さも、日本だったら普通にアパートでこのぐらいの広さのものがあるよなぁと思います。

 

一つの部屋を多用途で使うというのも、「布団をたたんでリビングにする」という、日本で古くからあるスタイルです。

 

同様に、「椅子や階段が収納になっている」なども、日本ではそこまで目新しいアイディアではありません。

 

こうしたことからも、日本ではタイニーハウス文化は根づきやすいのではないかと思います。

 

狭い土地いっぱいに大きな家を建てるのもいいですが、同じ土地でもタイニーハウスを建てて庭づくりを楽しむという方法もあるのかなと、番組を見て考えました。

 

日本人の暮らし方なら、それが容易にできると思います。

 

シンプルで自由な暮らしを求める日本人の皆さん!

 

ぜひこの番組を見て、暮らし方について考えてみてはいかがでしょうか。

 

◇Netflixにて第2シリーズまで配信中!!(2019年10月現在)

 こちらの記事で紹介してます↓

www.buntin-cozylife.com

 

 

おわりに

幼いころから海外の番組が好きで、インターネットも動画配信も普及していないころから、新聞で探して観ていました。

 

今は本当にたくさんの海外の番組を観ることができるようになり、幸せな時代になったなぁと感じています💗

 

今後も海外の番組がより多く翻訳され、日本で視聴できるようになればいいですね🍀✨✨

 

その後押しになるかはわかりませんが、今後もこんな感じで、番組の紹介を続けていけたらと考えています。💡

 

ぶんちん

 
www.fyi.tv

 

 

【深読みフルハウス】シーズン1 第20話「ジェシー・カムバック!(後編)」

あらすじ

ジェシーの突然の家出に驚きを隠せないダニーとジョーイ。

 

子供たちにはとっさに「おじさんはちょっと旅行に出た」と嘘をついてしまいます。

 

一方、家出をしたジェシーは、ガールフレンドや昔からの仲間たちと共にスキー旅行へ。

 

元の気ままでワイルドな生活に戻ることを仲間に宣言していました。

 

ジェシーの不在が実は家出だと知ったDJ。

 

妹たちを巻き込み、ジェシー・カムバック作戦を実行に移しますが、果たして。。。

 

ジェシーがどのような決断を下すかが気になる後編。

 

スキー支度をするジェシーの長回しのシーンもあり、見逃せません!!

 


The Supremes - Baby Love

 ジェシーがミシェルとの日々を思い返すシーンで流れる曲♪

 

 

使ってみようフルハウスEnglish!

God, I'm tired.

あぁ!くたびれた! (ジェシー)

疲れた時は、こう言ってちょっと休もう。

 

 

独断チョイス!名シーン!名ゼリフ!  

 「でも、この家に来るまでは、あの子たちは単にお前の姪だった。年に4回、誕生日とクリスマスに寄るだけだった。でも、今はそうじゃないだろ?あの子たちにとってどれほどお前が大事かわかるか?」(ダニー)

「いつも君は、あの子たちが求めるとき、そばにいてやってるだろ?」(ジョーイ)

〈中略〉

「今までは気づかなかったけど、心の中にあった穴みたいのが、ここに、来たことで、埋められたってのかな。そんな気がするんだ。」(ジェシー)

 

ジェシーがタナ―家を出ていくつもりでいることを知った、D.J.とステフ。

 

ジェシーが滞在しているコテージに、「ミシェルが病気」というウソの伝言を残します。

 

まんまと子供たちの作戦に引っかかり、慌てて帰宅するジェシー。

 

ミシェルが無事だとわかると、再び出ていこうとします。

 

ダニーとジョーイは、ジェシー自身が認めたがらなかった、ジェシーの変化について話し、タナ―家に残ってほしいという思いを伝えるのでした。

 

この回でのダニーとジョーイの着眼点がとてもいいなと思います。

 

ジェシーと3人娘の関係性の変化について触れている点です。

 

「たまに来るおじさんと姪」から「家族」に。

 

姪っ子たちに愛されていることを実感したジェシーは、自分の中に芽生えた思いに素直に向き合い、タナ―家に戻ることを決めたのでした。

 

一度「家族」になった姪っ子たちと、また「たまに来るおじさんと姪」に戻るなんて嫌だと、ジェシー自身が実感したのだと思います。

 

ジェシーは気ままな暮らしを楽しんできた反面、自分の居場所としての「家」を求めていたのかなと、ジェシーのセリフを通して感じました。

 

タナ―家を少しの間だけ助けるつもりで来たジェシーですが、いつの間にか、タナ―家に救われていたようです。

 

今回ジェシーが葛藤を乗り越えたことで、家族としての結びつきがさらに強まったタナ―家。

 

この回を通して、家族って徐々に「なっていく」ものなのかな、と改めて考えさせられました。

 

 

ココもポイント!プラスワン! 

「DJ、パパもジェシーにはいてもらいたいさ。」(ダニー)

「どうして連れ戻さないの?」(DJ)

「ジェシーは大人だよ?無理矢理抑えて家に引きずり戻すなんてことができると思うか?今、ジェシーは何かで悩んでるんだ。いずれ、それが解決すれば、戻ってくる。いいね?」(ダニー) 

 

DJはさすがお姉さんということで、鋭い観察眼で、ジェシーの家出を見抜いてしまいます。

 

新たな家族としてスタートを切り、その形がやっと出来上がってきた中、再びその家族が壊れてしまうことを恐れるDJ。

 

ダニーはそんなDJにも冷静に、どうして静観しているのかを説明しています。

 

このセリフを聴くと、ダニーってほんと偉いなと思います。

 

どう考えてもジェシーの家出で一番困るのはダニーなのに、大人としてジェシーの気持ちを尊重することは忘れない

 

この話を初めて見たのは子供のころでしたが、わたしも「連れ戻さないと!」と思って見ていて、このダニーのセリフにハッとさせられた記憶があります。

 

ダニーの中では、年若いジェシーに、「それまでの生活を捨てて、子育てを手伝ってもらっている」ということを、心苦しく思っていた面もあったのかもしれません。

 

でも、、、わたしも30を超えましたけれども、ダニーと同じ立場に立ったら、冷静になれるかどうかは自信がありませんw

 

 

今回のお話の中では、本筋以外のところでおもしろい部分が2つあります。

 

まずはダニーが披露する「カエルがトカゲに恋をした」という歌。

 

ジェシーがいない寂しさを一瞬忘れさせてくれるダニーの演奏に注目です。

 

2つ目は、ジェシーが帰宅する直前のシーン。

 

ダニーとジョーイがリビングのバスケットゴールで、「かっこよくゴールを決める」という遊びをしているんですね。

 

30代の男性二人が、家で仲良く遊んでいるというそのシチュエーションが微笑ましい。

 

仲の良さがにじみ出ているシーンです。

 

こうしたちょっとした部分でもクスっと笑わせてくれるのがうれしいですね。

 

ラストには、「ジェシーがミシェルだけに本音を語るシーン」が初めて登場します。

 

二人の雰囲気がいいんですよね~。ラストまで必見です。

 

 

ぶんちん

 

【深読みフルハウス】シーズン1 第19話「ジェシー・カムバック!(前編)」

あらすじ

ジェシーを除くメンバーで、アニメランド(=ディズニーランド)への旅行に出かけるタナ―家。

 

久しぶりに誰もいない家で、ガールフレンドと二人だけで過ごせると、ジェシーは張り切ります。

 

しかし、濃霧のため飛行機が欠航。

 

みんなが帰ってきてしまい、ジェシーのロマンティックナイトは台無しになってしまいます。

 

自由のない暮らしを実感し、強い危機感を抱いたジェシーは。。。。

 


The Miracles - Love Machine

ジェシーがディナーの支度をしながら口ずさんでいた曲♪

 

 

使ってみようフルハウスEnglish!

I'll call soon.

いずれ電話します。 (ジェシー)

とりあえずこう言って逃げよう。

 

 

独断チョイス!名シーン!名ゼリフ!  

 「お前次第なんだよ。思いっきり悔しがるのもいいし、ちょっとの間落ち込むのも仕方ない。でも、すぐ立ち直って次の楽しさを見つけるんだ。お前ならそれができるはずだぞ?笑うのが大好きなんだもん。ね?」(ダニー)

「うん、大好き。」(ステフ) 

 

楽しみにしていたアニメランド(=ディズニーランド)に行けなくなり、激しく機嫌が悪くなってしまったステフ。

 

ダニーはみんなと協力して、ステフに機嫌をなおしてもらおうとがんばりますが、失敗に終わります。

 

そこで、少し時間をおいて、冷静に話すことにしたのでした。

 

ダニーはこの回で、ずっと機嫌の悪いステフに対して、決して声を荒げません

 

ステフのがっかりした気持ちや、やり場のない怒りを抑え込ませたりはせず、その感情を認めた上での気持ちの切り替え方をアドバイスしています。

 

高圧的に怒られて、その場の感情を抑え込まれたら、ただの嫌な思い出になってしまうところでしたが、ステフは今回の不運も、これからに活かすことができるでしょう。

 

それにしても、「こう考えなさい」ではなく、「お前ならできる」という言い方はすごくいいですよね。

 

こう言われたら、信頼されたと思えますし、本当にできるような気がしてきます

 

素直にアドバイスを受け入れて、次に向かおうと思えますよね。

 

 

ココもポイント!プラスワン! 

「ジョーイ。たまに考えることねぇか?「俺は何をしてんだ。」って。今まで俺は、一匹狼で、自由気ままで、がけっぷちの生活をしてたのが、今はどうだ?まるっきりマイホームパパだ。」(ジェシー)

(中略)

「人生はこんなもんじゃねぇ。まだやることがあるって気がするんだ。もっともっといろんな物を見たり、いろんなことを経験したり。でもここにいたら、足を引っ張られるっていうのかな。自分でもよくわかんねぇけど、なんとなく焦ってんだよな。」(ジェシー) 

 

家族中心となってしまった自身の現在の生活を振り返り、焦りを感じるジェシー。

 

この時24歳です。

 

ダニーや姪っ子たちの力になりたいという気持ちはあっても、自分の将来への期待もまだまだあります。

 

このジェシーのセリフは本当にリアル。

 

わたしは24歳のころに、実家で暮らしながら市役所でアルバイトをしていました。

 

落ち着いた生活ではありましたが、自分の可能性を信じたい気持ちが強く、いつもモヤモヤしていたように思います。

 

「何かもっとすごいことができるのではないか」と思いながら、「でも地に足の着いた生活をしなくちゃ」という気持ちもある。

 

家族と住んでいれば、「家族にもちゃんと貢献しなくちゃ」とも思いますし、一人でどんどん板挟みになっちゃうんですよね。

 

この時のジェシーもそんな感じがあるように思います。

 

このまま今の生活に染まって、自分がなくなっていって、気が付いたらおじいさんになっているんじゃないかという焦り。

 

大人になってみると、すごく共感できますね。

 

タナ―家は平均年齢が低いですし、わりと自由度高めのように思えますが、そんなことはなかったようです。

 

ジェシーはこの思いを、同じ立場のジョーイに相談しますが、ジョーイは全く違う感覚でいたため、ますます一人で閉塞感を抱えることになってしまったのでした。

 

 

今回のお話はシリーズ初の前後編になっています。

 

ジェシーはどのような決断をするのか、家族はどう受け止めるのか。

 

後編もお楽しみに!

 

ちなみに今回ジェシーが見る悪夢の中で、ミシェル役のオルセン姉妹が、初めて二人同時に出演するという演出があります。

 

ジェシーにとっては悪夢ですが、コミカルでかわいらしいシーンです。

 

ぶんちん