Buntin's Cozy Mystery Library

コージーミステリが楽しめて、気軽に立ち寄れる図書館のようなブログにしたいです♪

【ジェシカ・ベック】ドーナツ事件簿シリーズの順番・おすすめポイント!【コージーミステリ図鑑〈2〉】

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出典:pixabay.com

 

今日のおやつはなんにしますか?

 

コーヒーやお茶のお供に、クッキーやパウンドケーキ、スコーンやパイなどいろいろと思い浮かびますよね?

 

迷っているならドーナツはいかがでしょうか!

 

カラフルなアイシングがかかったもの、ふわふわのもの、しっとりなもの。。。

 

そんなドーナツを片手にぜひ読んでいただきたいのが、今回ご紹介する作品です。

 

読めばきっとドーナツを買いに走りたくなりますよ!

 

午前二時のグレーズドーナツ―ドーナツ事件簿〈1〉 (コージーブックス)

 

基本情報

・シリーズ名

 ドーナツ事件簿シリーズ

・著者   

 ジェシカ・ベック

・訳者   

 山本やよい

・出版社  

 原書房(コージーブックス)

 ・ぶんちん的カテゴリー

 米国ミステリ

 シングル女子ミステリ

 経営者系ミステリ

 スイーツミステリ

 

ドーナツショップを経営する30代女性が主人公のスイーツミステリだよ! 

 

 

翻訳済みタイトル(2020年5月現在)

・午前二時のグレーズドーナツ

・動かぬ証拠はレモンクリーム

・雪のドーナツと時計台の謎

・エクレアと死を呼ぶ噂話

・誘拐されたドーナツレシピ 

 

 

ドーナツの要素が盛り込まれた邦訳タイトルがかわいいシリーズ!

 

主人公

・主人公  

 スザンヌ・ハート

・年齢   

 33歳(推定・第一作当時)

・仕事   

 ドーナツショップ、

 〈ドーナツ・ハート〉のオーナー

・家族構成 

 母(実家で同居中)

・ペット  

 なし

・恋のお相手

 ジェイク・ビショップ

 (州警察捜査官)

 ・知り合いの警察関係者

 ジョージ・モリス(元警官)

 

経営者としてがんばりつつも母との関係に悩む等身大の主人公! 

 

 

舞台

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 ・国    

 アメリカ

・地域   

 エイプリル・スプリングズ

 (ノースカロライナ州の町)

www.gousa.jp

 

自然豊かな町のおおらかな雰囲気も魅力的だね!

 

 

ぶんちんのおすすめポイント

表紙がおいしそう

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数あるコージーミステリ作品の中でも、特にカバーイラストが魅力的です。

 

描かれているドーナツやエクレアがとにかくおいしそう。

 

スイーツミステリは多いですが、表紙を見てお腹がすくというのは他にないでしょう。

 

実際このシリーズとの出会いは地元の図書館ですが、手に取った途端にすぐに借りて帰ろうと思ったほど、素敵な表紙です。

 

ドーナツ作りの工程の描写

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主人公は生まれ育った町でドーナツショップを経営しています。

 

従業員は主人公の他にアシスタントが一人。

 

二人でドーナツ作り、販売、接客、その他もろもろすべてをこなさければなりません。

 

そんなわけでお店でドーナツを作る工程の細かい描写がたくさん登場。

 

使用する器具まで詳しく解説されているので、趣味でドーナツを作りたい人だけでなく、ドーナツショップを開きたい人にもぜひ手に取ってほしい一冊です。

 

巻末にはストーリーに出てくるドーナツや料理のレシピが掲載されています。

 

ドーナツで捜査!?

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主人公は本職の探偵というわけではないので、ただ聞き込みをしても誰も相手にしてはくれません。

 

そこで役立つのが売れ残りのドーナツたち。

 

差し入れを手に聞き込みに行くと、みんな警戒心を解いて情報を提供してくれます。

 

コージーミステリに不慣れな頃は、「そんなバカな?!」と思っていましたが、それは野暮というもの。

 

おいしいものを食べるときは、みんな口を開くのです。

 

親との同居

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海外のコージーミステリ作品では、親と同居している設定のものは多くありません。

 

同じ町に住んでいても家は別々という場合がほとんど。

 

「親子とはいえ互いに自立して暮らす」という文化があるのでしょう。

 

しかしこの作品では主人公は母親と同居しています。

 

俳優の夫との離婚後に実家に戻った、という経緯はあるのものの、なかなか珍しい設定です。

 

身の回りのことをやってくれる母親のありがたさを感じながらも、30歳を過ぎての親との同居を恥じ入るような描写も登場しています。

 

事件絡みで衝突し、干渉されていら立つような場面もあり、大人になってからの親との同居を経験している人にはうなずける部分も多いかもしれません。

 

とはいえ、この母娘はなかなかいい関係でもあるんだよね。

 

お互いのデートをサポートしあうなど、大人の女性の素敵な二人暮らしが感じられる場面もあります。

 

 

 おわりに

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今回ブログを書くにあたって、改めて作品を見直してみて、ドーナツが食べたくてたまらなくなりました。

 

作品を読む際には、ぜひお気に入りのドーナツとコーヒーを用意して!

 

この作品、原作は48作目まで出版されていますが、日本語訳されているのはまだわずか5冊です。

 

2014年に出版された5作目以降は、残念ながら続編が出ていません。

 

なんということでしょう!!

 

いまのところ続きを読むには、英語をマスターするしかなさそうですが、ぜひ続編の翻訳・出版をしてほしい!!!

 

そう切に願う作品の一つです。

 

ぶんちん

 

 

 

◇Audible(コージーミステリ作品の洋書を聴こう!)

 

今話題のオーディブル🎵

 

コージーミステリの作家名を英語で検索すると、洋書版のオーディオブックが!!

 

英語が苦手でも、 一度日本語で読んだ作品なら、英語で聴いても大体の流れはわかります✨

 

コージーミステリを英語で楽しみながら勉強にもなるよ🎵

 

ジェシカ・ベックさんの作品も、少なめですがもちろんあります!

 

www.audible.co.jp

 

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